2017年12月11日

彼ら

彼ら

(2017.7 制作)

 この作品は「スピリチュアル〜癒し〜」展の為に描き下ろし、後で加筆したものです。

「スピリチュアル〜癒し〜」展は私が初めて企画したグループ展で手際悪い事だらけでした。
 ただ、出展者の作家さん達に非常に恵まれ、テーマの選定も良かったみたいで大好評となりました。
 
 現在、2018年の3月ごろにスピリチュアル展の第2弾も企画中です。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・

 さて、この絵に描いたのは「高次元」の人達です。

 私達人間は、小説、漫画、劇などの物語中の登場人物に何か感じたり、応援をしたりします。
 それと同じように、創造主やそれに近い世界にいる人達は、私達の人生を見つめているのではないか… そんな事をイメージして描きました。

 私はこの絵の中で「彼ら」をファンタスティックに「天使」風に描きましたが、これは一つの例です。

 4次元立体は様々な形の3次元立体で写像を表わす事ができます。つまり高次元にいる人達は「角度」を変えて見れば、全く違うイメージに変容して見えると予測しています。
 例えばこの絵の中の人達も「不動明王、薬師如来、大日如来」あるいは「須佐之男命、月読命、天照大御神」と、いうようにイメージが様々に変容してもおかしくないだろうと思います。

 目に見えない世界は実証する事はできず、今のところ想像にすぎない世界とも言えます。その存在を頑なに拒絶する人も多いです。でも、私は異次元上に実在していると考えています。
 私達から見た「余剰次元」の中に無限の力と情報があり、知性体もいる。それが「天」なのだと。将来、量子物理学の研究が答えを出してくれると期待しています。

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 さて、この絵を描いた時期より後の話ですが、絵の内容とリンクした面白い体験話があるので記述します。

 私は心理セミナーのスピリチュアルワークに何度か参加しています。(カウンセリングの延長であり、宗教的な繋がりの場ではありません)

 神様を降ろせる女性に、参加者が一人ずつ相談していき、皆で共有して学ぶというワークです。ネイティブ・アメリカンの儀式で神様を呼びます。

 一般に「チャネリング」と言われる事ですが、その言葉では薄っぺらく感じて似合わないと思います。その神様は圧倒的な威圧感があり、同時に大きな人間愛も感じます。今回の私の絵で言えば、一番奥の人とイメージが近いと思います。

 私は無礼を承知で、神様の世界が知りたくなりました。そして、自分の相談の順番が来た時こんな質問を投下しました。
「其処は一体『何処』で、私達人間はどのような『形状』で見えるのですか?」

 本来、自分の人生の悩みを相談するはずが、場違いな質問かと思いましたが「好奇心」を止められませんでした。
 それに対して神様は、降ろす女性の口を借りて、以下のように丁寧に答えてくれました。

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フ…(鼻で笑われた感じ)。この中には面白い質問をしてくる者がいる。

雲の上にでも立っていると思ったか?

我々は空にいる訳ではない。

神が空の上にいるように感じるかもしれないが、それは人間達が考えたものだ。
聞いてきた慣習にすぎない。

ここは何処でもない。時空を超越した場所にいる。

時間もない。何もない。

強いて言えば、お前達一人一人の心の中にいる。

(笑った感じで)分からないか?
分からないだろう。

宇宙は不思議だらけだ。

「不思議」でできている。それが「大自然」というものだ。

「不思議」にも役割がある。
その「不思議」の中に神々は宿る。

そして…
人の「見る」と、我々の「見る」とは少し違う。

お前達は目を使って見ているが、我々は「見て」いる。

我々は人間の「魂」を見ている。

「魂」とは「光」だ。

「光」とは「エネルギー」だ。
つまり、我々と同じである。

(私の事を見ている雰囲気で)
…ん?お前はなんだか可愛いな。

キラキラした目をしている。
天真爛漫で、少女のように純真で…

お前がそのキラキラした目で「不思議」を見つめた時、我々に少し「近づく」

不思議を見つめる事は大切だ。

ただ、好奇心は程々にな。

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 このような話をしてもらえました。哲学めいた話で、かえって謎が深まりましたが、興味深く感じました。

