くまぱぱのブログ

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2011年01月

今日は 先日入荷したものをご紹介 しま~~~っす。
まずは、シャコガイ・・・・・。
今回は とびっきり綺麗な個体が入荷したよ。ちょっと 見てみて。

まるで 空に広がる 天の川を見ているようだ。↓
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これも綺麗 エメラがルドグリーン色の縁取り ↓

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シャコガイの飼育は簡単。 照明さえあれば、OK.何もメタルハライドランプじゃなくても、蛍光灯で十分である。
 餌? 餌は 光のみ。 
水質?  水質もうるさくないよ。

最近は マメスナギンチャクも 色んな種類が入荷する。
これは タチイワスナギンチャク。緑色が美しい。↓
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これは アカヒメスナギンチャク。 その名の通り 赤系である。↓

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これらも、基本的に 照明 蛍光灯 でOKである。

今日ご紹介したシャコガイ や マメスナギンチャクのサイズは 5-6cmぐらい。 ちっちゃいでしょ。
小さくても、必ず 大きくなるんだ。 メタルハライドランプの方が、確かに 成長はいいね。



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上は レイアウトを増やす前の写真。
下は レイアウトを増やした後の写真

まず、お魚たちの居場所が変わったでしょ。
上の写真のレイアウトでは、 水槽水深の下半分しか 泳いでいませんね。
下の写真では、水槽全体に お魚たちが泳いでいる様がうかがえます。

我々が 飼育している海水魚の大半は回遊魚ではありません。
イワシや サバ などは、回遊魚ですから、特定の根(岩や海藻など)には付きません。 広い海を、巡回しています。

それに対し、我々が飼育している海水魚の大半は、特定の根を持つ 縄張りを持つ タイプです。

ですから、根(岩や海藻など)がないところは 怖がって 余り 泳ぎません。 
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水槽は 大きいのに 上半分は 泳いでいない。利用していない場所になります。
また、レイアウトが少ないという事は、 寝床が少ない事につながります。 おそらく 毎晩  椅子取りゲーム ならぬ 寝床取りゲーム、 をしている事でしょう。 
毎晩 寝床を獲得できない個体にとっては ものすごいストレスとなり、餌の摂取量にも変化が起こるかもしれません。餌の摂取量が減れば、当然弱ってきます。

寝床取りゲームの勝者も、油断はできません。いつか 寝床が採れない日が来るかもしれません。これも また 余計なストレスです。 

これは、くまぱぱ の考えすぎかもしれませんが、レイアウトが少ない場合の写真を良く見ると、魚たちは 幾分 皆 下を向いて泳いでいる感じがします。
ひょっと したら、 昼間から、今夜の寝床の事を 考えているのかもしれません。或いは、毎晩の寝床取りゲームの疲れかも・・・・・。

それに対して、
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この写真の お魚たちは、肩の荷が取れたかのように 自由に 水槽全体を泳ぎ回っています。
これこそが 魚にストレスを与えない飼育方法であるような気が くまぱぱはするんです。

出来るだけ、出来うるならば ストレスを与えないようにする。
これが 病気予防の第一歩と言えるでしょう。

どんな、魚が病気にかかりにくくて、どんな魚が病気にかかりやすいか?をもう少し、掘り下げてみよう。

どの種類の魚たちが 病気に強く、あるいは 弱い、ってな事を、昨日 簡単には 書いたんだけど、実は、それ、間違いなんだ。

種類だけで、病気になりやすいか なりにくいかを判定できるほど 単純ではないという事。と 言うより、なぜ、この魚(例えば チョウチョウウオ)は 病気になりやすいのか?

という点に 焦点をあてて考えるんだ。そうすると、一般的に病気になりやすいとされている魚(例えば チョウチョウオ)が、 病気知ることなく、飼育することが可能となる。

チェックポイントA 
その魚が どういう水槽環境(水槽サイズや 水質)で 飼育されているのか?
チェックポイントB
どの魚と一緒に その魚は、飼育されているのか?

上記の 両チェックポイントに対して、その魚が、どう立ち向かっているのか?
その 両チェックポイントを どのように 受け止めているのか?

