岡山湯郷Belle公認ブログ・マッチデープログラムWEB版

なでしこジャパンを知ってますか?
なでしこリーグを知ってますか?
サッカー小僧・宮間あやと彼女が所属する素晴らしき女子サッカークラブ
岡山湯郷Belleについてと様々なスポーツシーンについて語るブログです。
そして、様々な競技の取材で知り得たアスリートの実像をお伝えします。
さらに、岡山球界が生んだ「史上最高のエース」森安敏明さんの名誉回復の
一助になればと・・・強い気持ちで取り組みます。

2016Belle-mdp vo.4 5.15美作 vsINAC神戸

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※pdfとコメントはプライベートモードに掲載。











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あの夏、彼らはなぜ勝てたのか?


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先日弾丸で岡山に行き、所用でひとりの人物に会った。戦前の岡山一中以来、約70年ぶりに公立進学校として甲子園に出場した岡山城東の主将(現OB会長)、実直でおおらかな素晴らしい人物だ。彼が予選決勝直後のインタビューで残した「ホントに僕らが出場してもいいんでしょうか?…で、甲子園大会っていつから始まるんですか?」は永遠無二の名言である。「ふざけたコメントしやがって(笑)」と言うといつも「スイマセン(笑)」と頭をかく。「でもホントに知らなかったんです」。

もうひとり。
平成2年夏の岡山県営球場。甲子園三期連続出場に王手をかけた全国区エースのストレート145km/hを打ち返し、低いライナーで右中間を切り裂く同点ツーベースを放った2年生の左打者。
彼の一打が岡山球界に新時代をもたらす歴史的一撃であったことに、実はほとんどが(今もって)気づいていない。そればかりか「なかったことにしよう」という思惑も透け見える。打たれたエースと捕手はベンチを見た。そのとき城東の全選手は顔を見合わせることなく、「ストレートはない。スライダーでカウントをとりにくる」との意識共有を果たしたのだという。そしてその通りの甘いスライダーをセンター前に弾き返し、城東の逆転勝ちが成立した。さらにそのバッターは中学まではテニス部だった。

「マジか・・・」。「ハイ、マジなんです(笑)」。
その会話は美作ラグビー・サッカー場。打ち明けたのは新聞記者となった、あの夏、歴史的一撃を放った2年生左打者。首都リーグで活躍後、岡山に戻った彼は現在Belleの番記者を務めている。

岡山野球で真に「名門」と呼べるのは、倉敷工、岡山東商、関西のみ。他にも甲子園の常連となったチームはあるが、同じ名門の座を二義的に追いかけた意味で、既成価値の殻を破れなかったとも言える。ところが城東はそれまでと全く違うスタイルで「新しい一番」を目指した。ところがナインが修練を積んだのは奇策を用いないオーソドックス極まりない「当り前」の野球。だからこそ、あの夏の一撃に至高の新価値があったのだ。

もっともBelleにふさわしい記者が、

厳しくも慈愛に満ちた目でBelleを見つめている。


 





「就実 炎の少女」と「城東の核弾頭」



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激しい気性は時として誤解を招く。
強い正義感は場合により敵を多くつくってしまう。
しかし強い心と悪を認めぬ姿勢は、とっても楽しいお友達…ではなく人生において、強固な信頼を分ち合う真の友を得ることが出来る。数は大きな問題ではない。

岡山から就実の高木先生と「炎の少女」須藤さんが特集された山陽新聞紙面が送られてきた。シリーズを担当したひとりがBelle担当の平野君と知って連絡をとり、高木先生の取材者泣かせの「とても使えない発言集」で盛り上がった。「炎の少女」。キャプテンとして母校に二度目の日本一を運んだ須藤さん・・・その激しい気性と心優しさ、何より岡山ボールスポーツ史上最高のヒロインとしての生き様を、いつの日かBelleイレブンの前で披露してもらえればと思う。

そして全国屈指の本格右腕として注目された倉敷商・岡、その渾身の直球を鋭く右中間にライナーで打ち返し、県下一二の進学校に戦後初の甲子園をもたらした「城東の核弾頭」平野裕久。常識(あるいは)定説を覆し球界に新時代をもたらした平成岡山学生野球最高のヒーローがBelleの番記者を務める数奇な縁。

