こんにちは。野球というスポーツ観戦はやはり楽しいですね。
祝、日本ハム5連勝!
連休でたっぷり時間がありましたので、今月はニュートン記事の感想をもう一本お届けしようと思います。頑張れ、ニュートンプレス!

Newton(ニュートン) 2017年 06 月号 [雑誌]
トップランナーでは「免疫の暴走を防ぐブレーキ役----「制御性T細胞」はいかににして発見されたか」が取り上げられ、大阪大学の坂口教授へのインタビューも掲載されていました。
s0507Tレグ

制御性T細胞は、大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授の坂口志文博士によって発見された。制御性T細胞のような、免疫の働きをおさえるT細胞が存在するかどうかという問題は、1970年代にはさかんに議論されていた。しかし当時の技術ではそのような細胞は特定できていなかった。
そのころ京都大学の大学院生だった坂口博士は、ある一本の論文に釘付けになったという。その論文は愛知県がんセンターの西塚泰章博士らによるもので、生後3日のマウスから胸腺を取り除く実験について報告したものだった。胸腺はT細胞の成熟の場となる器官である。制御性T細胞の存在が知られていない当時のことであるため、胸腺を除去したのであれば、その免疫は弱くなると予想された。しかし結果は全く逆で、このマウスは卵巣など体の各部の臓器に対して自分自身の免疫システムが攻撃を加え、炎症が起きたと報告された。
坂口博士は、除去した胸腺の中に免疫をおさえる働きを持つ細胞が含まれており、これが無くなったことで免疫システムが暴走したのではないかと考えたという。この現象を追いかければ免疫システムの重要な本質にたどりつけると直感した坂口博士は、未知の細胞を突き止める研究を開始した。

坂口博士は、ここで京都大学を中退して、愛知県がんセンターに移ります。1977年のことでした。以来博士は免疫を制御する細胞を追い続けます。1985年、ある種のT細胞を取り除くと免疫系が暴走することを示した論文を発表します。しかし当時はほとんど注目されなかったとのこと。その後も20年以上、免疫を制御するT細胞の研究に打ち込みます。世界的に注目を集めるようになったのは、2003年の制御性T細胞に関連する遺伝子を突き止めた論文を発表して以降とのことででした。
現在、制御性T細胞の研究成果はアレルギー治療やがん治療に応用が可能と期待され、坂口博士は有力なノーベル賞候補の一人と目されているそうです。
虹法師も腸内フローラ、ココナツオイル、ケトン体−秘密の鍵は全て縄文以前の暮らしにあった.にて制御性T細胞について取り上げるなど注目しておりました。T細胞はどうしてT細胞というかご存じですか?胸腺を意味するThymusに由来するのだそうです。

昨年の管理技術兇念焚爾里茲Δ別簑蠅出されています。
2016年問23
成人の臓器・組織について、 放射線感受性が高い順に並んでいるものは次のうちどれか。
1.生殖腺 > 肝臓   > 骨
2.脳   > 唾液腺  > 皮膚
3.胸腺  > 筋肉   > 水晶体
4.小腸  > 甲状腺  > 胸腺
5.骨髄  > 結合組織 > 毛細血管
正解は1です。
この問題を見たとき、虹法師は恥ずかしながら「胸腺」って何だっけと思ってしましました。「制御性T細胞に注目♪」などとほざきながら、頭の中で胸腺とT細胞が結びついていなかったのでした。
再度確認してみたら、胸腺はT細胞を成熟させる放射線への感受性が最も高い器官の一つでした。
h0507胸腺

今年から表を下記のように改めました。
h0415臓器放射線感受性2

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