 神様のおっしゃってた「キラキラした目で不思議を見つめる」とは、芸術の事かな?と感じました。

 そして、以前セッションを受けた時も、私は神様から「純粋で可愛い」と言われました。魂の世界から見た私は、かなりチャーミングな人間のようです(〃´ `〃)

 最後の「好奇心は程々に」は、身を危険に曝さないよう釘を刺されたと感じました(-_-;)

 以上が神様と対話した貴重な体験話でした。

2017年11月30日

HAL

HAL

(2017.11 制作)

 2L版サイズの小さな作品ですが、心を込めて描きました。
 この目元が魅力的な女性は、私の古くからの友達です。

 非常に頭が良く、専門分野もそれ以外の事についても深い知識を持つ人です。彼女の聡明さに、私はいつも助けられ、刺激を受けています。

 一方で、好奇心旺盛で多趣味な人で、最近はホビーショーに出展するレベルでプラモデルを制作しています。
 
 そんな彼女をモチーフに描いてみました。

 この絵は飼い猫の「Rain」と合わせて、彼女へプレゼントします。

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 作品の構成としては、実は「ヴァニタス(寓意画)」を意識して作りました。

 「ヴァニタス」とは、チェスや楽器などの娯楽品、骸骨を描き、人生の儚さを隠喩したバロック時代の静物画です。

 この絵ではチェスや楽器の代わりに彼女の特技のプラモデル、骸骨の代わりに「地球」を描きました。左下の1組半のハートには、人生の光と影を込めました。
 
 聡明な彼女らしく「色即是空」的に世界を見つめるような、儚さと強さをイメージして描きました。

2017年11月02日

星が見えたら

星が見えたら

(2017.7 制作)

 音楽テーマの展覧会の際、描き下ろした作品です。
 私は口笛奏者の儀間太久実さんのオリジナル曲「星が見えたら」をイメージして描きました。

 この曲は星が明るく瞬くようなかわいいメロディで始まりますが、曲が進むうちに空の広がり感じるようになります。
 クライマックスには最初に出た瞬きのメロディが再び出てきますが、星が力強く歌っているような詩情へと変わり、心地よい変化を楽しめます。

 絵としては私の好きな猫やビルをモチーフに使い、星が見えた時のささやかな幸せを表現しました。

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 「星が見えたら」は儀間さんが今までにリリースした2枚のアルバムのどちらにも入っています。
儀間太久実さんのHP
 
 ちなみに、私は過去に儀間太久実さんをイメージした絵を描いています。良かったら、そちらもご覧ください(^^)
→ 「希望(Takumi Gima)」

2017年10月17日

上を向いて歩こう

上を向いて歩こう

(2017.10 制作)

 「昭和ロマンチック」というイベントの「オリジナルレコードジャケット展」に出展する際、描き下ろした作品です。
 レコードジャケットのサイズ(31.5センチ×31.5センチ)で描いています。私はCDしか買った事のない世代なのでこの大きさは新鮮に感じました。

 私は坂本九の「上を向いて歩こう」を題材に選びました。

 よく聞くと少し不思議な曲です。
 歌詞は一人ぼっちで泣く夜を繰り返し、人生の苦悩を描写しています。それなのに突き抜けるほど朗らかなメロディです。
 さらに間奏には口笛のメロディが入り、軽やかな気分にさせてくれます。

 時代はちょうど高度経済成長期真っ只中です。
 田舎から出て来て働く若者の心をしっかり受け止め、励ましてくれた曲ではないでしょうか?

 私はそれをイメージして、タイトルが「上を向いて↗︎歩こう↗︎」と少しずつ右肩あがりになるように描きました。
 そして、メランコリックな夜が、1枚めくればすぐに希望あふれる昼間になるように構成を考えました。


 ところで、この曲は欧米でも大ヒットしましたが、英語題は「SUKIYAKI(スキヤキ)」だそうです。それを聞いた時に感じた違和感は半端でなかったです(笑)

2017年10月04日

Rain

Rain

(2017.10 制作)