あれは奇跡の甲子園、まぐれ、偶然の産物か?
そうではない。
見えない格や権威を無意味化させた夏。
どんな脆弱な環境であっても、意識を高め叡智を研ぎ澄ませば達成の日の目を見る。第二第三の「名門」を目指すのではなく、既成の楽園を目標と定めるのではなく、当り前のやり方で世の中の価値感そのものを根こそぎ変える。

平野が全力で「役割」を果たした城東初の甲子園と岡山湯郷Belleはつながっている。


 



2016Belle-mdp vo.3 5.3美作 vs大阪高槻


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ワルキューレ(戦闘女神)を待ち受けていたのは…

※マッチデープログラムはプライベートモードに掲載。










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青い流星・作間琴莉が教えてくれたこと


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2016Belle-mdp vo.2 4.24美作 vs浦和


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4.24美作弾丸運営観戦。

手負いのBelleが浦和をやっつけた。
決勝ゴールは「青い流星」作間琴莉。
スクランブル出場となった「ワルキューレ」大久保舞、そして久々の先発90分を戦った「出藍の誉」川野紗季も実によくやった。

試合後の作間は「笑ってるか?」と声をかける前から笑顔笑顔笑顔。しかし近くで見ると、まだ興奮覚めやらず瞳が爛々と輝いていた。
川野に「これまでよく辛抱した。よく頑張ったね」と言うと「はい」と笑い可愛くペコリと頭を下げた。
ホーム開幕のヒロイン「蒼い旋風」中島千尋も充実の表情。「頑張って」に「頑張ります」と笑った。
何と言うか、そこら中の父性がかきたてられる一日だった。


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それでも3番に「がんばれ」と言う。


※本文はプライベートモードに掲載。
※元稿はfacebookに掲載。






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岡山湯郷Belle 史上最高の名勝負

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いまこそ由佳に力を!
心ひとつに、ふたたび激闘のピッチへ。

※本編はプライベートモードに掲載。



 





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Never give up!!

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やはり世の中にはスゴい人がいる。
Never give upダンマク、誰の作品か知らないがセンス芸大級。

美作に巣食っていた憑き物が落ちたと言うか疫病神が去ったと言うか、Belleらしい素晴らしいスタンドの空気に浸ったまま視線を下げると、今度はものすごくセンスのいいダンマクが目に飛び込んできた。小林もしっかりチラ見したことだろう。色調配色、フォント、バランスと「美作の青いバラ」のワンポイントどれも完璧なアート。

つい主張をこめすぎて選手名を画竜点睛を欠く的にデカく配置したり、多色づかいになりがちなところ、要所を抑えめにしたことでクリアに美しく印象深く仕上がった。この一連の調和の妙が小林らしさを醸し出している。アートの主張は空間を増やすことで真に現出する。学生にも教材として使えるほど。スゴいのつくる人がいるのだなぁ・と感銘した。

サポにもプロの人とアマがいると聞いたことがあるが、アマは時にプロを凌駕する。小さな湯の町の挑戦は働きながらサッカーをし頂点を目指す…が原点だった。名もなきアマチュアたちが世界を動かす。世界とはworldのみを意味しない。ここでいう世界はアマチュアだからこそ心に留めるべき、ささやかながらも得難い人生の糧。
プロになり、世界にその名を轟かせることが全てではない。アマのままでもプロより立派な人格者は多くいるし、プロを相手に対等以上に戦うこともできる。待遇が可哀想とか、環境が悲惨という感覚は文化発展を阻害する。地位と名誉と高い年俸が用意されれば全員が一流となり金メダルが補償されるわけでもない。

自らの分を知り、自らが目指すものを明瞭に把握する。
するとブームに溺れることもないし、自らの待遇を嘆き未来をあきらめることもない。日本一と言うなら女子サッカー界にはさまざまな日本一がある。表層のみの華美や勝つためなら何でもアリ・だけがサッカーではない。人間は弱い。空白を見つけると意味無意味問わず、そこを埋めたくなる。色彩を駆使し塗り尽くしたくなる。しかし空白を置くことで本当の自分が見えてくる。自分とは何者か?なぜサッカーに懸けようと思うのか?

