上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

憲法研究者の社会活動の一環として、ブログを開設してみました(2008年4月5日)。 とはいえ、憲法問題全てについて意見を書くわけではありません。 政治問題について書くときがあるかもしれません。 記録として残しておくために、このブログを使用するときがあるかもしれません。 各投稿記事の右下の「拍手」が多いようであれば、調子に乗って投稿するかもしれません。 コメントを書き込まれる方は、カテゴリー「このブログの読み方とコメントの書き込みへの注意」の投稿を読んだ上で、書き込んでください。 皆様のコメントに対する応答の書き込みは直ぐにできないかもしれませんので、予めご了解ください。 ツイッターを始めました(2010年9月3日)。 https://twitter.com/kamiwaki フェイスブックも始めました(2012年7月29日) http://www.facebook.com/hiroshi.kamiwaki.7 かみわき・ひろし

「新党改革」(舛添要一代表)借入金「税金返済」問題

「新党改革」(当時、舛添代表)の借入金違法返済問題でのIWJ会員向け動画配信の紹介

(1)先々月(2014年2月)末に、現在の都知事である舛添要一氏が代表を務めていた時代の「新党改革」が銀行からの借入金の返済に税金を投入し違法返済していた問題で、IWJのジャーナリスト・岩上安身さんのインタビューを受けました。
それが、前編・後編の2回に分けられて、今月(3月)8日(土)20時から、9日(日)17時30分から、それぞれインターネット配信されたことは、すでに紹介しました。

2月27日に収録された、政治資金オンブズマン・上脇博之氏へのインタビュー。舛添要一都知事の公金の不正使用疑惑についてうかがう

岩上安身による上脇博之氏インタビュー


(2)再配信も行われました。

3月16日(日)20時〜【再配信・Ch1】

3月17日(月)20時〜【再配信・Ch1】

(3)今後、このインタビュー動画は、IWJの会員向けに配信され続けるそうです。

会員の方、会員希望の方は、以下でご覧いただければ幸いです。

2014/02/27 舛添要一東京都知事、政党交付金で借金返済!? 〜2億5千万円の疑惑について、政治資金オンブズマン共同代表・上脇博之神戸学院大学教授が徹底検証!

「新党改革」(当時、舛添代表)の借入金違法返済問題でのIWJ岩上安身さんからのインタビュー動画配信

(1)「新党改革」(当時・舛添要一代表)と舛添氏の政治団体の「政治とカネ」問題について、それまでの投稿をごく簡単に整理・分類しておきました。

「新党改革」(当時・舛添要一代表)と舛添氏の政治団体の「政治とカネ」問題の論点整理

(2)そのうち、借入金2億5000万円の違法返済問題については、関係者が弁明し始める前の私のブログ投稿は、以下でした。

◆借入金2億5000万円の違法返済問題

「新党改革」(舛添要一代表)の借入金2億5000万円の違法返済問題

「新党改革」(舛添要一代表)の借入金2億5000万円の違法返済問題(その2)2010年の場合

「新党改革」(舛添要一代表)の借入金2億5000万円の返済方法における違法性(私見)

「新党改革」(舛添要一代表)の借入金2億5000万円は政党交付金交付前の立替えではない


◆舛添氏の政治団体の役割

「舛添要一後援会」(解散)はペーパー団体だった!?

「新党改革比例区第4区支部」(舛添要一・代表)の一つの重要な役割(迂回のためのトンネル団体)

「新党改革」(舛添要一・代表)のマネーロンダリングにおける「グローバルネットワーク研究会」(舛添・代表)の重要な役割


(3)借入金2億5000万円の違法返済問題については、関係者が弁明し始めてから、その弁明について検討した結果についての私のブログ投稿は、以下でした。

「新党改革」借入金問題の弁明について(1)荒井代表の「立法事務費」返済活用”自白”と舛添知事の責任転嫁

「新党改革」借入金問題の弁明について(2)「借入金が1億6344万円超残っていた」は本当か?

「新党改革」借入金問題の弁明について(3)政党交付金も考慮して(「借入残金1億6344万円超で1億5千万円返済」は嘘ではないか!?)

「新党改革」借入金問題の弁明について(4)2011年・12年「立法事務費約2520万円活用」は真実か?

「新党改革」借入金問題の弁明について(5)2011年の場合の税金での違法返済

「新党改革」借入金問題の弁明について(6)2012年は政党交付金でも直接返済し、赤字も補填していた!

「新党改革」借入金問題の弁明について(7)当時代表の舛添要一都知事は当時幹事長の荒井広幸代表に任せ違法返済を知らなかったのか?


(4)先月(2014年2月)末に、以上の問題で、IWJのジャーナリスト・岩上安身さんのインタビューを受けました。

それは、私が話ベタなので録画にしていただきました。

前半と後半に分かれて配信されています。

前半は、昨夜(3月8日(土)20時より)【Ch1】で配信されたそうです。

後半は、今夕(3月9日(日)17時30分より)【Ch1】配信予定だそうです。

>※2月27日に収録された、政治資金オンブズマン・上脇博之氏へのインタビュー。舛添要一都知事の公金の不正使用疑惑についてうかがう

岩上安身による上脇博之氏インタビュー 後半編

[配信日時] 2014年3月9日(日) 17:30〜
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

相変わらず話しベタなのですが、それでも岩上さんが巧くリードしていただいたので、どうにか聞いていただけるような内容でお話することができました。
ご覧いただければ幸いです。

なお、後半編を配信後は、記事とともに、会員様向けにアーカイブとして格納される予定とのことです。

「新党改革」借入金問題の弁明について(7)当時代表の舛添要一都知事は当時幹事長の荒井広幸代表に任せ違法返済を知らなかったのか?

はじめに

(1)舛添要一氏(現在の東京都知事)が代表をていた時代の「新党改革」の借入金2億5000万円の一部が実質的には税金で返済されたという問題については、当時幹事長の荒井広幸氏現在の現代表)が釈明をし、基本的に舛添知事はそれを否定せず、是認しています。

そこで、その釈明の問題点の第一として、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したとの”自白”を取り上げました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(1)荒井代表の「立法事務費」返済活用”自白”と舛添知事の責任転嫁

(2)次に、立法事務費を活用せず1億5000万円を返済した2010年において、借入金が1億6000万円超残っていたという荒井代表の弁明について、取り上げ、果たしてそれが真実なのか、検討しました。

その結果、どのように計算したとしても(私の計算にミスがなければ)、2010年、最初の1億円返済時に「借入金が1億6000万円超残っていた」という弁明が真実ではないのではないかと指摘しました。
また、荒井代表が否定した「立法事務費」が2010年も活用されていたのではないかとも指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(2)「借入金が1億6344万円超残っていた」は本当か?

この分析の結果の通りであれば、2億5000万円の借入金のうち、その残金で1億5000万円を返済したという荒井代表の弁明も真実ではないことになりそうです。

(3)また、この点は、最初の返済直前の「新党改革」の財政状況を知るために、政党交付金の収支も含めて検討してみました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(3)政党交付金も考慮して(「借入残金1億6344万円超で1億5千万円返済」は嘘ではないか!?)

(4)ところで、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したと”自白”しましたが、その活用した立法事務費の金額は、約2520万円ということでしたが、実際には、もっと少なかったのではないか、と指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(4)2011年・12年「立法事務費約2520万円活用」は真実か?

実際には、政党交付金を迂回・還流により借入返済に活用したことを隠すためだったのではないかとの疑念が生じます。

(5)2011年の政治資金も分析したところ、「新党改革」は、立法事務費だけではなく、政党交付金の迂回、還流による借入返済が行われていたのではないかと指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(5)2011年の場合の税金での違法返済

(6)2012年についても分析したところ、「新党改革」は、税金以外の収入では借入完済できないので、立法事務費だけではなく政党交付金も直接活用して借入返済に充て、それを隠蔽するために立法事務費だけではなく政党交付金を迂回・還流させて赤字を補填していたことを指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(6)2012年は政党交付金でも直接返済し、赤字も補填していた!

(7)以上の違法な借入返済問題については、前代表の舛添要一東京都知事は、当時幹事長だった荒井広幸代表に責任を押し付けていますが、果たして、当時、舛添代表は、本当に荒井幹事長に全てこの件を任せていあtのでしょうか?
これについて、少し検討してみましょう。

1.都知事の舛添要一前代表の弁明から透けて見えるもの

(1)都知事の舛添要一前代表の弁明については、すでにご紹介しましたが、重要なので、再度ご紹介しておきましょう。

まずは、今月12日の記者会見。
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2014/140212.htm
平成26年2月12日更新
                             舛添知事記者会見
                             平成26年2月12日(水曜)
                              13時40分〜14時30分

(略)

【記者】東京新聞の永山です。よろしくお願いいたします。今回の知事選というのは、猪瀬前知事がですね、お金の問題でやめられました。それで、選挙戦期間中はですね、有権者からお金にきれいな人に知事になっていただきたいというような声も一部聞かれました。その中でですね、知事に選挙期間中にですね、お金をめぐる報道がありました。2億5000万円を政党助成金で、銀行から借りられた2億5000万円ですね、政党助成金で返済されたのではないかというような報道でしたけれども、新党改革でですね、これに対してですね、ちょっとご説明をいただきたいのと、これは何のために借りられたのかということを、ぜひ教えていただきたいと思います。

【知事】まずですね、基本的なことは、全て法律にのっとって問題なく処理しますと、これに全て尽きます。その件については、既に今の新党改革代表の荒井広幸氏が記者会見を開き、今の金額についても、これは間違っている、これはどうだということを既に記者会見でおっしゃっていますんで、そのとおりですから、それをご覧ください。

次は、今月14日の舛添東京都知事の記者会見。
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2014/140214.htm
平成26年2月14日更新
                            舛添知事定例記者会見
                            平成26年2月14日(金曜)
                             15時00分〜15時55分

(略)

