ひとつは2016年4月13日、揺れの収まらない中で熊本市内の事務所と電話でつながった、伝統木造建築の実務と学術見識に明るい大先輩、古川さんらの粘り強いお取り組みがひとつの結実を見せたというこの記事。

もう一つは熊本県建築士会のみんなで、「被災家屋の修復」ケーススタディとして講習会場とさせていただいた、この家からの報告です。

熊本市南区の明治前期の建物所有者からLINEで送られた写真付き「間もなく修復完了です!」のご報告。 当時は「危険」の張り紙が張られ、被災判定も「全壊」とされた建物でしたが、熊本で逆風の中からカスタマイズ&成立した手厚い支援制度と伝統構法に通じたヘリテージマネージャー協議会のメンバーの働きが功を奏したものです。
震災3年目を経たあたりから、当方との往き来が増えてというのも意外なことでしたが、仔細はともかくとして、とにかくハードや制度だけ整えてもダメ! それを運用する施主と、それに乗っかる専門業者が、きっちりと現場に通い、被災者の思いを汲んでスクラムを組むことで成しえた建物修復。 それを実感させられた2題でした。
東日本9年、熊本4年の鎮魂、そしてCOVID-19の終息を願いつつのアップロード。











