幕末に大いなる活動をみせた土佐・坂本龍馬(1836-1867年)は、
護身用の「ピストール(拳銃)」を常に携帯していたとされています。
もっともこれは、長州・ 高杉晋作(1839-1867年)が藩命により
清国に渡った際(1862年)の御土産の品だとされていることから
すれば、龍馬の「常時携帯」はそれ以降のことになるわけです。
そして、この「ピストール」は「(第二次)寺田屋事件」、つまり、
奉行所によるいわゆる「坂本龍馬襲撃事件」(1866年)の場に
おいて登場しています。
概略はこんな按配です。
~寺田屋に集まった龍馬他のグループは、夜中に幕府伏見奉行の
  襲撃を受けた。 その際の乱闘は激しく数名の使者を出したが、
  負傷した龍馬もまたこの「ピストール」の装弾が叶わなくなった~


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例によって、以下の会話は、日本史探検隊の
史)=姫隊長/史乃(しの)歴)=古参隊員/歴三(れきぞう)です。
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史) その時、捕り方に囲まれたことに、いち早く気付いたお龍サンが
    風呂から裸のまま飛び出して、龍馬たちに危機を知らせた。
    これが有名なエピソードになっている「事件」でしょう。
    その際の龍馬はこの「ピストール」を扱えなくなるほどの傷を
    両手に負った・・・だったら、その「ピストール」も現場で
    落としてしまったでしょうね、きっとなら。


歴)
 そう言われているようだ。 
    ところが、龍馬はその後も「ピストール」を携帯していたようだから、
    別の物をどこかで調達したのだろうね・・・きっとなら。


史) でも、それにしても、高杉晋作サンは何を思って他所の藩の龍馬に
   「ピストール」をプレゼントしたのかしら。
   何しろ「長州藩テロ全盛」の時代だから、自藩のお仲間だって、
   ノドから手が出るほど欲しかったでしょうに。
   
歴)
 ええか、聞いて驚け! 
    実はな、表向きは、一つは自分用に、もう一つが龍馬の、
    つまり晋作が入手したのは2丁の「ピストール」だとされているが、
    実際には「数十丁のピストール」だった。
   
史)
 つまらないホラは吹かないで!
   歴サンが、「ええ、聞いて驚け!」って前触れするときは、とことん
   駄ボラだってことは、長い付き合いでもう見破っていますからね。

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  土佐・坂本龍馬/長州・高杉晋作

        

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あっちゃー、とっくに見破られていたか!
それにしてもダ、姫の疑問はもっともだ。
~晋作サンは何を思って他所の藩の龍馬にプレゼントした?~
普通に考えれば、時も時だから自藩の志士に配れば、晋作の株も
上がっただろうし、またその功績?によって、藩内での発言力も
高まっただろうに、そうはしなかった。
何かしら「ウラ」があったとは思えないか?
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史)
 エエッ! 何かしらの「ウラ」があったっていうの?
   日本の行く末を考えた時、龍馬こそ「今死んではならない」、
   つまり、かけがえのない人物だ。
   晋作サンがそう考えてプレゼントしたものだとばかり思っていた
   のに、こんなところにも「ウラがあった」って言うの?

歴)
 ズバリ、それは金だ。
   この「最新武器・ピストール」をダ、長州の志士連中に渡した
   ところで、晋作からすれば金にはならん。
   ところが、「商売の心得」を備え、金を生む技術を持った龍馬に
   売るなら、晋作だってがっぽり儲かる・・・って運びだ。
   そこでダ、ええか、聞いて驚け!
   ~晋作は、買った値段の十倍で龍馬に売り付けた~わけだ。

史) ホント、懲りないオジサンね。
   その「ええか、聞いて驚け!」って前触れは駄ボラのシグナル
   なのを見破っているって、たった今言って聞かせたばかり
   じゃないの・・・だからオジサン族って好きになれないっ!
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ああ、さよか、見破られていたってか。
こりゃまた失礼こいたなァ。
まあ、それはともかくとしてだ・・・幕末の激動の時代にともに生きた
土佐・龍馬と長州晋作が、この「ピストール」のプレゼントで固く
結びついていたことは明らかだ。

晋作~龍馬サン、アナタは今の日本にとってかけがえのない人物だ。
     この「御土産品」で、どうぞ命を守ってくださいナ~

龍馬~晋作サンの配慮に感謝しますわい。
     ともに日本大改革を目指して、力の限りを尽くしましょうゼ~






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日本史探検隊
 姫隊長・史乃古参隊員・歴三研修隊員・記録係
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