質疑応答

【記者】週刊金曜日の取材をしております永尾と申します。先日の12日の初会見でですね、知事の新党改革時代の問題が出ましてですね、2010年の2億5000万円を、銀行から借りたお金をですね、政党助成金や立法事務費などで支払ったのではないかという報道に対して、知事がですね、その件は新党改革代表の荒井広幸氏が記者会見を開き、今の金額についても、これは間違っている、これはどうだということを既に記者会見でおっしゃっていますので、そのとおりですから、それをごらんくださいというふうにお答えになられてですね、で、確認したいんですけれども、それ、私も見ましたけれども、その中で荒井代表がですね、立法事務費について、11年、12年については、活用したということを明言されていらっしゃるんですね。

【知事】はい。

【記者】その理由としてですね、法にあるとおり、調査、研究の推進に資するために立法事務費はあるのだから、早期にですね、借金を返済して、新党改革の立法体制をつくることが必要だというふうに判断したから立法事務費を使ったんだというふうなことをおっしゃってらっしゃって、で、確認したいのは、知事も同じご認識でいらっしゃるかということなんですけれども。

【知事】私はまず1つは、荒井代表の記者会見に同席しておりません。ただ事前に、今日はもう細かい数字は申し上げないんで、こういうところは、ご指摘のところでは間違ってますんで私が反論しますということをおっしゃったんで、そういうことは聞いてます。今の点については、少なくとも法的な側面で瑕疵があるとかいうようなことではないと思います。だから、それは1つの、荒井さんのご説明だと思いますけれども、私もそういう方向での理解でいいというふうに思っております。

【記者】借金をですね、立法事務費で返すということが、調査、研究に資するというふうに言えないんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。

【知事】それはだから、ちょっと私は同席してないということと、その文書をそばにいてないですから、そこもどこまで正確にお答えできるかわかりませんですけれども、おそらく私が代表で荒井さんが幹事長だった時代のことなんですが、おそらくですね、一刻も早くいろんな政党自身が借りてるお金をきちんと整理をして、早く体制をつくって、新党改革としてのきちんと、例えば議員立法できると、そういうことをやりたいということのご趣旨だと思いますので、その点は私は荒井先生の説明で特別に大きな問題はないというふうに思っております。

【記者】すいません、それって立法調査とあまり関係ないような気がするんですけど。

【知事】本来的にはですね、おっしゃることの意味はよくわかります。ですから、ただ、法的な側面で、基本的に法にのっとってということになると、それが大きな問題、特別ですよ、ほんとはそういうことをしないほうがいいんだろうと、私も思いますけれども、これは法的に違法行為であるということであれば大変な問題になりますけれども、それは幹事長として、党の財政をおやりになってた、今代表の荒井先生がそういうふうに、そういう方針でおやりになったということで、私はもう基本的にどういう方針でやるかというのは、幹事長の方向にお任せしておりましたんで、ただ、もう全部をそれでというのかどうかは、そこもちょっと私は精査してみないとわかりませんけれども、今ちょっとお伺いした限りでは、そんな感じがしてます。
 よろしいでしょうか、はい。

(2)以上の舛添知事の弁明で気になることがいくつかあります。

ひとつは、、
立法事務費を返済に活用したことにつき、記者に問い詰められて、
「ほんとはそういうことをしないほうがいいんだろうと、私も思います」と述べるとともに
「それは幹事長として、党の財政をおやりになってた、今代表の荒井先生がそういうふうに、そういう方針でおやりになったということで、私はもう基本的にどういう方針でやるかというのは、幹事長の方向にお任せしておりましたんで・・・」
と述べていることです。

これは、すでに指摘したように、表向き違法とは認めていないものの拙かった(あるいは違法だった)と判断し、当時の幹事長だった荒井代表の責任に押し付けているのです。

もう一つは、
最初の記者会見では、
当時幹事長だった荒井代表が借入返済問題で「しんぶん赤旗」報道に反論していることを知っており、荒井氏の説明につき「そのとおり」と説明し、
かつ、2回目の記者会見で、
立法事務費を返済に活用したことにつき、荒井代表の説明と同じように「一刻も早くいろんな政党自身が借りてるお金をきちんと整理をして、早く体制をつくって、新党改革としてのきちんと、例えば議員立法できると、そういうことをやりたいということのご趣旨だと思いますので、その点は私は荒井先生の説明で特別に大きな問題はないというふうに思っております」と説明していたことです。

これは、当時の借入返済の手口を知っていたからこそ出てくる弁明ではないでしょうか!?

(3)とはいえ、以上の記者会見だけで、当時代表の舛添都知事が違法な返済の手口を知っていたと断定するのは、早計かもしれません。

そこで、次に、高額な借入の重要性や、政党交付金・政治資金の流れ等から検討してみましょう。
まずは、前者から。


2.幹事長が代表に相談しないで2億5000万円の借入を独断するだろうか?

(1)舛添氏は、2001年7月の参議院議通常選挙で自民党から比例代表選挙に立候補し初当選した政治家です。
2007年7月の参議院通常選挙で自民党から比例代表選挙で再選し、第一次安倍晋三内閣、福田康夫内閣、麻生太郎内閣で厚生労働大臣を務めた自民党参議院議員でした。

2010年4月22日、自民党に離党届を提出し「改革クラブ」(2008年結成。渡辺秀央・代表、荒井広幸・幹事長)への合流を表明し入党し、同月23日に「改革クラブ」の党名を「新党改革」に変更し、舛添氏が同党の代表に就任しました。
荒井氏は、継続して幹事長を務めました。

(2)荒井幹事長は、迎え入れた舛添代表に全く相談もせずに、2億5000万円という高額な借入れを独断できたのでしょうか?
みずほ銀行六本木支店   5000万円  2010年5月14日
みずほ銀行六本木支店  20000万円  2010年6月4日
  計         25000万円

たとえ最初の5000万円お借入れは、それまでの財政事情を熟知していた荒井幹事長の独断であったとしても、2回目の2億円の大金の借入れをしたのは、舛添代表に相談した結果あるいは舛添新代表の判断だったのではないでしょうか!?

(3)この点は、是非とも、舛添都知事の再度の説明を求めたいし、荒井代表の説明も聞きたいものです。

(4)ところで、合計2億5000万円の銀行借入ですが、銀行は無担保で「新党改革」に貸したのでしょうか?

(5)それでも、舛添知事は当時知らなかったというのであれば、次に、政党交付金・政治資金の流れから検討してみましょう。


3.舛添代表が知らないまま舛添代表の政党支部・資金管理団体を媒介にした政党交付金の迂回、還流は可能なのか?

(1)すでに紹介したように舛添代表は、荒井幹事長と同時に、同額の35万円を「新党改革」本部に寄付し始めました。
それは、2010年1回目の返済である8月3日の2日後の8月5日からです。
その寄付は、2人とも毎月同じ日です。
荒井代表は、議員報酬からの天引きだったと説明したように記憶しています。

この寄付について2人は、税制上の優遇措置を受けられたのでしょうか?

(2)となると、議員報酬からの天引きによる寄付を舛添代表が知らないはずがありません。

それは、「新党改革」の参議院通常選挙(7月11日)の選挙結果と財政事情を知っていたからでしょう。
選挙後、立法事務費がいくら交付され、政党交付金がいくら交付されることもわかっていたでしょう。

そうであれば、舛添代表が、その後、自党の財政状況を全く無視し、関心がなかったとは言えないどころか、大いに関心があったと想像されます。

(3)ですから、その後の政党交付金・政治資金の収支について、舛添代表が無関心なわけがありませんし、政党交付金の迂回、還流も知っていた可能性が高いでしょう。

(4)この点で、私が特に注目しているのは、2012年の借入完済(5月10日)時に、税金以外の自己調達資金は赤字(3回目の返済2月10日から赤字)であり、立法事務費だけではなく政党交付金も、借入返済に直接充てられていたのではないか、ということです。

政党助成法では、借入返済に政党交付金を充てたと使途報告できないので、是が非でも完済後にそれを補填する収入を確保しなければなりませんので、その後の政党交付金の迂回・還流は意図的なものになることは必至です。

(5)そこで、2人の政党支部、資金管理団体の政党交付金の流れをみてみましょう。

まず、「新党改革」本部は、借入完済後に、2人が代表を務める政党支部に政党交付金を交付しています(ここでは、ほかの支部へのものは取り上げません)。
支出
2012年6月18日 新党改革比例区第二支部 2000000円
2012年6月18日 新党改革比例区第四支部 2000000円
2012年7月20日 新党改革比例区第二支部 9000000円
2012年7月20日 新党改革比例区第四支部 9000000円
2012年10月22日 新党改革比例区第二支部 9000000円
2012年10月22日 新党改革比例区第四支部 9000000円

第二支部の代表は荒井幹事長で、第四支部の代表は舛添代表です。
見事に交付額は、それぞれ2000万円で同じです。

次に、同じく借入完済後に「新党改革比例区第4支部」が舛添代表が代表の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」に政党交付金・政治資金を寄付していることを確認してきましょう。
・ 50万円(政治資金)  2012年6月20日  「グローバルネットワーク研究会」
・250万円(政党交付金) 2012年7月31日  「グローバルネットワーク研究会」
・250万円(政党交付金) 2012年10月25日 「グローバルネットワーク研究会」
・ 50万円(政治資金)  2012年12月26日 「グローバルネットワーク研究会」

計600万円です。
なお、完済前で、税金を除外すると赤字だったときの寄付が一つあります。
・250万円(政党交付金) 2012年4月27日  「グローバルネットワーク研究会」

これを含めると、850万円になります。

最後に、「グローバルネットワーク研究会」から「新党改革」本部への寄付を拾い上げてみましょう(ただし、荒井広幸後援会が荒井幹事長の代わりに開始した35万円の寄付は除きます)。
収入
グローバルネットワーク研究会 2500000円  2012年6月27日
グローバルネットワーク研究会 4500000円  2012年11月14日
荒井広幸後援会      7000000円 2012年12月10日

「荒井広幸後援会」は荒井幹事長の資金管理団体です(この時は、「新党改革比例区第二支部」から「荒井広幸後援会」への政党交付金交付または寄付はありませんでした。ただし、その前はありました)。
見事にそれぞれの資金管理団体が行った寄付は700万円で同じです。

(6)「新党改革」の代表は、舛添氏、「グローバルネットワーク研究会」と「新党改革比例区第4支部」の代表も舛添氏です。
「グローバルネットワーク研究会」と「新党改革比例区第4支部」の事務所は同じで、舛添氏の自宅です(事務所の名義は舛添氏の妻が社長の会社)。

(7)以上の政党交付金と政治資金の流れ(迂回・還流)は、どう考えても舛添代表と荒井幹事長がお互い相談(共謀)して行われたものではないでしょうか!?