という点である。
その両チェックポイントの受け止め方は 魚の種類によって異なるのはもちろんだが、同じ種類でも、 1匹 1匹 皆 性格が異なる。
我々、人類(ホモサピエンス)だって、こんなにも多種多様の性格の持ち主だ。くまぱぱ の 家族内でも 困った事に、皆性格が違う。。・゚(゚`Д)゙

結論 → 上記の 両チェックポイントに対して、その魚は どれくらいのストレスを感じているのか いないのか?
ストレスを感じているほど、病気にかかりやすい。

実例 1

シマヤッコが半年も入っている水槽に、 マルチカラーエンゼルを入れたんだ。 半月ぐらいで、 シマヤッコに白点が出た。
弊店オリジナルの ラクトフェリン(病気予防の餌 詳しくはクリック)を 与えていたが、出たり 治ったりが1ケ月 余りも続いた。ただ、白点が出ながらも 泳ぎなどは 元気であった。
くまぱぱは、ひょっとして、マルチカラーエンゼルに対して ストレスがかかっているのでは??? と 思い、思い切って マルチカラーエンゼルを水槽から出したんだ。
すると、ものの見事に 3日で治ってしまった。

一般的に マルチカラーエンゼルと シマヤッコの 相性が悪いという事では、無いですよ。 同じ水槽で飼育している方はいっぱいいますから。
この例では、たまたま、このシマヤッコは、たまたま この マルチカラーエンゼル と 相性が合わなかったのでしょう。
また、相性だけの問題とも言い切れない。
30cm角水槽と90×45×45cm水槽では、ストレスのかかり具合が異なるかもしれない。やはり 、広い水槽の方がストレスは少ないであろう。

また 同じ水槽でも、レイアウト次第では、ストレスのかかり具合が大きく変わるんだ。下記の古い写真を見てほしい。

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ある お客さんが、 小さい水槽から 1000×500×500水槽に入れ替えた時の写真だ。 
「ほうら、水槽の入れ替え うまくいったよ。 こんな感じなんだ」
と 上記の写真を見せてくれた。
「うまく 行きましたね、 でも レイアウトが 寂しすぎるでしょう。もう少し ライブロック か 飾りサンゴを追加しましょうよ」

お客様 「 そう、 レイアウトを増やしても いいんだけど、増やすと 水槽内が狭くなるのが嫌なんだ。」

「違うんですよ、広くなるんですよ。   学生時代、雨の日の体育授業や、展示会、雨の日の朝礼など、良く体育館を利用したでしょう?それをちょっと 思い出してください。

条件A 何も置いていない 体育館内

条件B 背丈を超える跳び箱が 数十個あったり、 絵や 作品を飾る ホワイトボードが沢山 体育館何にある場合

上記の条件にクラス全員が入ったとします。 ひと クラスには、いじめっ子 や いじめられっ子 たいてい いますね。
条件Bの方が、いじめっ子 と いじめられっ子が 出会う確率が減るでしょう。」

てな 事を 話したんだ。
「そんなもんか」と

お客様は納得したのか しないのか わからないまま 少しづつ 飾りサンゴを加え始めた。

加え始めて 半年後の写真がこれだ。↓
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当初の写真と 見比べてください。 何が どう異なっていますか?
ちなみに ほとんどが 同じメンバー(魚種)です。

明日に続く

近海の海水魚より、熱帯性の海水魚の方が 雑菌に弱い。だから、紫外線殺菌灯を使用した方が良い。  ということは、昨日までお話ししたとおりである。

では、海水魚は 紫外線殺菌灯が無ければ飼えないのか? 

いや いや そんなことはない。実際飼っている方は大勢いるはず。

その紫外線殺菌灯が無くても飼えるという意味合いは二つに分けられる。
まず一つ、紫外線殺菌灯以外にも、 そのような効果をもたらす商品はたくさんある。 なにも、紫外線殺菌灯にこだわる必要はない。要するに、何か除菌対策を行えばよいわけだ。詳しくは後で・・・。


二つ目は、除菌対策がほとんどいらない魚種もいる。 つまり、なくても丈夫なので飼育は簡単。 しかし、病気に絶対かからないわけでは無い。 あくまでも、病気にかかりにくい、という事なので、そのあたり誤解のないように。

まず、一つ目、除菌対策には どんなものがあるのか、まとめてみよう。
★A★ 薬毒物的なもので、病原菌を殺す→ 硫酸銅、ヨウ素殺菌筒 その他薬品
★B★ 殺菌能力があるもので病原菌を殺す → 紫外線殺菌灯 オゾン殺菌
★C★ 生物的な方法で病原菌を吸着する → 活性化フコイダン(海藻成分)
★D★ 病気になりにくい魚体にする → ラクトフェリン