その意味で、青いバラダンマクはとても清冽で優れている。

すごい人もいるんだ。













 

 

2016Belle-mdp vo.0 4.3美作 vsベガルタ


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Belle勝った。
大阪屋の焼肉コーナーで祝勝会した。
temphオフィスで採用カットを選んだ。
さっき広島着いた。

ふと見ただけだが小林(映)のダンマク
・・・素晴らしくアートフルな色調とデザイン。手がけた人の才能は大したもの。

それを含めスタンドが昨季とは違う雰囲気だったので、
スタッフと見上げ「今日いけるかも」と話していた。
とてもきれいな、心洗われる美作ならではの雰囲気が戻ってきた。

勝利の立役者は松岡だ。得点には絡まなかったが90分身体を張り続けた。
激しい当たりやジャッジの?にも自らを失わず、短気を起こさずとても立派だった。
彼女の捨て身の献身が呼び込んだ勝利である。

お陰でFighting girls(地獄の三人組)の「映画試写会式観客込みショット」が撮れた。
撮れ高満載だ。作間を笑かすことのみ苦労したが、最後は可愛く笑った。
やはり、かりとうまんじゅう効果か?


※マッチデーpdf・Belleキャラクターpdfはプライベートモードに掲載。


 





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向日葵は微笑んでいるだろうか?


※本文はプライベートモードに掲載。







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高松商、敗れて名門の誇り高く


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香芝生まれの「大和の荒鷲」櫻井庄吾にとって縁起・幸先のいい奈良県勢の全国制覇・・・と思おう。

高松商、惜しかった。

好ゲーム、あと一歩。高商ホントに惜しかった。
準優勝だったけれど、今大会は間違いなく「高商のためのセンバツ」。
負けゲームであっても何度も見たくなる全力を出し尽くした高商野球の神髄。
ラストの米麦の本塁返球も間に合わなかったが、ちゃんとベース上に返す百点満点のバックホーム。見事だった。

高商ナイン。桜町中、紫雲中、白鳥中など揃いも揃って地元・地元・地元の野球小僧。高偏差値・進学校に変転したスクールカラーにあって、うどん県の小僧たち・・・実によくやった。

 特に一回戦で救援を仰いだ点を悔やみ、以後投げて投げて投げきったエース浦の言葉はそこら辺の野球部員には言えない重みを持っている。


「投げます。どんなことがあっても最後まで僕が投げます。だって、僕は高商の背番号1なんですから。高商のエースは途中でマウンドを降りるわけには行きません」。


ああ・・・なんと良い学校、良い部活。素晴らしき名門。
まだ瀬戸大橋がなかった夏、200球以上を灼熱地獄の中ひとりで投げ抜き、延長17回押し出しデッドボールで散った伝説のエース・河地良一さんの姿が浮かんだ。河地さん同様、浦もサヨナラで敗れた。しかし崩れ落ちなかった。負け惜しみに走らなかった。これが高商である。

「私負けません。だってBelleのユニフォームを着ているんですから。
Belleである限り、私はどんなに苦しいときも絶対に下を向きません。
あの人たちと同じように」。









 




高松商、野球王国復活まであとひとつ


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生きてるうちに野球王国香川、最古の雄の甲子園快進撃を目に出来るとは思わなかった。
一体何が起こっているのか?強豪私学をなぎ倒し、松下さん山口さん(いずれもRNCの名解説者)のサヨナラホームラン優勝以来の紫紺の旗が近づいている。

高松商、あと一勝!決勝進出。おめでとう。

岡山・香川エリアは盛り上がっているだろうか?
少なくとも香川はドえらいことになっていると思う。いいなぁ。Y西さんやS吉さんやY下ちゃんなどKSBの古株実況アナたちは放送界・政界の隔てなく喜んでいるだろう。「何年待った思うとる?子どもの頃からやで」・・・いやいやもっと待ってる人もいる。「春を待つ」。・・・いい言葉だ。つらい雌伏の時期、それでも春はやってくる。高松にも、美作にも。
 

今日、急に転勤となった岡山の名門野球部監督から電話があり、「ありゃまー」という話になった。かつての津山工の名監督や、その他大勢の野球指導者が「うそ」という不思議な人事で転勤の身になっていく。岡山・・・。

その岡山、高松商のホームランベース一周の選手に砂を蹴り上げた野手のことが結構な話題になっていると聞いた。やっぱりね。どんなに悔しい状況においてもモノに当たっちゃいけません。私、それを岡山湯郷Belleの守護神・福元美穂選手から学んでおります。

明日は仕事キャンセルしてイオン祗園で決勝見よう。
いや・・・カープの録画流してるかも知れないのでカフェの窓を背に論文書いてるテイでMBCネット中継だ。

智弁は良い監督の良いチーム。
それでも高商、勝たねばならぬ。




 





高松商、伝統かけて大勝負!