舛添氏が全く知らないまま、以上のような迂回・還流とそれに基づく政党交付金の補填が行われたのでしょうか?
そのようなことは、常識的にはなかなか考えられないことです。

(8)是非とも、荒井代表と舛添都知事には、この点も含めて、きちんと説明していただきたいものです。

「新党改革」借入金問題の弁明について(6)2012年は政党交付金でも直接返済し、赤字も補填していた!

はじめに

(1)舛添要一氏(現在の東京都知事)が代表をていた時代の「新党改革」の借入金2億5000万円の一部が実質的には税金で返済されたという問題については、当時幹事長の荒井広幸氏現在の現代表)が釈明をし、基本的に舛添知事はそれを否定せず、是認しています。

そこで、その釈明の問題点の第一として、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したとの”自白”を取り上げました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(1)荒井代表の「立法事務費」返済活用”自白”と舛添知事の責任転嫁

(2)次に、立法事務費を活用せず1億5000万円を返済した2010年において、借入金が1億6000万円超残っていたという荒井代表の弁明について、取り上げ、果たしてそれが真実なのか、検討しました。

その結果、どのように計算したとしても(私の計算にミスがなければ)、2010年、最初の1億円返済時に「借入金が1億6000万円超残っていた」という弁明が真実ではないのではないかと指摘しました。
また、荒井代表が否定した「立法事務費」が2010年も活用されていたのではないかとも指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(2)「借入金が1億6344万円超残っていた」は本当か?

この分析の結果の通りであれば、2億5000万円の借入金のうち、その残金で1億5000万円を返済したという荒井代表の弁明も真実ではないことになりそうです。

(3)また、この点は、最初の返済直前の「新党改革」の財政状況を知るために、政党交付金の収支も含めて検討してみました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(3)政党交付金も考慮して(「借入残金1億6344万円超で1億5千万円返済」は嘘ではないか!?)

(4)ところで、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したと”自白”しましたが、その活用した立法事務費の金額は、約2520万円ということでしたが、実際には、もっと少なかったのではないか、と指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(4)2011年・12年「立法事務費約2520万円活用」は真実か?

実際には、政党交付金を迂回・還流により借入返済に活用したことを隠すためだったのではないかとの疑念が生じます。

(5)2011年の政治資金も分析したところ、立法事務費だけではなく、政党交付金の迂回、還流による借入返済が行われていたのではないかと指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(5)2011年の場合の税金での違法返済

(6)では、2012年についても分析しておきましょう。

2012年の「新党改革」の政治資金収支報告書と政党交付金使途報告書は、以下です(なお、以前紹介しましたが、以下は、総務省のホームページで公表されています。もうご承知の方も負いとは思いますが、政治資金収支報告書は印刷できますが政党交付金使途報告書は印刷できません。)。

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/131129/0000500028.pdf

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/reports/KF20130927-05.html

以上以外に、報告の概要が掲載される「官報」があります。


1.「新党改革」の2012年分政治資金収支と借入返済の概要

(1)「新党改革」の2012年の政治資金収入概要は以下のとおりです。
・前年からの繰越金 4214万1993円
・本年収入   1億5772万 419円
・収入総額   1億9986万2412円


このうち、「前年からの繰越金」には、政党交付金の基金(政党基金)2727万159円が含まれていますので、この分を控除した繰越金は1487万1834円です。

(2)「本年収入」の概要は、以下のとおりで、税金の占める割合は約87・7%です。
・政党交付金  1億1961万4000円
・立法事務費    1560万円
・ほかの収入    2250万6419円


(3)「前年からの繰越金」のうち「政党基金」を除く「繰越金」と、(税金以外の)「ほかの収入」を合計すると、3737万8253円になります。
・前年からの政党基金を除く繰越金 1487万1834円
・(税金以外の)ほかの収入    2250万6419円

(4)2012年の借入返済・利息等の支払い額は、計4815万5902円です。
2012年1月10日 返済 3555746円
2012年1月12日 返済 10000000円
2012年2月10日 返済 3538834円
2012年3月12日 返済 3532227円
2012年4月10日 返済 3529095円
2012年5月10日 返済 24000000円
     計 48155902円

(5)税金以外の収入は3737万8253円なので、借入金返済4815万5902円には1077万7649円不足します!

ということは、借入返済には税金に頼らざるを得ないことが推察されます。

以上は概算なので、もう少し具体的に政治資金の収支を確認してみよう


2.赤字なのに政党交付金で直接借入返済していた!

(1)2012年に借入を完済(5月10日)するまで、「新党改革」の税金以外の収入は幾らぐらいだったのでしょうか?

試算してみましょう。
その場合には、税金分収入(立法事務費と政党交付金)を除き、「新党改革」に有利に収支を試算しみます。
具体的には、
日付の不明な収入はそれまでに受け取っていたと見まし、日付不明の支出はその後のものとして試算には含めません。
つまり、収入は最高額になり、支出は最低額になるよう試算するのです。

そうすると、驚くべきことがわかりました。
税金以外では赤字なのに、借入金が返済され続けていたのです


それも、立法事務費による直接返済だけではなく、政党交付金による直接返済が行われていたのです。

具体的に見てゆきましょう。

(2)2012年の第1回の借入返済は、前述したように1月10日であり、355万え鉛が返済されています。
この返済直前では、前年からの繰越金などを含め収入は1558万円あまりでした。

前年からの税金以外の繰越金 14871834円 2012年1月1日
その他の収入で1件10万円未満のもの 15419円
その他の寄付 1000円
荒井広幸       350000円 2012年1月10日
舛添要一       350000円 2012年1月10日
 小計 1      5588253円

第1回の返済の2日後第2回の返済で1000万円が返済されています。
ここまでは、返済可能ですが、残金は203万2507円しかありません。

(3)ところが、第3回の返済までの収入は、以下の72万円だけです。
新井京子 10000円 2012年1月25日
新井京子 10000円 2012年2月9日
荒井広幸 350000円 2012年2月10日
舛添要一 350000円 2012年2月10日

それなのに、2月10日の第3回の返済では、353万円あまりが返済されています

この返済で、78万6327円の赤字です。

(4)その後、赤字は膨らみます

5月10日の借入完済までの収入は、以下だけです。
新井京子 10000円 2012年3月7日
荒井広幸 350000円 2012年3月9日
舛添要一 350000円 2012年3月9日
荒井広幸 350000円 2012年4月10日
舛添要一 350000円 2012年4月10日
新井京子 10000円 2012年4月12日
荒井広幸 350000円 2012年5月10日
舛添要一 350000円 2012年5月10日
新井京子 10000円 2012年5月10日

にもかかわらず、
第4回の返済で353万円余りを、第5回返済で353万円近くを、そして5月10日の2400万円を、それぞれ返済し、借入完済に至っています。

完済した直後の時点で、2971万7649円の赤字です。

(5)その時点までの「立法事務費」計650万円が借入返済に活用されたと推察できます。
明らかな目的外支出で、違法です!

しかし、それでも 借入完済には2321万7649円不足します!

(6)ところで、「前年からの繰越金」には、さきほど控除した政党基金以外に、2011年に政党交付金の還流金が含まれているのではないでしょうか!?
その額は、1101万円のようです。
「新党改革」が2011年に受けた政党支部・資金管理団体からの寄付が1101万円だからです。
収入(1101万円) 日付
グローバルネットワーク研究会 2000000円 2011年12月13日
新党改革比例区第四支部 10000円 2011年12月14日
荒井広幸後援会 9000000円 2011年12月19日

「荒井広幸後援会」は、荒井広幸幹事長の資金管理団体

2011年内最後の借入返済までの2人の政党支部への政党交付金の交付は以下のとおりです。
日付   支部への交付金支出(5125万円)
2011年4月20日 新党改革比例区第二支部 10250000
2011年7月20日 新党改革比例区第二支部 10250000
2011年10月20日 新党改革比例区第二支部 10250000
2011年12月20日 新党改革比例区第四支部 10250000
2011年12月20日 新党改革比例区第二支部 10250000

2011年、「新党改革比例区第4支部」(代表・舛添要一)から「グローバルネットワーク研究会」(舛添要一資金管理団体)への寄付は以下のとおりです。
・200万円(政治資金) 2011年12月21日 「グローバルネットワーク研究会」
・700万円(政党交付金)2011年12月28日 「グローバルネットワーク研究会」
計900万円

2011年、「新党改革比例区第2支部」(代表・荒井広幸)から「荒井広幸後援会」(荒井広幸資金管理団体)への寄付は以下のとおりです。
・300万円(政党交付金)    2011年4月25日 「荒井広幸後援会」
・200万円(政党交付金)    2011年7月27日 「荒井広幸後援会」
・720万1095円(政党交付金)2011年12月22日 「荒井広幸後援会」
計1220万1085円

還流した政党交付金1101万円も控除すると、税金以外の収入で借入返済(完済)するには不足額は3422万7649円になってしまいます!

(7)この控除をしなくても、借入完済(2012年5月10日)直後、2321万7649円の赤字でした。

(8)では、なぜ、赤字なのに借入完済できたのでしょうか?