★A★は基本的に無脊椎動物やライブロックが入っていると、使用できない。薬品の毒性で、無脊椎動物まで死んでしまうからだ。ただし、ヨウ素殺菌筒はOKである。  ヨウ素殺菌筒は正しい場所にセットする事。
正しい場所とは、ヨウ素殺菌筒を通過した水が即濾過槽に吸い込まれてはいけない。ヨウ素の殺菌力で濾過バクテリアまで 殺菌してしまうからだ。ヨウ素殺菌筒の詳細はこちら

★B★のオゾナイザーも ヨウ素殺菌筒と同じような事がいえる。オゾナイザー(詳細はクリック) は O3 つまり気体である。エアーポンプを使用して、オゾンを水槽に放出する。 その放出する場所が濾過槽に吸い込まれてしまう位置にあると、濾過バクテリアも殺菌してしまうので注意。

★C★は 海藻の成分で、病原菌をくっつけてしまう面白い商品。くっついた病原菌は本来の仕事(魚に感染する事)ができず、濾過槽のマットに汚れとして吸着される。(詳細はクリック)。 

★D★ 魚に食べさせる商品。食べさせて魚を元気にさせ、病気をふっとばす・・・・ という、商品(詳細はクリック

 スズメ類や ハゼ ベラ類なら そんなに 除菌はいらない。ただし 先ほども書いたけど、絶対にかからない という事ではないよ。

逆に チョウチョ ヤッコ ハギ フグ類は 結構 病気に かかりやすい。これらの魚は、必ず 何らかの方法で 除菌対策に努めたい。
すると、 以外にも簡単に飼育できるんだよ。

光の量で、考えよう。
日本で最も明るい日には 10万ルックスを超える明るさになる。

ルックス → 光量の単位。

フィリピンでは 12万ルックスを優に超えている。 やはり、フィリピンの方が明るい。 しかしながら、両者にそんなに大差はないではないか。 ・・・・・・ 確かに。

ところが、日本の場合 その明るさは 夏だけである。  

 夏と 冬の 光量(一日に届いている光の量 従って、日照時間の長短も加わる)の違いが気象庁のページに記載されている。それによると、東京では平均値として、 冬の 光量は 夏の 光量50から60パーセントにとどまる。 約半分チョイ っと言ったところだろうか?

これでは、 紫外線による殺菌能力も 夏に比べ半減することになる。 

熱帯地方や 亜熱帯地方は そういう意味において、かなり、綺麗な海水であると言えるのだ。そういう場所に生息している海水魚は やはりデリケートである。

水槽内では、水温は暖かい。獲物の魚は豊富にいる。しかも 同じ海水が循環している(閉鎖的環境)。 直射日光も降り注がない。 
このような環境では、一旦 混入した雑菌は、どんどん増えてい
くと容易に推測できる。

じゃぁ 直射日光を当てればいいんじゃない?そうすれば、除菌できる。

なるほど・・・・・・・。

おっしゃる通り。 しかし、それをすると、別も問題が浮上する。
まず、水温の問題である。直射日光をあてると、水温が上昇し、日が沈むと、水温が下がる。一日における、水温変動が起きてしまい、魚にとっては逆効果になる。

もう一つの問題は、深刻だ。紫外線による、物の劣化である。
ガラス本体には問題がないがガラスの淵にあるシリコンの劣化、 アクリル水槽や 塩ビ濾過槽の劣化、配線コード、 配管 など、 紫外線はあらゆるものを劣化させる。
おもちゃの プラスチッ製のジョーロなど、がいい例だ。新品の時は 弾力があるが、外に放置しておくと、いつの間にか、弾力は失われ、ひょいっと持っただけで、柄がもげてしまう事がある。

水槽から水が漏ったら大変だ。 

使用上の注意として、直射日光が当たるところに水槽を 置いてはいけませんよ。


そこで 登場するのが、紫外線殺菌灯である。雑菌が繁殖しないように 除菌 し続ける。その結果 発病を未然に防ぐ。何事も 未然に防ぐ事が大事である。

特に雑菌に弱いのは、 チョウチョウウオ や ヤッコ、ハギ類である。
明日に 続く。

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