 2L版サイズの小さな作品ですが、心を込めて描きました。
 タイトルの「Rain」はこの猫の名前です。

 ある雨の日の夜中に、迷子になった野良猫の赤ちゃんを保護しました。名前は雨にちなんで「レイン」と名付けました。

 でも私の住む部屋はペット禁止です。それで友達に頼んで里親になってもらいました。
 友達には大切にしてもらって、レインはその後10年生きました。
 
 元々病気を持った野良猫だったので長生きはしませんでしたが、それでも飢えずに凍えずに愛されて、どれだけ幸せだった事でしょうか。最後までやんちゃで甘えん坊で、突然眠るように亡くなりました。

 亡くなってから何年も経ちますが、今も心の中で生き続けています。
 「毛並みがきれいだったなぁ」とか「花とか植物が好きでユニークだったなぁ」とか、生前の愛くるしい様子を思い出しながら、空想で描きました。

 この絵はレインの里親である友達へプレゼントします。

2017年06月13日

「観て楽しむ<猫カフェ>」展

猫カフェ展021

最近、私は展覧会の企画もしています。
現在、こんな展覧会をしています。

「観て楽しむ<猫カフェ>」展
2017年6月12日〜24日まで(6月18日(日)は休み)
Cafe de ランス(大阪環状線 今宮駅から徒歩3分)
くわしくはこちらへ

私は秘蔵作品を出展しています。
※部分写真です。
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ぜひ、お越しをお待ちしています!

2017年03月24日

個展「水彩で描く心象の世界 新阜裕大 絵画展」

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ただいま、Cafe de ランスで個展を開催中です。たくさんの方にご来場いただき、感謝しています。

個展はあと2日で終了いたします。
本人が在廊する日は、明日25日(土)で最後となります。
(26日(日)は私本人はおりませんが展示はしています)

☆☆一つ訂正です。☆☆

展示の最終日、26日(日)は終了時間が変更となります。
イベントの終了時間に合わせ、ギャラリーの終了時間も早まり、16:00終了になります。

26日(日)の夕方にお越しになる予定だった方、申し訳ありません!
訂正してお詫びいたします。


【日時】
3月13日(月)〜3月26日(日)
午前11時〜17時30分
最終日26日は16時終了

※休館日 3月 19日(日)、3月 20日(月・祝)
※基本的に日・祝休みなのでご注意ください
※26日(日)は特別営業します。占いや手作り作家などたくさん出店するフェスティバルが行われる予定で、おすすめです!

【場所】
「カフェ de ランス 」内ギャラリー

JR今宮駅より徒歩3分(コーナンJR今宮駅前店、南側駐車場の南東側の五差路の角)

【入場料】
恐れ入りますが、喫茶店なので1オーダーをお願いします。(コーヒー350円〜)

【作家在廊予定日】
13日(月)、14日(火)、15日(水)、18日(土)、21日(火)、22日(水)、24日(金)、25日(土)
…各日、午後在廊

【内容】
水彩画を10点

カフェ DE ランスの壁面ギャラリーオープンに合わせて、2週間個展をさせて頂きます。
会期中半分の日程は、作者も在廊しております。ぜひ遊びに来ていただけたらと思います(*^^*)

☆☆【ここからは作家仲間の皆様へのお知らせです】☆☆

カフェdeランス内ギャラリーは、貸しギャラリーとしてオープンいたしました。
続きを読む

2017年03月22日

ただいま出展中【女神幻想】展

女神1

女神2

現在、出展中の展覧会です。

私は自分が描いてきた作品の中でも、特に自信作の2点を出展しています。

他の作家さん達も力作ぞろいです。

ぜひお越しをお待ちしています。

http://blog.goo.ne.jp/sawsinplusb/e/7f5dcbd0c44a556b726d8917f3d19c72

「女神幻想」

2017年3月17日(金)〜31日(金)11:00〜17:00 (月曜定休/月曜日が祝日の場合は翌日が休館)


★「女神」をテーマに自由に表現するアート展覧会。

※観覧は1オーダー制です。 展覧会を御覧になられる方は必ずお店で何かご注文下さい。

<会場>
喫茶室ピッコロ <+bギャラリー> Bスペース
〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター内 2F
営業時間:11:00〜17:00(月曜定休/月曜日が祝日の場合は翌日が休館)
アクセス→http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/access/
◆阪急塚口駅南出口より南東へ徒歩8分
◆JR塚口駅西出口より西へ徒歩5分