それは、その時点で黒字だった政党交付金で直接返済したからしか考えられません!
少し説明しましょう。

2012年5月10日時点の政党交付金収入は5717万3659円でした。
政党基金       2717万 159円
政党交付金4月分  2990万3500円

そして、2012年5月10日時点の政党交付金の支出を試算すると、2284万7262円になります。
支出日の不明な経常経費・政治活動費は月平均で月末払いにして試算しました。
2012年1月5日 Webメンテナンス(2ヶ月分) 63000
2012年1月31日 本部家賃 73500
2012年1月末 経常経費その他 721667
2012年1月末 政治活動費その他 158413
2012年2月8日 航空券 81940
2012年2月28日 Webメンテナンス(2ヶ月分) 63000
2012年2月28日 本部家賃 73500
2012年2月末 経常経費その他 721668
2012年2月末 政治活動費その他 158413
2012年3月22日 監査費用 525000
2012年3月30日 本部家賃 73500
2012年3月末 経常経費その他 721667
2012年3月末 政治活動費その他 158413
2012年4月20日 新党改革徳島県第一支部 300000
2012年4月20日 新党改革比例区第一支部 9000000
2012年4月20日 新党改革比例区第二支部 9000000
2012年4月27日 本部家賃 73500
2012年4月末 経常経費その他 721668
2012年4月末 政治活動費その他 158413

政党交付金の残金は3432万6397円と試算されます。

(9)ということは、「新党改革」は、立法事務費だけではなく、政党交付金も直接借入返済に活用していたのです!

大胆!

これは、借入金による立替に対する政党交付金の充当ではなく、
借入そのものに対する政党交付金による返済なので、明らかな違法です!

政党交付金の迂回、還流による借入返済は、脱法に基づく違法ですが、これは、直接返済なので明白な違法です。


3.立法事務費と政党交付金還流で赤字を補填していた!

(1)ところが、政党交付金を借入返済に充てたと政党交付金使途報告書に記載できません。

そこで、「新党改革」はどうしたのでしょうか?
言い換えれば、「新党改革」は2321万7649円の赤字をその後どうやって補填したのでしょうか?

(2)補填の第一は、その後交付される「立法事務費」計910万円です。
立法事務費 1300000円 2012年6月1日
立法事務費 1300000円 2012年7月1日
立法事務費 1300000円 2012年8月1日
立法事務費 1300000円 2012年9月3日
立法事務費 1300000円 2012年10月1日
立法事務費 1300000円 2012年11月1日
立法事務費 1300000円 2012年12月3日

この補填で、赤字は2321万7649円から1411万7649円に減るのです。

(3)補填の第二は、代表の政党支部・資金管理団体を迂回した政党交付金の還流による補填です。
「新党改革」が2011年末に代表の政党支部に政党交付金を交付していました。
日付 支出
2011年12月20日 新党改革比例区第四支部 10250000円

「新党改革比例区第4区支部」は2012年の完済後「グローバルネットワーク研究会」に計600万円を寄付していました!
・ 50万円(政治資金)  2012年6月20日  「グローバルネットワーク研究会」
・250万円(政党交付金) 2012年7月31日  「グローバルネットワーク研究会」
・250万円(政党交付金) 2012年10月25日 「グローバルネットワーク研究会」
・ 50万円(政治資金)  2012年12月26日 「グローバルネットワーク研究会」

2012年「新党改革」は舛添代表の政党支部に政党交付金を交付し、舛添代表の資金管理団体が本部に寄付を計700万円していました。
支出 2000万円
6月18日 新党改革比例区第四支部 2000000円
7月20日 新党改革比例区第四支部 9000000円
10月22日 新党改革比例区第四支部 9000000円

収入 700万円
グローバルネットワーク研究会 2500000円 6月27日
グローバルネットワーク研究会 4500000円 11月14日

以上により、1411万7649円の赤字は、舛添代表の資金管理団体を迂回し還流金700万円で補填しても、まだ711万7649円の赤字です!

(4)第三の補填は、「組織対策費」名目の政党交付金による補填がなされている、舛添代表と荒井幹事長の個人寄付計385万円です!
収入
荒井広幸 350000円 2012年5月10日
舛添要一 350000円 2012年5月10日
荒井広幸 350000円 2012年6月8日
舛添要一 350000円 2012年6月8日
荒井広幸 350000円 2012年7月10日
舛添要一 350000円 2012年7月10日
舛添要一 350000円 2012年8月10日  
舛添要一 350000円 2012年9月10日
舛添要一 350000円 2012年10月10日
舛添要一 350000円 2012年11月9日
舛添要一 350000円 2012年12月10日
計 3850000円

支出
2012年11月22日 荒井広幸(組織対策費) 3000000円
2012年11月22日 舛添要一(組織対策費) 3000000円
2012年12月18日 荒井広幸(組織対策費) 1000000円
2012年12月18日 舛添要一(組織対策費) 1000000円
2012年12月25日 荒井広幸(組織対策費) 4000000円
2012年12月25日 舛添要一(組織対策費) 4000000円
                   計 16000000円

711万7649円の赤字は2人の個人寄付385万円で326万7649円に減ったのです。

(5)補填の第4は、荒井幹事長の資金管理団体の寄付875万円による補填です。
収入
荒井広幸後援会 350000円 2012年8月10日
荒井広幸後援会 350000円 2012年9月10日
荒井広幸後援会 350000円 2012年10月10日
荒井広幸後援会 350000円 2012年11月9日
荒井広幸後援会 350000円 2012年12月10日  
荒井広幸後援会 7000000円 2012年12月10日
     合計 8750000円
 
ただし、「新党改革」は、以下のように「新党改革比例区第二支部」に政党交付金が交付されていましたが、「新党改革比例区第二支部」は「荒井広幸後援会」に寄付してはいません。
支出
2012年4月20日 新党改革比例区第二支部 9000000円
2012年6月18日 新党改革比例区第二支部 2000000円
2012年7月20日 新党改革比例区第二支部 9000000円
2012年10月22日 新党改革比例区第二支部 9000000円
                  合計 29000000円

(6)以上の補填においては、一見して、違法なものと違法とは言えないものがありますが、
借入金を政党交付金で返済するという違法を隠蔽するために、違法な手段もとられたのです。


4.2人の個人寄付は、税金で補填がなされていた!

(1)「新党改革」は、前述したように、舛添代表と荒井幹事長に「組織対策費」名目で、それぞれ計800万円の政党交付金を支出していました。

(2)実は、2人は、2010年の借入1億円返済(2010年8月)以降、それぞれ毎月35万円を寄付してきたのです。
荒井広幸 350,000園 82010年月5日
舛添要一 350,000円      2010年8月5日
荒井広幸 350,000円 2010年9月10日
舛添要一 350000円 2010年9月10日
荒井広幸 350,000円 2010年10月8日
舛添要一 350,000円 2010年10月8日
荒井広幸 350000円 2010年11月10日
舛添要一 350000円 2010年11月10日
荒井広幸 350000円 2010年12月10日
舛添要一 350000円 2010年12月10日
 小計 3,500,000 円

荒井広幸 350000円 2011年1月7日
舛添要一 350000円 2011年1月7日
荒井広幸 350000円 2011年2月10日
舛添要一 350000円 2011年2月10日
荒井広幸 350000円 2011年3月10日
舛添要一 350000円 2011年3月10日
荒井広幸 350000円 2011年4月8日
舛添要一 350000円 2011年4月8日
荒井広幸 350000円 2011年5月10日
舛添要一 350000円 2011年5月10日
荒井広幸 350000円 2011年6月10日
舛添要一 350000円 2011年6月10日
荒井広幸 350000円 2011年7月8日
舛添要一 350000円 2011年7月8日
荒井広幸 350000円 2011年8月10日
舛添要一 350000円 2011年8月10日
荒井広幸 350000円 2011年9月9日
舛添要一 350000円 2011年9月9日
荒井広幸 350000円 2011年10月7日
舛添要一 350000円 2011年10月7日
荒井広幸 350000円 2011年11月10日
舛添要一 350000円 2011年11月10日
荒井広幸 350000円 2011年12月9日
舛添要一 350000円 2011年12月9日
小計 8400000円

荒井広幸 350000円 2012年1月10日
舛添要一 350000円 2012年1月10日
荒井広幸 350000円 2012年2月10日
舛添要一 350000円 2012年2月10日
荒井広幸 350000円 2012年3月9日
舛添要一 350000円 2012年3月9日
荒井広幸 350000円 2012年4月10日
舛添要一 350000円 2012年4月10日
荒井広幸 350000円 2012年5月10日
舛添要一 350000円 2012年5月10日
荒井広幸 350000円 2012年6月8日
舛添要一 350000円 2012年6月8日
荒井広幸 350000円 2012年7月10日
舛添要一 350000円 2012年7月10日
荒井広幸後援会 350000円 2012年8月10日
舛添要一 350000円 2012年8月10日
荒井広幸後援会 350000円 2012年9月10日
舛添要一 350000円 2012年9月10日
荒井広幸後援会 350000円 2012年10月10日
舛添要一 350000円 2012年10月10日
荒井広幸後援会 350000円 2012年11月9日
舛添要一 350000円 2012年11月9日
荒井広幸後援会 350000円 2012年12月10日
舛添要一 350000円 2012年12月10日
小計 8400000円

(3)つまり、2012年7月まで一人計840万円寄付し、
「組織対策費」名目で一人計800万円の政党交付金を受け取り
寄付の補填を税金で受けていたのです!

