(1)「日本維新の会」の「文書通信交通滞在費」について何度かブログ投稿している。
その中で、
「文書通信交通滞在費」を虚偽の理由で寄付するなどしていた議員のケースを指摘した。

政治資金問題から見える「維新の正体」その45(丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」の27カ月間約2017万円「ちょろまかし疑惑」)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51915930.html

政治資金問題から見える「維新の正体」その46(丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」支出における3つの問題点)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51915952.html


(2)この点で「日本維新の会」の所属議員の中で丸山穂高議員と同類の議員を発見した。
それは、今回の参議院通常選挙(21日投票)に立候補している
清水貴之参議院議員である。

同議員は、元朝日放送アナウンサーで、
2012年12月の第46回衆議院選挙に兵庫4区から立候補したが落選。
2013年3月、日本維新の会参議院兵庫県選挙区第1支部支部長に就任。
同年7月、第23回参議院選挙で初当選
(http://www.shimizu-takayuki.com/profile.html)。

以下、政治資金収支報告書が入手できている2017年に限定して説明しよう。

(3)まず、清水貴之参議院議員の「文書通信交通滞在費」の2017年分使途報告書
を確認しよう。

1月分
https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2017/01/201701_shimizutakayuki2.pdf

2月分 https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/bc75d745941f3369f0b5e7296c28033f1a2ccc6b.pdf

3月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/9bed44b8f112993cac468da7b904c4cba28f636b.pdf

4月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/9e45fb19991c22883ec7a142ac60f2fa8286cad8.pdf

5月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/13a53e41cee383a6ca60962f49d048bd48bb2410.pdf

6月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/29fc023cfd44b292f5705091d8bcc31511b1fa66.pdf

7月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/9ede232e8c1c034f7f63d4a3b1fa3f551d8c9682.pdf

8月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/59dbe3b65f501000c88a269343db052c43b5a359.pdf

9月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/428fb00781554f3bc88772837e5c0a58dc03d332.pdf

10月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/201710_shimizutakayuki.pdf

11月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/4f5c80795d58bfdce0dd159ce75ed24f6a8ab20d.pdf

12月分
https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/356d85cb7b1f213b313103a211196dc6e41ba10c.pdf

(4)以上を見ると、「政党支部繰入(寄付)」と「資金管理団体繰入(寄付)」
が記載されている。
これ自体が「文書通信交通滞在費」を政治資金である
と勝手に見なしている帰結であることは、すでに指摘した。

政治資金問題から見える「維新の正体」その64(「文書通信交通滞在費」についての詐欺師のような手口)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51924418.html


以下では、それとは別次元の問題を指摘する。

(5)上記の「繰入(寄付)」うち、
今回は「政党支部繰入(寄付)」に限定して取り上げる
(「資金管理団体繰入(寄付)」については次の投稿で取り上げる)。

まず、「文書通信交通滞在費」の「政党支部繰入(寄付)」分を転記しよう。

月   寄付額 主な内訳(国政活動スタッフ1名)
1月分 50万円    10万円
2月分 50万円    10万円
3月分 40万円    10万円
4月分 50万円    10万円
5月分 50万円    10万円
6月分 50万円    10万円
7月分 50万円    10万円
8月分 40万円    10万円
9月分 50万円    10万円
10月分 30万円    10万円
11月分 50万円    10万円
12月分 50万円    10万円

(6)以上によると、
\郷綉之議員が2017年に「文書通信交通滞在費」を政党支部に
寄付した総額は560万円である。

△修里Δ舛痢峭饑活動スタッフ1名」と明記されている分は、
「人件費」と思われるが、その総額は120万円である。

「文書通信交通滞在費」から「人件費」に支出することは、
明らかに目的の範囲外の支出で違法であるから
上記計120万円は違法な寄付支出である。

ぁ嵎現馗命交通滞在費」を政党支部に寄付した総額560万円から
「人件費」計120万円を差し引くと計440万円になるが、
この440万円が使途不明である。
このように差額分が使途不明になることは、すでに以下で指摘した問題である。

政治資金問題から見える「維新の正体」その65(「文書通信交通滞在費」の使途の透明化問題)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51924435.html

(7)上記使途報告書で公表されている領収書の記載を見ると、
清水貴之議員の「文書通信交通滞在費」の繰入され寄付を受けている政党支部とは、
「大阪維新の会兵庫県選挙区第1支部」と明示されている。

そこで、
入手した「大阪維新の会兵庫県選挙区第1支部」(代表・清水貴之)
の2017年分「政治資金収支報告書」を見ると、

\郷綉之議員からの寄付計560万円は間違いなく記載されていた。

しかし、
◆嵜遊鑒顱彁拿个老廝沓庫0872円しか記載されてはいない。
前述したように
「文書通信交通滞在費」から政党支部に繰入寄付された
「国政活動スタッフ1名」の「人件費」総額は120万円だったから、
差額の41万9128円は虚偽の理由で政党支部に寄付されたことになる。

もっと驚くべきことがある。

「大阪維新の会兵庫県選挙区第1支部」(代表・清水貴之)
の2017年分「政党交付金使途報告書」(http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SK20180921/TK/062820500054.pdf)
を見ると(ブラウザについては、Internet Explorerをご利用する必要がある)、
「人件費」は計78万0872円と記載されている。
政党支部の「政治資金収支報告書」には、政党交付金を含めた政治資金の収支が
記載されているのだが、
前述したように「政治資金収支報告書」に記載された「人件費」は
計78万0872円だったので、
「政党交付金使途報告書」に記載された「人件費」も計78万0872円だった
ということは、
「人件費」は全額政党交付金(税金)だったことになる。

つまり、「文書通信交通滞在費」から政党支部に繰入寄付された
「国政活動スタッフ1名」の「人件費」総額120万円は、
1円も「国政活動スタッフ1名」の「人件費」に支出されていなかったのである。

120万円は明らかに嘘の理由による寄付だったことになる!

い気蕕砲發辰閥辰べきことがある。

「大阪維新の会兵庫県選挙区第1支部」(代表・清水貴之)
の2017年分「政治資金収支報告書」によると、
同年の支出総額は、520万3038円だったのだが、
同支部の前掲2017年分「政党交付金使途報告書」によると、
同年の支出総額は、414万5925円と記載されていた。
ということは、
「政党交付金」以外の政治資金からの支出額は
その差額の105万7113円しかなかったことになる。

となると、
清水貴之議員は「文書通信交通滞在費」から計560万円も
政党支部に寄付する必要はなかったことになり、
その差額454万2887円は、2018年に繰り越されたことになる。
この分も違法支出である。

(8)要するに、清水貴之議員は、「文書通信交通滞在費」から
違法な支出120万円の人件費を支出していただけではなく、
その120万円は「人件費」として支出されず、虚偽の理由だった上に
それを含む計560万円のうち(それを含む)454万2887円は、
支出されず、2018年に繰り越され、
違法に政治資金にされてしまったのである。

(つづく)