なお、同時開催の「暗黒童話」展もお勧めです!
暗黒童話


2017年03月09日

☆出展情報☆ アート・ウェイ・オオサカ「アリスと歯車」

アリスと歯車1

アリスと歯車2


「公募作品展」に父と一緒に絵を出展します。

ぜひ、お待ちしています。

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不思議の国のアリス×スチームパンク
アート・ウェイ・オオサカ〜特別篇〜 「アリスと歯車2」

3月11日(土)12日(日)
両日共 11:00〜18:00
入場料:300円(15歳以下保護者同伴にて入場可)

会場:大阪市立西成区民センター

【開催内容】
ハンドメイド・マーケット
公募作品展  ワークショップ
パフォーマンス  講 演
アリスのティーパーティー(喫茶・甘党)

ゲストクリエイターによる
作品展示及び即売

写真撮影ブース(無料)
男女各更衣室(無料)
手荷物一時預かり(有料)
etc.

〒557-0041 西成区岸里1-1-50
・地下鉄四つ橋線「岸里駅」下車
 番出口徒歩2分(区役所東隣り)
・南海本線・高野線・地下鉄堺筋線
 「天下茶屋駅」下車西出口徒歩5分
電話:06-6651-1131

主催:大阪市立 西成区民センター(指定管理者:一般財団法人 大阪教育文化振興財団)

2017年02月11日

良い夢を…

良い夢を…

(2017.1 制作)

「ディストピア・フューチャー展」という展覧会に出展した作品です。

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  昨年はVR元年と言われ、様々なVR用のデバイスが一般発売されました。
※VR(バーチャル・リアリティ)…仮想現実
 すでに、現実の恋愛や結婚はしなくても2次元上のキャラクターを見ていたら幸せと思う人も多くいます。

 今の世の中がそのままディストピアになっていけば、メディアや仮想現実で包まれて当事者にとっては一見、幸せに感じる世界になるのではないかと思えます。
 そこで、私はあえてユートピア風のディストピアを描こうと考えました。

 この絵は、天使のような、よくできた母親のような女性(実は悪魔)が、優しく毛布をかけてくれようとしています。
 (本当は鎖をかけてこようとしています)

 夢の庭園には様々な性的象徴のモティーフを散りばめています。

 この絵は仰向けに寝ている男性の視点で描いています。
 中央の泉は子宮、奥のアーチは卵巣…と、上に乗った女性と結ばれている事を暗示しています。噴水は男性の象徴で、エネルギーを放出し続けている事を隠喩しています。

 素晴らしい女性と心も体も一体になっている(ような気分になって搾取をされている)という、幸せな夢を描こうと思いました。

2017年01月06日

あぐり展 天地かえしの歌

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明日と明後日、中之島であるイベントで、私も絵を一点出展させて頂きます。

《場所》京阪電車なにわ橋駅地下1階、アートエリアb一1
《日時》2016年1月7日(土)、1月8日(日) 13時〜17時

お近くにお越しの際はぜひ、お立ち寄り頂けたらと思います。

2017年01月05日

今年もよろしくお願いします【3月までの出展予定】

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新年あけましておめでとうございます!

このブログをごらん頂き、ありがとうございます。
本年もよろしくお願いします。

この画像は大阪城公園の初日の出の写真です。今年は雲が多かったのですが、錦のように色彩豊かでした。

今は描きたいという思いが噴出しています。これからあちこちに出展します(^▽^)

☆☆☆1〜3月の私の出展予定です☆☆☆

1月7日(土)・8日(日)
中之島アートエリアB1「あぐり展 天地かえしの歌」

1月18日(水)〜31日(火)
ピッコロギャラリー「ディストピア・フューチャー」展

2月
<シークレット出展>
※何処にどんな絵を出展するか具体的な日程も含め、今はすべて秘密です。…フフフ(ΦωΦ)☆

3月11日(土)・12日(日)
大阪市西成区民センター「アートウェイオオサカ アリスと歯車」
※公募作品展 平面作品部門で父と一緒に出展します。

3月18日(水)〜31日(火)
ピッコロギャラリー「女神幻想」展

よろしくお願いします!