なお、上記紹介でお分かりいただけるように、
舛添代表は、2012年8月以降も35万円の寄付を12月まで続け、
荒井幹事長は、寄付を止め、代わりに「荒井広幸後援会」が35万円の寄付を開始し12月まで行っています。

(4)この補填時期は、衆議院の総選挙の時期でもあります(11月16日衆議院解散。12月4日公示、同月16日投開票)。

しかし、舛添代表も荒井幹事長も参議院議員であり、その衆議院総選挙には立候補していませんし、投票後にも受け取っています。
それゆえ、「組織対策費」名目の政党交付金は、総選挙に投入されたものだとは弁明しないと思われます。

しかし、それでも私の予想に反して、総選挙のために支出したと弁明するのであれば、その使途(支出)内容を具体的に説明していただきたいものです。

「新党改革」借入金問題の弁明について(5)2011年の場合の税金での違法返済

はじめに

(1)舛添要一氏(現在の東京都知事)が代表をていた時代の「新党改革」の借入金2億5000万円の一部が実質的には税金で返済されたという問題については、当時幹事長の荒井広幸氏現在の現代表)が釈明をし、基本的に舛添知事はそれを否定せず、是認しています。

そこで、その釈明の問題点の第一として、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したとの”自白”を取り上げました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(1)荒井代表の「立法事務費」返済活用”自白”と舛添知事の責任転嫁

(2)次に、立法事務費を活用せず1億5000万円を返済した2010年において、借入金が1億6000万円超残っていたという荒井代表の弁明について、取り上げ、果たしてそれが真実なのか、検討しました。

その結果、どのように計算したとしても(私の計算にミスがなければ)、2010年、最初の1億円返済時に「借入金が1億6000万円超残っていた」という弁明が真実ではないのではないかと指摘しました。
また、荒井代表が否定した「立法事務費」が2010年も活用されていたのではないかとも指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(2)「借入金が1億6344万円超残っていた」は本当か?

この分析の結果の通りであれば、2億5000万円の借入金のうち、その残金で1億5000万円を返済したという荒井代表の弁明も真実ではないことになりそうです。

(3)また、この点は、最初の返済直前の「新党改革」の財政状況を知るために、政党交付金の収支も含めて検討してみました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(3)政党交付金も考慮して(「借入残金1億6344万円超で1億5千万円返済」は嘘ではないか!?)

(4)ところで、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したと”自白”しましたが、その活用した立法事務費の金額は、約2520万円ということでしたが、実際には、もっと少なかったのではないか、と指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(4)2011年・12年「立法事務費約2520万円活用」は真実か?

実際には、政党交付金を迂回・還流により借入返済に活用したことを隠すためだったのではないかとの疑念が生じます。

(5)2010年については、少し具体的に政治資金の収支状況を分析してきました。

残っている2011年と2012年の政治資金収支状況を分析したいと思っていますが、この投稿では、2011年を分析します。

2011年の「新党改革」の政治資金収支報告書と政党交付金使途報告書は、以下です(なお、以前紹介しましたが、以下は、総務省のホームページで公表されています。もうご承知の方も負いとは思いますが、政治資金収支報告書は印刷できますが政党交付金使途報告書は印刷できません。)。

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/121130/0000500024.pdf

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/reports/KF20120928-05.html

以上以外に、報告の概要が掲載される「官報」があります。


1.「新党改革」2011年政治資金収支と借入返済の概要

(1)2011年の政治資金収入概要は以下のとおりです。
・前年からの繰越金  1344万6398円
・本年収入    1億7393万5862円
・収入総額    1億8738万2260円

(2)このうち「本年収入」の概要は、以下のとおりで、税金の占める割合約77・6%もあります。
・政党交付金   1億1941万円
・立法事務費     1560万円
・ほかの収入     3892万5862円(そのうち供託金返金1200万1200円)

政党交付金4月分 29852500円 2011年4月20日
政党交付金7月分 29852500円 2011年7月20日
政党交付金10月分 29852500円 2011年10月20日
政党交付金12月分 29852500円 2011年12月20日

立法事務費 1300000円 2011年1月14日
立法事務費 1300000円 2011年2月14日
立法事務費 1300000円 2011年3月10日
立法事務費 1300000円 2011年4月13日
立法事務費 1300000円 2011年5月12日
立法事務費 1300000円 2011年6月3日
立法事務費 1300000円 2011年7月22日
立法事務費 1300000円 2011年8月12日
立法事務費 1300000円 2011年9月15日
立法事務費 1300000円 2011年10月31日
立法事務費 1300000円 2011年11月18日
立法事務費 1300000円 2011年12月21日
 計    15600000円

税金(政党交付金と立法事務費)を除く「ほかの収入」は3892万5862円しかありません。

(3)2011年の借入返済5200万円と利息等の支払いの合計は5300万4913円です。
2011年1月7日 返済金 10000000円
2011年1月11日 借入利息 60616円
2011年1月28日 返済金 3500000円
2011年2月10日 借入利息 56575円
2011年2月25日 返済金 3500000円
2011年3月10日 借入利息 64657円
2011年3月30日 返済金 3500000円
2011年4月11日 借入利息 58595円
2011年4月27日 返済金 3500000円
2011年5月10日 返済金 3590823円
2011年6月10日 返済金 3586439円
2011年7月11日 返済金 3579407円
2011年8月10日 返済金 3582680円
2011年9月12日 返済金 3568557円
2011年10月11日 返済金 3566678円
2011年11月10日 返済金 3566597円
2011年12月12日 返済金 3556252円
          小計 52837876円
借入返済その他の支出 167037円
       合計 53004913円

借入金2億5000万円のうち、1億5000万円は2010年に利息とともに返済し、2011年には5200万円が同様に返済されているので、残りの借入金は4800万円(2012年に完済)です。

(4)しかし、「前年からの繰越金」と税金以外の「その他の収入」の合計は5237万2260円です。
・前年からの繰越金  1344万6398円
・ほかの収入     3892万5862円
  計        5237万2260円

(5)つまり、借入金返済には63万2653円不足するのです!

ですから、借入金返済には税金を活用したのではないかと推察できるのです。

(6)以上は概算なので、もう少し具体的に政治資金の収支を確認して、税金活用の実態に迫りたいと思います。

すでに荒井代表は税金が原資である立法事務費を借入返済に活用したことを”自白”しているので、注目点は、それだけでは借入返済が不可能であったかどうか、です。
言い換えれば、政党交付金が実質的に借金返済に活用されているかどうか、です。


2.政党交付金の実質活用(迂回・還流)疑惑その1(2010年から2011年へ)

(1)2011年最後の返済(12月12日)までの税金以外の収入を試算して算出してみましょう。

その場合、政党交付金と立法事務費を除外し、「新党改革」に有利に収支を試算します。
したがって、収入には、最高額になるように、
前年からの繰越金(13446398円)、日付の不明な「その他の収入で1件10万円未満のもの」(102007円)「その他の寄付」(11000円)も含めます。

また、支出には、最低額になるように、
支出日不明なものは一切含めません。

(2)こうして、試算すると、
その時点(12月12日)での残金は 4124万円1605円となります。

しかし、これでは、借入返済・利息の支払5300万4913円には、1176万3308円不足するのです。

(3)したがって、その時点までの立法事務費 1430万円が借入返済に活用されていることは当然想定できます(荒井代表は金額の点は不明だが、これを認めています)。

しかし、問題はそれだけではないようです。

返済に充てられた政治資金収入(「その他の収入」)を分析する必要があるからです(「前年からの繰越金」にも税金が含まれている可能性が高いですが、ここでは、分析の対象から除外します)。

(4)「新党改革」本部は2010年の1億円返済後、国から政党交付金の交付を受けると、その一部を特に2つの政党支部に交付し始めました!

具体的に言えば、
国から10月分の政党交付金の交付を受けています。
政党交付金10月分 29,881,500円 2010年10月20日

そして、政党支部に政党交付金を交付して4いますが、特に2つの政党支部に交付金を交付しています。
2010年10月25日 新党改革比例区第四支部 3,000,000円
2010年10月25日 新党改革比例区第二支部 3,000,000円
             合計 6,000,000円

また、国から12月分の政党交付金の交付を受けます。
政党交付金12月分 29,881,500円 2010年12月20日

そして特に2つの政党支部に政党交付金を交付しているのです。
2010年12月20日 新党改革比例区第四支部 3,000,000円
2010年12月20日 新党改革比例区第二支部 3,000,000円
              計 6,000,000円

以上の「新党改革比例区第四支部」代表は舛添要一代表(当時)です。
「新党改革比例区第二支部」代表は荒井広幸幹事長(当時)です。

(5)このうち、2011年の借入返済に重要な役割を果たすのは、以下説明するように舛添氏の政党支部(および資金管理団体)です(荒井幹事長の政党支部・資金管理団体の役割は最後に指摘します)。

3.政党交付金の実質活用(迂回・還流)疑惑その2(2011年)

(1)2011年、借入年内最後の返済まで政党交付金の政党支部への交付と政党支部・資金管理団体からの寄付が行われていますが、そのうち、真っ先に注目すべき政党支部は、舛添代表が代表の「新党改革比例区第四支部」と資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」です。
支部からの寄付収入(723万円) 日付 支部への交付金支出(3075万円)
新党改革比例区第四支部 10000円 1月19日    
新党改革比例区第四支部 10000円 2月9日    
新党改革比例区第四支部 10000円 3月8日    
新党改革比例区第四支部 10000円 4月8日    
              4月20日 新党改革比例区第四支部 10250000円
新党改革比例区第四支部 10000円 5月12日    
新党改革比例区第四支部 10000円 6月13日    
新党改革比例区第四支部 10000円 7月12日    
              7月20日 新党改革比例区第四支部 10250000円
グローバルネットワーク研究会 3000000円 7月20日    
グローバルネットワーク研究会 1500000円 8月10日    
新党改革比例区第四支部 10000円 8月15日    
新党改革比例区第四支部 10000円 9月9日    
新党改革比例区第四支部 10000円 10月14日    
              10月20日 新党改革比例区第四支部 10250000円
グローバルネットワーク研究会 2500000円 11月9日    
新党改革比例区第四支部 10000円 11月11日
   
(2)つまり、「新党改革」本部は、借入金最後の返済(2011年12月12日)までに舛添代表の政党支部・資金団体から723万円の寄付を受領しているのです。

これは実質的には政党交付金ではないでしょうか。

なぜなら

本部から舛添代表の政党支部に政党交付金が交付され、その政党支部が本部に少額ですが寄付していたからです(税金の還流)。

また、舛添代表の政党支部は、本部から政党交付金の交付を受け、その支部が舛添代表の資金管理団体に寄付し、その資金管理団体が本部に寄付していたからです(税金の迂回を通じた還流)。
◇2011年、「新党改革比例区第4支部」(代表・舛添要一)から「グローバルネットワーク研究会」(舛添要一資金管理団体)への寄付
・ 50万円(政党交付金)2011年5月25日 「グローバルネットワーク研究会」
・600万円(政党交付金)2011年7月20日 「グローバルネットワーク研究会」
・600万円(政党交付金)2011年10月21日 「グローバルネットワーク研究会」

つまり、2011年内最後の借入返済時点での残金4124万円1605円には、舛添代表の政党支部・資金団体から723万円の寄付が含まれており、この寄付は、実質的には政党交付金ではないかと分析できますから、実質的には還流した政党交付金が借入返済に活用されていたのではいでしょうか!