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言わば、岡山湯郷Belleと元ベレーザの優駿をズラリ揃えた(頃の)INAC神戸との対決と同じ構図。明日、高商が決勝進出をかけ戦う熊本秀岳館。このチーム、尋常でなく強い。


地元香川の少年たち。うどん県の名もない野球小僧が伝統のユニフォームを身にまとい「大阪枚方ボーイズ」出身の優駿をズラリ揃えた熊本の超強豪に立ち向かう。厳しい躾の鍛冶舎先生が松下電器大阪本社時代に手塩にかけた枚方の子どもたちは野球の技能も凄いが、高商が二回戦で戦ったチームのように、腹いせでホームランを打ったランナーに砂を蹴り上げたりすることのない礼節の行き届いたチーム。彼らの多くは鍛冶舎先生の指導で、枚方ボーイズ時代に少年野球世界一に輝いている。これは「うどん県対火の国」の対決ではない。うどん県の名門と高校野球概念を覆す現代最強チームの激突だ。


高校野球百年のために、高松商勝たねばならぬ。
なんと半世紀ぶりのベスト4。「偉大な先輩方のお陰」とキャプテンはしびれるコメント。
絶対勝とう。

そしてストッキングに新たなラインを。
さらに天国の若宮先生、久保先生が喜んでくれる
高商野球を見せてくれ!






 




美作へ行けなくなったのは…


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高松商ベスト8!
まさか強豪私学に勝つとは思わなかった。

ま公立の雄対私学、長い伝統対新興ブランド、街の子対越境エリート。相手は岡山ではない。尽誠であり、香川西であり、英明。ここ20年、君らの先輩たちはことごとく都市の名を胸にするチームとSIブランド発信先兵の対決に敗れ去った。今日の一戦、相手チームにはホームランでベースを一周する高商ランナーに向かい砂を蹴り上げる野手や試合後の挨拶で不遜な態度を見せる者も・・・。もしも子どもの頃から岡山で野球を学んだ生徒ならそんな態度は見せないだろう。

我々も高松同様、「正しい野球をせよ。勝つことはその次だ」と教えられた。これは資格の問題。
やはり高商は勝たねばならなかったのだ。

閑話休題。

美作に行けなくなったのは・・・

※つづきはプライベートモードに掲載。





 


 



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Go! サキマユコンビ


※Belle情報=プライベートモードに掲載。




 
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コートの彗星 吉田みなみ

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※プライベートモードに掲載。









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背負うべきもの


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岡山において物資貯蔵基地=幕府天領直轄地だった倉敷、玉島、美作は関ヶ原以降日和見、常に権力になびいた岡山藩政に縛られることなく幕政に殉じた。現在の倉敷美観地区は幕末に数度、奇兵隊の放火襲撃を受け、その都度、婦女子を含む町民が最前線で応戦した。星野仙一さんやBelleGMの反骨のパーソナルはそういう風土だからこそ生まれた。

岡山市には過去も現在もそういう人物はいない。鳴り物入りの岡山県PR桃太郎?よりも、遊技場CMの桃太郎(外タレ)の方が出来が良いという笑えない話しすらある。昨日、美作から岡山市へ下ったが、相変わらず名物のノーウインカーとトンネル無点灯ばかりでとても懐かしかった。街には煌びやかな建物が立ち並ぶ。人間には射幸心や性的欲求があるが、あれは如何なものか。子どもへの負の影響を誰も考えないのか?かつての教育県も学力低下に喘いでいると聞くが…。
 

古来、山陰(鳥取島根)は神話信仰において国を背負った。
幕末、山口は幾多の志士を輩出し明治維新で国を背負った。
近世、広島は帝国陸海軍の中枢として国防で国を背負った。
では岡山はこれまで何を背負ったか?

歴史を背負ったこともない者たちの子孫が何を語れるのか?
 