2017年01月03日

クリスマス・デート

クリスマスデート

(2016.12 制作)

 「クリスマス・ヘル」展という展覧会に出展した作品です。

 ツンデレ少女とまったりお家パーティ、でもよく見たらおかしい所満載…というイメージの絵にしました。

2016年12月10日

愛しい人

愛しい人
(2016.11 制作)

 「デモノロジー 惡魔芸術展」に出展した際に描いた絵です。悪魔をテーマにしたというユニークな展覧会です。
 誘って頂いて感謝しています。表現の幅を拡げられました。

 また今後もこういうテーマの展覧会に出展したいと思います。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 さて、この絵について。

 女性のお尻とハート、羽衣と鎖がそれぞれ呼応しています。
 何処までも清らかで優しい愛…(でもやっぱり悪魔)を表現しようと思いました。

2016年08月09日

昔の恋人

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(2016.8 制作 652×500丱▲リル画)

 「さんべりな 9」という展覧会に出展した絵です。「再会」というテーマの作品展でした。
 私は、歳をとってから昔の恋人との再会する人をイメージして描きました。

 本来人が座っているはずの椅子に人の姿はなく、逆に桜の樹に人の手の形があります。シュルレアリスムの「デペイズマン」(日常の世界からズラす事で人を別の世界に連れていく)という表現方法を使っています。
 でも、シュールな絵にしたいからではなく、人の情念を表現したい為に描きました。

 花は絶対、桜にしようと思いました。桜は、日本では春の到来を喜ぶと共に、自分や家族の異動の象徴です。
 桜の背景は淡いオレンジ色にしましたが、桜と色が近すぎます。構想を練りながら、これはきっと視認しにくく描きにくいだろうと予測してましたが、実際描き始めるとその通り描きにくかったです。それでも、私はこの色の組み合わせにこだわりました。(写真では色調が再現しきれなくて残念です)

 バラ色ではないけど、シャンパン色の幸福があると思うのです。歳を重ねるほどに気づく、とても大切な…

2016年07月03日

希望(Takumi Gima)

希望

(2016.6 制作)

 この絵は口笛奏者の儀間太久実さんをイメージして描きました。

 儀間さんは日本人初の口笛世界チャンピオンで、あちこちのイベントやメディアで引っ張りだこです。
 さらに彼は純真な人柄で評判が良いです。

 初めて儀間さんの演奏を聴いた日、私は落ち込んでいたのですが、彼の奏でる音色で元気をもらいました。更に、彼のオリジナル曲には、前向きな気分になる癒しを感じました。
 だから、タイトルの二つ名は「希望」と付けさせていただきました。

 儀間さんの口笛は澄んだ真っ直ぐな音色が突き抜けた後、情感が染み込んできます。そして自由に空を飛びまわり、冴えている時は宇宙まで届くようなイメージです。
 それを一枚の絵にしてみました。

→儀間太久実さんのブログ


2016年06月09日

気(Shuyoh Kotaki)

気


(2016.6 制作)

 これはお友達の書家・小滝秀葉さんをイメージして描きました。

 秀葉先生は、10年以上のお付き合いになる古い作家仲間です。今や生徒さんは50人以上の大人気先生で、「枚方女子」にも選ばれ、大活躍中です。

 書道の基本をしっかり押さえながらも、型にはまらない制作や展示の場を提供し、彼女の生徒さん達はそれぞれが才能を引き出されています。また、彼女の交友関係は工芸、音楽、舞踏を始め、広い分野に渡り、展覧会はお祭りのように楽しい場となります。

 彼女の大書きを書く姿は圧巻です。おおらかながらもパワフルな印象に、勝手に「気」という二つ名をつけさせてもらいました。

創造(Shusaku Matsumura)

創造

(2015.3 制作)

 ピアニストの松村周作さんをイメージした作品です。

 私は音楽の事は全く分からないのですが、松村さんのピアノの音色の凄さには圧倒されます。美しい音を鳴らしているのではなくて、ほとんど空間を生み出しているような神レベルの情感表現に、「創造」という二つ名をつけさせて頂きました。

 松村さんのピアノを聴かれた事がない方はぜひ一度聴いてもらいたいです。彼の魂を叩き込むような力強い弾き方に「ピアノ」のイメージは覆されるはずです!