(3)政党助成法が政党交付金を借入返済に充てることを金していることについては、荒井代表も認めています。

法律が禁止している政党交付金返済が実質的に行われているという疑惑について、「新党改革」の代表だった舛添要一東京都知事も、幹事長だった荒井広幸代表も、会計帳簿を公表して詳細に説明すべきです。


4.2011年の年内最後の借入返済(12月12日)後(2012年借入返済に備えて!?)

(1)2011年、「新党改革」は前述したように荒井幹事長が代表の政党支部に政党交付金を交付していましたし、年内最後の借入返済(12月12日)後にも舛添代表が代表の政党支部に政党交付金を交付していました。
日付 支部への交付金支出(5125万円)
2011年4月20日 新党改革比例区第二支部 10250000円
2011年7月20日 新党改革比例区第二支部 10250000円
2011年10月20日 新党改革比例区第二支部 10250000円
2011年12月20日 新党改革比例区第四支部 10250000円
2011年12月20日 新党改革比例区第二支部 10250000円

(2)2011年内最後の借入返済後、「新党改革」本部は、舛添代表が代表の政党支部と資金管理団体、そして荒井幹事長が代表の資金管理団体から寄付を受けています。
その合計額は201万円です。
また、荒井広幸幹事長の資金管理団体「荒井広幸後援会」から900万円の寄付を受けています。
収入(1101万円) 日付
グローバルネットワーク研究会 2000000円  2011年12月13日
新党改革比例区第四支部 10000円  2011年12月14日
荒井広幸後援会      9000000円  2011年12月19日

合計額は1101万円です。

(3)まず、舛添代表の方からみると、「新党改革」から政党交付金の交付を受けていた「新党改革比例区第4支部」(代表・舛添要一)は、2011年年内借入最後の返済後に「グローバルネットワーク研究会」(舛添要一資金管理団体)に寄付しています。
その合計額は900万円です。
・200万円(政治資金) 2011年12月21日  「グローバルネットワーク研究会」
・700万円(政党交付金)2011年12月28日  「グローバルネットワーク研究会」

つまり、「新党改革」は、舛添代表の政党支部・資金管理団体から201万円の寄付を受けていますが、それは、舛添代表の政党支部に交付した政党交付金から事後に補填されているのです。

(4)また、「新党改革比例区第2支部」(代表・荒井広幸)は「荒井広幸後援会」(荒井広幸資金管理団体)に寄付しています。
その合計額は1220万1085円です。
・300万円(政党交付金)    2011年4月25日 「荒井広幸後援会」
・200万円(政党交付金)    2011年7月27日 「荒井広幸後援会」
・720万1095円(政党交付金)2011年12月22日 「荒井広幸後援会」

つまり、、「新党改革」は、舛添代表の資金管理団体から900万円の寄付を受けていますが、それは、荒井幹事長の政党支部に交付した政党交付金が迂回したものなのです。

(5)以上は、おそらく2012年の借入金返済に当てられていることでしょう。
これについては、別の投稿で分析します。
また、舛添代表と荒井幹事長の個人寄付についても、別の投稿で分析します。

「新党改革」借入金問題の弁明について(4)2011年・12年「立法事務費約2520万円活用」は真実か?

はじめに

(1)舛添要一氏(現在の東京都知事)が代表をていた時代の「新党改革」の借入金2億5000万円の一部が実質的には税金で返済されたという問題については、当時幹事長の荒井広幸氏現在の現代表)が釈明をし、基本的に舛添知事はそれを否定せず、是認しています。

そこで、その釈明の問題点の第一として、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したとの”自白”を取り上げました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(1)荒井代表の「立法事務費」返済活用”自白”と舛添知事の責任転嫁

(2)次に、立法事務費を活用せず1億5000万円を返済した2010年において、借入金が1億6000万円超残っていたという荒井代表の弁明について、取り上げ、果たしてそれが真実なのか、検討しました。

その結果、どのように計算したとしても(私の計算にミスがなければ)、2010年、最初の1億円返済時に「借入金が1億6000万円超残っていた」という弁明が真実ではないのではないかと指摘しました。
また、荒井代表が否定した「立法事務費」が2010年も活用されていたのではないかとも指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(2)「借入金が1億6344万円超残っていた」は本当か?

この分析の結果の通りであれば、2億5000万円の借入金のうち、その残金で1億5000万円を返済したという荒井代表の弁明も真実ではないことになりそうです。

(3)また、この点は、最初の返済直前の「新党改革」の財政状況を知るために、政党交付金の収支も含めて検討してみました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(3)政党交付金も考慮して(「借入残金1億6344万円超で1億5千万円返済」は嘘ではないか!?)

(4)ところで、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したと”自白”しましたが、その活用した立法事務費の金額は、約2520万円でした。
私たちは、立法事務費の規定について、2010年は返済に充てておりません。2010年は充てておりません。
2011年、2012年は立法事務費を返済に活用いたしました。2011年、2012年は返済に活用いたしました。理由は、法律にあるとおり「調査研究の推進に資するため」とありますが、「調査研究の推進」をするためには、私どもは早期にこの返済をして、「新党改革」の立法体勢をつくることが必要と判断したからなんです。よって、さらに「資するため必要な経費」に当たるということでございますので、“目的外使用”ということには当たりません。同時に法的にも禁じられておりません。
2011年と2012年に、あわせて2520万円ほど、約でございますが、返済に活用いたしました。

しかし、その「立法事務費」活用の金額については、2011年が幾らで、2012年が幾らだったのか、説明がありません。
また、そもそも、その活用額約2520万円が真実かどうかもわかりません。
そこで、以下では、これらの点について分析してみました。

(5)2011年と2012年の「新党改革」の政治資金収支報告書は、以下です(なお、以前紹介しましたが、以下は、総務省のホームページで公表されています)。

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/121130/0000500024.pdf

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/131129/0000500028.pdf

以上以外に、報告の概要が掲載される「官報」があります。


1.「新党改革」の2011年・2012年の借入金返済額と交付された立法事務費の金額

(1)「新党改革」が2010年に銀行から借入した金額は、2億5000万円でした。

そして、同年にそれを返済した金額は1億5000万円(及び利息)でした。

借入金の残りは、1億円でした。

(2)「新党改革」が2011年に返済した金額は、残りの1億円のうち5200万円(及び利息)で、2012年に返済した金額は残りの4800万円(及び利息)でした。

(3)「新党改革」が2011年に交付を受けた政党交付金の金額は1560万円で、2012年に交付を受けた政党交付金の金額も、1560万円でした。
合計すると、3120万円になります。

それゆえ、2011年と2012年に「立法事務費約2520万円」を活用したというのは、一応辻褄が合うように見えます。

しかし、各年の内訳がわかりません。
単純に考えて、2011年に立法事務費「1560万円」全額を借入金返済に活用し、2012年に立法事務費「約960万円」を活用したのか、それとも、2011年の活用額はそれよりも少ないのか、不明です。

また、返済した時期によって、立法事務費が活用できなかった時があったのか、見る必要がありそうです。

そこで、立法事務費の交付時期と借入返済時期を確認しましょう。

なお、「新党改革」の21011年と2012年の収支の特徴としては、税金に依存していることをすでに確認していますので、ここで、立法事務費と返済の点に絞って検討しても大きな問題はないと思いますが、一応この点はご留意ください。


2.「新党改革」の2011年の立法事務費と返済

(1)まず、「新党改革」が交付を受けた立法事務費1560万円の詳細は以下のとおりです。
立法事務費 1300000円 2011年1月14日
立法事務費 1300000円 2011年2月14日
立法事務費 1300000円 2011年3月10日
立法事務費 1300000円 2011年4月13日
立法事務費 1300000円 2011年5月12日
立法事務費 1300000円 2011年6月3日
立法事務費 1300000円 2011/年7月22日
立法事務費 1300000円 2011年8月12日
立法事務費 1300000円 2011年9月15日
立法事務費 1300000円 2011年10月31日
立法事務費 1300000円 2011年11月18日
立法事務費 1300000円 2011年12月21日
  計      15600000円

立法事務費が月に130万円なのは、国会議員が2名だからです。
会派に交付される立法事務費は当該会派に所属する議員一人につき月65万円だからです。
月65万円で、2人所属であれば、月130万円になります。

(2)次に、借入金の返済および利息支払い等の詳細は、以下のとおりです。
2011年1月7日 返済金 10000000円
2011年1月11日 借入利息 60616円
2011年1月28日 返済金 3500000円
2011年2月10日 借入利息 56575円
2011年2月25日 返済金 3500000円
2011年3月10日 借入利息 64657円
2011年3月30日 返済金 3500000円
2011年4月11日 借入利息 58595円
2011年4月27日 返済金 3500000円
2011年5月10日 返済金 3590823円
2011年6月10日 返済金 3586439円
2011年7月11日 返済金 3579407円
2011年8月10日 返済金 3582680円
2011/9/12 返済金 3568557円
2011年10月11日 返済金 3566678円
2011年11月10日 返済金 3566597円
2011年12月12日 返済金 3556252円
      計 52837876円
借入返済その他の支出 167037円
      合計 53004913円