晴れの国と言われるが、それはほんの・ほんの一部であり、豪雪と深い霧、河川氾濫や竜巻といった天災に晒され、さらに観光不況の直撃を受け人口流出が顕著になった、わずか1.3万人の湯の町はその範疇にはない。ないからこそその町は奇跡を起こした。彼らが歯をくいしばって立ち上げ実践した奇跡的な町おこしの真実にまだ、岡山は気づいていない。

美作が慈しみ育てた女子サッカークラブは挫折と失意、集合離散を繰り返しつつも
何を背負うべきかを知っている。









 


不機嫌な小僧


無題ryu12 のコピー


バスケ小僧。

向こう気の強さと視野の広さ、そして他にない聡明さ。子どものような愛らしさ一転、
物事を鋭利に見抜く大人の視点。ベンチ脇で、まるでだだっ子のように振る舞っていたかと思うと
射るような視線でコートを見据える。これほど魅力的なスポーツ選手は、当代彼女しか存在しない。
同じバスケで名選手としてならした父親の背を追うように、それゆえ自立にもがき苦しみながら
孤高の天才から、クラブのそしてJAPANの主将へと成長した。
 

八面六臂。司令塔として小僧らしい奇想天外のパスワークと大当たりの3P・・・。
「リュウ」こと吉田亜沙美はWリーグ8連覇をキャプテンとして達成しながら非常に不機嫌、
特に記者会見で充満させたフラストレーションは相当なもので、まだ注目度の低かった
アジア五輪予選前の皇后杯トーナメントで優勝した時に見せ伝説となったTVカメラへのウインク
の時の超ご機嫌モードとは大違いだった。
 

これから世の中はリオ一色となる。当然質問も「リオの目標は?」「リオで狙うメダルの色は?」
に集中する。この夏のオリンピックは日本女子バスケの軽重が問われる重要な試金石となる。
だが聡明な彼女はそれがわかった上で一切、気の利いたコメント、リップサービスをしなかった。

「Wリーグファイナルのゲーム後にリオばっか聞くなよ」ではない。
 

本当のバスケとは?バスケを越えるバスケとは?
誰も気に留めないほんの一瞬の積み重ねがバスケであり、リュウ(流)のごとく紡いできたのだ。
悔しく敗れればだれかが報復を引き継ぐ。夢破れれば誰かがそれを繕い大きく膨らませる。
よろこびも悲しみもすべてがバスケであり、自分にあるのは戦う責任のみである。
だから失意も失敗も挫折も不協和音も・・・全部リオのため・・・ではない。
 
みんなバスケに命をかけ戦っている。 

敗れたら失望の声をぶつけろ。その度私らは強くなる。

ギラギラだ。







 







ユキ、ふたたび日本一!


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炎の少女・石井優希(就実高)擁する久光製薬スプリングスが激闘の末、日本一に返り咲いた。
ファイナル1stステージでは、リーグ戦1位の「Vリーグ唯一の黒髪チーム」東レに追い詰められ
ながら逆転、そして2ndでファイナル6首位の三田尻ブロンコ・栗原恵の日立リヴァーレに完勝。
安易なバレー商売優先の「リーグ戦超軽視」の感は否めないが、やっぱり久光は強かった。

優希は倉敷の東南、旧茶屋町東陽学区で1991年5月に生まれた。一学年上のワンダーガール・
加戸由佳はひとつ山を隔てた多津見学区で成長した。両地区とも真備、水島と並ぶ倉敷有数の
「スポーツどころ」である。実業団名門バレー部ご出身である一家の考え次第で加戸がバレーを
やっていたら…と思うのは儚い妄想。ワンダーガールは作陽、炎の少女は就実という伝統高に
進み、苦しみ悩んで挫折を乗り越え、現在、それぞれ国内最高峰リーグで存在を示している。

優希の場合、Vリーグ入り当初は併用起用と日本バレー界独特のハーレムイズム(選手操縦)
の中、素養の開花を見なかった。ゲームに出ても「石井を狙えばこっちのもの」と相手サーブ
に露骨に狙い撃ちされ完全に芽を摘まれた…と思われた。彼女を変えたのは新監督に就任した
中田久美である。それまでの弱点に目をつぶる「駒」としての扱いを、中田は180度変えた。

「みんなが生き残るために死ぬ気でやっているの。だからユキも死ぬ気で戦いなさい」。
「戦って倒れたら私が抱き起こしてあげる。戦わないのならコートから出て行って!」。

一昨年のシーズン。同じ倉敷生まれの荒木絵里香の落ちるサーブにレシーブミスを犯した優希。
次の瞬間、威圧の笑みを浮かべる荒木を優希は鋭く睨み返すと「もう一本来い!」。荒木がそれに
応じたことで、その試合は近年稀に見る気力の激突となった。そして久光は勝ち続け日本一達成。
珍しく泣き崩れる中田監督を優しく抱きしめたのが笑顔いっぱいの優希だった。

「私たちにとってこれはゴールじゃありません。私たちが目指すのは世界一です」。




さぁ、今度はワンダーガールの番である。


















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