 でも、絵では音は再現できず、もどかしい思いをしました。だけど、彼のピアノを聴いた時の自分の気持ちなら描けるはず…と考えて実直に描かせてもらいました。感動を伝えたくて…

 でも、この絵だけでは何か不十分な気がします。可能なら、いつかもう一枚描きたいと思っています。ダークな曲を弾く松村さんも素敵なので。そちらの絵につける二つ名は「魂」でしょうか。

 松村さんは、私が昔関わっていた舞台の出演者です。この絵も最初はコンサートグッズを作る意図で描きました。もう、その必要はなくなったのですが、ぜひ絵を渡しに行きたい。そして、また彼のピアノを聴きたい…と思っています。

2016年05月09日

虹 (Yhuko Niioka)

虹

(2015.4 制作)

 恥ずかしながら、役者・語り部としての私を描いています。裕大は雅号なので、役者名は本名で通しています。

 私が一番やりたい事は「絵」…これは物心がついたときから。父方の遺伝でしょう。
 そして他にしたい事は「芝居」「言葉に挑戦」です。

 子供の時の話です。

 私は小学校5年・6年の時に「いじめ」に遭ってました。当時担任の先生にも嫌われていてどうする事もできずに、他の大人達に助けてもらうまで暴力を受けるがままになっていました。

 でも、その後の自分は、今から考えても驚くような行動に出ました。いじめの恐怖に負けずに、堂々と人前に出られる人間になりたくて中学へ入ると、あえて「演劇部」の門戸を叩きました。

 中学・高校と6年間演劇部に所属していました。いろんなトレーニングをして、大根役者ではありましたがたくさんの劇に出ました。

 その経験が大人になってから、大きな財産となりました。宣伝販売など人前に立つ小さな舞台で威力を発揮し、長く生計を立てる糧となりました。

 もちろん絵描きでいたいのですが、 私は役者マインドも持っています(^▽^)

※ ※ ※ ※ ※

 この絵は、舞台で自分の書いた物語を朗読をしている情景を描いたものです。

 今回は自分がモチーフの絵でしたが、これからお友達の絵を描いて発表していきたいと考えています。思わず二つ名を勝手につけたくなるような素晴らしい才能の人々!ぜひご期待を(^▽^)

2016年03月29日

嫁ぐ日(シロツメクサ)

嫁ぐ日(シロツメクサ)

(2014.4 制作)

シロツメクサは
若い花嫁
願いをいっぱいに膨らませ
無垢な体をすべて
春風に委ねる

(「野草の花束」より)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

マメ科の多年草。春に白から薄ピンクの花を咲かせる。
30個以上の子花房が球状に集まって咲き、一つの花に見える。
別名はクローバー。

地面を這うように育ち、立ち上がった茎に3枚の小葉が放射状に生える形状である。
稀に1つの茎に4枚以上の小葉が生える事もある。組織が傷ついた事などにより発生する畸形だが、十字架を連想させる形から四つ葉のクローバーは幸運を呼ぶと信じられ、珍重される。

シロツメクサ(白詰草)の名前の由来は、ガラス製品を輸送する際に緩衝材としてつかわれたため。
家畜の餌として栽培されていた物が野生化した外来種である。アカツメクサなどの類似種もある。

花言葉は「幸運」「約束」「私を思って」
そして、何故か「復讐」

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

私が育った団地では毎年春になると、あちこちでこの植物が群生していました。
まるで絨毯のように生えるので、子供の頃はよくクローバーの原っぱを部屋に見立てて、座ったり寝転んだりしていました。

そして葉や花を料理に見立てておままごとに使ったり、花輪を作ったり、幾らでもあるオモチャとして戯れていました。
白いポンポンのような花がとても可愛いらしく、ただ花を摘んでいくだけでも楽しかったです。
そして、四つ葉のクローバー探しも大好きでした。日が暮れる寸前まで、何時間でも飽きずに探しました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

この作品は2年前に描いたものです。
いろいろあって、このブログにUPするまでに時間がかかってしまいました。

シロツメクサを擬人化して、花嫁にしています。
当時、ベールの部分が描いていて楽しかった記憶があります。

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