なお、
「借入返済」には「その他の支出」が報告されているが、その日付はふめいであるが、最後の返済あたりまでに支出されたものではないだろうか(手数料?)。
(3)以上をみて気がつくのは、2011年の借入返済の最後が12月12日で、立法事務費の交付の最後が12月21日なので、この最後の立法事務費は、借入返済には活用されなかったのではないか、ということです(ただし、活用された可能性があることについては、後で言及しします)。
もし、そうであれば、
2011年に借入金返済のために活用された立法事務費は、1560万円ではなく、それよりも130万円少ない1430万円ということになります。

ただし、これは、活用の上限です。
それを下回る可能性はありえます。

3.「新党改革」の2012年の立法事務費と返済

(1)「新党改革」の荒井代表の説明では、先に確認したように、2011年と2012年の両年で立法事務費活用額が約2520万円であるなら、
2011年が借入返済に立法事務費最高1430万円活用されたのであれば、
2012年に立法事務費を活用したのは、残り約1090万円ということになります。
これは、最低額です。

2011年の活用額が減れば、2012年の活用額は増えるからです。

(2)では、「新党改革」の借入返済の詳細を先に確認しましょう。
2012年1月10日 返済 3666746円
2012年1月12日 返済 10000000円
2012年2月10日 返済 3538834円
2012年3月12日 返済 3532227円
2012年4月10日 返済 3529095円
2012年5月10日 返済 24000000円
     計 48266902円

(3)借入返済の最終日は2012年5月10日ですから、この返済に活用できる立法事務費は、2012年5月10日以前のものだということになります。

では、2012年5月10日以前の立法事務費の交付の詳細に確認しましょう。
立法事務費 1300000円 2012年1月6日
立法事務費 1300000円 2012年2月1日
立法事務費 1300000円 2012年3月1日
立法事務費 1300000円 2012年4月2日
立法事務費 1300000円 2012年5月1日
    計 6500000円

(4)これを見ると、2012年に借入返済に活用された立法事務費の総額は650万円です。

しかし、そうすると、先に確認した借入返済「立法事務費」活用最低額約1090万円には、440万円不足してしまいます。

(5)となると、2011年と2012年に借入返済に立法事務費を約2520万円活用したという荒井代表の説明は、矛盾していまいます。

実際には、それよりも440万円少ない約2080万円が借入返済に活用された立法事務費の総額(2年分)だったのではないか、との疑念が生じます。

(6)これが真実なら、なぜ、荒井代表は、借入返済に立法事務費を実際よりも高く発表したのでしょうか?

それは、政党交付金を実質的に活用したことを隠すためだったのではないかと思えてなりません

4.2012年の借入返済に2010年分・2011年分の「立法事務費」も活用した!?

(1)もっとも、以上の私の分析に対しては、2011年分の残っていた立法事務費(残金・繰越金)を借入返済に活用した、との反論が予想されます

もしそのような論理を許し、実際そうであるとしても、
2011年の残りの立法事務費は、先に確認したように最高額で130万円でしたから、まだ約310万円不足します。

(2)これに対しても、さらに、2010年分の立法事務費(残金・繰越金)を活用したとの反論が予想されます。

しかし、そうなると、
2010年は立法事務費を活用しなかったという説明と矛盾します。

あくまでも、あの弁明は、「返済時に立法事務費を活用した」と説明したのであり、「2010年分の立法事務費を活用しなかったとは説明していない」と開き直るのでしょうか?

(3)もっとも、このように前年からの繰越金を返済に活用し、それも「立法事務費」を活用したのである、と言うのであれば、それは、それでこちらにも主張できる可能性が広がることになるので、それでも構いません(これについては、別の投稿で主張します)。

(4)いずれせよ、荒井代表には「立法事務費」返済活用の詳細を、できるだけ具体的に説明して欲しいものです。

もちろん、当時代表だった舛添要一・東京都知事に対しても同様のことを求めます。

当時代表としての説明責任を果たしてください、と。

「新党改革」借入金問題の弁明について(3)政党交付金も考慮して(「借入残金1億6344万円超で1億5千万円返済」は嘘ではないか!?)

はじめに

(1)舛添要一氏(現在の東京都知事)が代表をていた時代の「新党改革」の借入金2億5000万円の一部が実質的には税金で返済されたという問題については、当時幹事長の荒井広幸氏現在の現代表)が釈明をし、基本的に舛添知事はそれを否定せず、是認しています。

そこで、その釈明の問題点の第一として、荒井代表が2011年と2012年に立法事務費(税金)を借金返済に活用したとの”自白”を取り上げました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(1)荒井代表の「立法事務費」返済活用”自白”と舛添知事の責任転嫁

(2)次に、立法事務費を活用せず1億5000万円を返済した2010年において、借入金が1億6000万円超残っていたという荒井代表の弁明について、取り上げ、果たしてそれが真実なのか、検討しました。

その結果、どのように計算したとしても(私の計算にミスがなければ)、2010年、最初の1億円返済時に「借入金が1億6000万円超残っていた」という弁明が真実ではないのではないかと指摘しました。
また、荒井代表が否定した「立法事務費」が2010年も活用されていたのではないかとも指摘しました。

「新党改革」借入金問題の弁明について(2)「借入金が1億6344万円超残っていた」は本当か?

この分析の結果の通りであれば、2億5000万円の借入金のうち、その残金で1億5000万円を返済したという荒井代表の弁明も真実ではないことになりそうです。

(3)その検討の際には、荒井代表が活用を否定した「政党交付金」を含めて計算しませんでしたが、最初の返済直前の「新党改革」の財政状況を知るためにも、以下では、それをやってみましょう。

再度紹介しますが、2010年の「新党改革」の政党交付金使途報告書は、以下です。

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/reports/KF20110930-05.html

以上以外に、報告の概要が掲載される「官報」があります。

(4)荒井代表の説明については、すでにホームページを紹介しましたが、再度紹介してきます。

http://shintokaikaku.jp/web/press/20140127/2943.html

平成26年1月24日 新党改革代表・荒井広幸記者会見

平成26年通常国会にのぞむ新党改革の基本的姿勢等を記者会見しました。

新党改革代表会見(2014・1・24)

(略)

3.党への赤旗報道について(カウンター12:35〜43:49)

新党改革に対する、しんぶん「赤旗」の捏造記事に明確に反証しました。


(5)ここの記者会見の動画の16分すぎに、以下のような説明があります。

・・・2010年に1億5000万円、なぜ返還できたか、ということになるんですが、2億5000万円を借入しましたけれども1億6344万6398円は使っておりませんでした。ですから、このおカネがまず1億5000万としてこの年に返済をしたんです。・・・


1.人件費等の日付不明の支出を除外した場合、1億円返済直前に政党交付金の収支はどうなっていたのか?

(1)それでは、2010年8月3日の1億円返済直前に「新党改革」の政党交付金の収支はどうなっていたのか、確認しましょう。

(2)まず、8月3日までの政党交付金の収入です。
政党交付金4月分 30,108,500     4月20日
政党交付金7月分 30,108,500 7月20日
小計        60,217,000

「新党改革」は4月分と7月分で、計6021万7000円の交付を受けていました。

(3)では、8月3日までの「政党交付金」の支出はどうでしょうか?

ここで、少し問題が生じます。
それは、人件費など日付の不明な支出があるため、その時点までの正確な支出額がわからないことです。

そこで、日付のわからない支出(日付不明の「人件費」計783万926円、日付不明な「光熱水費」計42万3274円、その他日付不明な「経常経費」計188万1700円、日付不明な「政治活動費」計178万682円、合計1191万6582円)については、すべて、8月3日以降に支出されたとみなし、「新党改革」に有利になるよう少ない支出額にしておきましょう。

(4)そうすると、以下のような支出が確認されます。
1月27日 会場使用料      97,944
1月27日 専用サーバホスティング 86,100
1月28日 党本部家賃      150000
2月25日 党本部家賃      150000
2月26日 専用サーバホスティング 86,100
3月30日 党本部家賃      150000
3月31日 専用サーバホスティング 86,100
4月20日 監査報酬           420000
4月20日 監査報酬           420000
4月23日 改革クラブ衆議院茨城第七支部 6,000,000
4月23日 改革クラブ比例区第三支部 6,000,000
4月23日 改革クラブ香川県第一支部 6,000,000
4月23日 改革クラブ比例区第一支部 5,268,500
4月23日 改革クラブ比例区第二支部 6,000,000
4月30日 専用サーバホスティング 86,100
4月30日 党本部家賃       150000
5月6日 旅費交通費      110,000
5月17日 会場使用料   64,500
5月19日 会場使用料   758,982
5月19日 演台        122115
5月24日 web制作費        271,425
5月28日 ホテル代        189,914
6月2日 党本部家賃   150000
6月3日 会場使用料   350,981
6月3日 会場使用料   102,480
6月3日 制作費       1,494,150
6月10日 家賃        1050000
6月10日 党本部駐車場代    160000
6月14日 航空券        106,300
6月14日 web制作費        225,750
6月16日 撮影代        133,875
6月16日 レンタル       1,946,700
6月16日 家賃        2730000
6月16日 事務服         157680
6月16日 運搬費         115500
6月21日 航空券         55,200
6月22日 宿泊費         63,000
6月22日 JR乗車券         77,370
6月30日 航空券         68,200
7月1日 制作費         758,100
7月1日 制作費        1,881,075
7月1日 党本部家賃     150000
7月1日 電話代6月分      64282
7月2日 web制作費          271,425
7月2日 web制作費          225,750
7月5日 航空券          61,600
7月5日 航空券          61,600
7月6日 発送費         1,590,308
7月6日 旅費交通費      55,300
7月7日 事務服            58520
7月10日 ホテル代           112,437
7月12日 宿泊費           93,945
7月12日 レンタル          1,926,750
7月12日 制作費           630,000
7月12日 複写機リース代      1377600
7月12日 複写機リース代       452550
7月12日 レンタル            490350
7月12日 文房具            104446
7月12日 袖看板            183750
7月14日 新党改革香川県第一支部   1,794,799
7月16日 制作費           157,500
7月16日 制作費           750,000
7月16日 制作費 3,508,575
7月16日 web制作費 540,750
7月16日 党本部家賃・礼金 147000
7月16日 不動産手数料 73500
7月20日 レンタカー 177604
7月21日 新党改革香川県第一支部 5,000,000
7月21日 新党改革徳島県第一支部 5,000,000
7月21日 新党改革栃木県第一支部 5,000,000
7月21日 新党改革比例区第一支部 5,000,000
7月21日 新党改革比例区第四支部 5,000,000
7月21日 新党改革比例区第二支部 5,000,000
7月23日 電話代7月分 81057
7月23日 電話代7月分 183520
7月26日 宿泊費 74,470
7月26日 撮影代 319,200
7月26日 撮影代            185,587
  小計                90,198,316

「新党改革」に最も有利な状態になるように、8月3日の1億円返済の直前の支出合計は、9019万9316円です。
「新党改革」の4月分と7月分の政党交付金の合計額は計6021万7000円でしたから、1億円返済の直前で、2998万1316円の赤字です。

これは、支出を最低限にして計算したので、最も最小限の赤字です。

(5)先の投稿では、政党交付金を考慮せず、8月3日の1億円返済の直前の借入金残金を算出しました。

政党交付金も立法事務費もその他の収入も除外し、支出日の明記されていない「その他の支出」は、8月3日の1億円返済までには支出されていないとみなしたうえで、2010年に借入れを開始した5月14日以降、1億円返済時までの「新党改革」の(2億5000万円のうちの)借入金残額は、1億3854万3837円でした

この時点での政党交付金の残金は2998万1316円の赤字でしたから、両者を合計すると、残額は1億856万2521円になります

これでは、「借入金が1億6344万円超残っていたから、ここから1億5000万円を返済した」という荒井代表の弁明は真実ではないことは明らかで、1億円を返済するのが精一杯だった財政状態だったわけです。

△發辰箸癲⊆敍れを開始した5月14日以降、1億円返済時までの支出には、借入金以外の収入からの支出が行われているとの反論もありうるので、最初の1億円返済のなされた8月3日までの収入も考慮しても(政党交付金も立法事務費も除外したままで)1億円返済時までの「新党改革」の(2億5000万円のうちの)借入金残額は、1億4569万9823円でした

この時点での政党交付金の残金は2998万1316円の赤字でしたから、両者を合計すると、残額は1億1571万8507円に増えます

それでも、「借入金が1億6344万円超残っていたから、ここから1億5000万円を返済した」という荒井代表の弁明は真実ではないことは明らかで、1億円を返済するのが、やはり精一杯だった財政状態だったわけです。

最後に、荒井代表が活用を否定した「立法事務費を含めると、残金は1億5739万9823円でした

この時点での政党交付金の残金は2998万1316円の赤字でしたから、両者を合計すると、残額は1億2741万8507円に増えます

しかし、それでも、「借入金が1億6344万円超残っていたから、ここから1億5000万円を返済した」という荒井代表の弁明は真実ではないことは明らかです。

2.人件費等の日付不明の支出を考慮した場合、1億円返済直前に政治資金の残金はどうなっていたのか?

(1)以上は、政党交付金のうち人件費等の日付不明の支出を除外した場合でしたが、例えば人件費を8月3日の1億円返済まで全く支払われないというのは、おそらく、ありえないことでしょう。

そこで、もう少し実態に近い収支状態、借入金の残金に迫ってみたい。

(2)具体的には、「人件費」は計783万926円ですが、これを12ヶ月で割り算し、月平均の人件費支出を算出します。
その計算だと、人件費は一応月65万2577円とみなします。

また、「光熱水費」は計42万3274円 ですが、これも同様に月平均では3万5273円とみなします。

以上の「人件費」も「光熱水費」も「経常経費」です。
その他の「経常経費」で支出の日付のわからないものは計188万1700円ですが、これも同様に月平均では15万6809円とみなします。
複写機      458309
事務用用紙  6135
事務用品費 136574
新聞      74088
雑誌       2519
消耗品費      134158
備品      219579
借料損料      261029
公租公課       9000
電話使用料 476034
維持費      103475
切手購入費   800
小計      1881700

(3)そうすると、1億円返済直前までに、以下の支出がさらに追加されます。
1月末 人件費      652577
1月末 光熱水費      35273
1月末 支出日不明経常経費 156808
2月末 人件費      652577
2月末 光熱水費      35272
2月末 支出日不明経常経費 156808
3月末 人件費      652577
3月末 光熱水費      35273
3月末 支出日不明経常経費 156808
4月末 人件費      652577
4月末 光熱水費      35273
4月末 支出日不明経常経費 156808
5月末 人件費      652577
5月末 光熱水費      35273
5月末 支出日不明経常経費 156808
6月末 人件費      652577
6月末 光熱水費      35273
6月末 支出日不明経常経費 156808
7月末 人件費      652577
7月末 光熱水費      35273
7月末 支出日不明経常経費 156808
小計          5912605

日付不明な「経常経費」の支出合計は、591万2605円です。

(4)以上の考慮すると、政党交付金の赤字は、さらに増えることになります。

そして、政治資金の残金はさらに減ることになります。

(A)上記,両豺は、残額は1億856万2521円から上記の支出分(591万2605円)減るので、残金は1億264万9916円になってしまいまいます。

(B)上記△両豺は、残額は1億1571万8507円から上記の支出分減るので、残金は1億980万5902円になってしまいます。

(C)上記の場合は、残額は1億2741万8507円から上記の支出分減るので、残金は1億2150万5902円になってしまいます。

いずれにせよ、1億円の返済がやっとであり、「借入金が1億6344万円超残っていたから、ここから1億5000万円を返済した」という荒井代表の弁明は、ますます真実でない可能性が極めて高くなるのではないでしょうか。

3.日付不明の「政治活動費」の支出も考慮した場合、1億円返済直前に政党交付金の収支と政治資金の残金はどうなっていたのか?

(1)上記2は、政党交付金のうち支出の日付が不明な「経常経費」の支出も考慮した場合の政治資金の残金状況でした。

さらに、政党交付金のうち支出の日付が不明の「政治活動費」の支出も考慮してみましょう。

(2)それは、以下のとおりです。
組織対策費 49333
行事費      25487
渉外費      1000
交際費       1860
通信発送費 119984
通信交通費 383580
公認料推薦料  840
選挙対策費 793228
書籍購入      11060
遊説費      59100
印刷製本費 151684
宣伝自動車  840
ホームページ関係費 125846
書籍購入費 40750
手数料      16090
小計     1780682

日付が不明の「政治活動費」の支出合計は、178万682円です。
月平均では、14万8390円です。

(3)2010年は参議院通常選挙が7月11日に執行されていますので、以上の日付不明な「政治活動費」は、8月3日の1億円返済までに支払われている可能性が高いのかもしれません。
月平均が妥当だとしても、7ヶ月分の103万8730円になります。

そうすると、
(X)上記(A)の場合は、残額は1億264万9916円から上記の支出分(178万682円または103万8730円)減るので、残金は1億86万9234円または1億161万1186円になってしまいます。

(Y)上記(B)の場合は、残額は1億980万5902円から上記の支出分減るので、残金は1億802万5220円または1億876万7172円になってしまいます。

(Z)上記(C)上記の場合は、残額は1億2150万5902円から上記の支出分減るので、残金は1億1972万5220円または1億2046万7172円になってしまいます。

これでは、1億円の返済がやっとであり、「借入金が1億6344万円超残っていたから、ここから1億5000万円を返済した」という荒井代表の弁明は、ほとんどウソだった可能性が高くなるのではないでしょうか!?


4.上記の残金から8月3日以降の返済と利息の支払は不可能!

(1)荒井代表の弁明における1億円返済直前の残高は1億6000万円超でしたが、前述のようにそれはウソであった可能性が高いようです。

(2)「新党改革」は、2010年8月3日以降、以下のような返済と利息支払いを行っていました(それまでに支払っている利息は除外)。
返済   1億円          2010年8月3日
借入利息     6万2636円  2010年8月10日  
借入利息    12万5273円  2010年8月10日
借入利息     6万4657円  2010年9月10日
借入利息    12万9315円  2010年9月10日
借入利息     5万8595円  2010年10月12日
借入利息    11万7191円  2010年10月12日
借入利息     6万0616円  2010年11月10日
借入利息    12万1232円  2010年11月10日
借入利息     6万4657円  2010年12月10日
借入利息    12万9315円  2010年12月10日
返済    2500万円      2010年12月14日
返済    2500万円      2010年12月27日

計      1億5093万3487円

(3)前述の残金からこのような支払いは、絶対に不可能です。

荒井代表は、会計帳簿を公表するなどして説明責任を果たす必要があります。
前代表の舛添東京都知事も同様です。

(4)政治資金の残金から以上の返済・利息支払いが絶対に不可能であるとなると、荒井代表の弁明とは違い、8月3日以降の収入を、借入金返済や利息の支払に充てるしかありません。

そうなると、荒井代表が否定した「立法事務費」を充てた可能性は極めて高くなりそうですし、これまた荒井代表が否定している「政党交付金」のマネーロンダリングにより返済した可能性がありそうです。
これについては、別の機会に投稿しましょう。
Categories
あし@
livedoor プロフィール

nihonkokukenpou

TagCloud
livedoor × FLO:Q
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