この 水槽
右側にエーハイムの 水中フィルター
左側に エアレーション・・・・・・・。
この左側のエアレーションを 右側にもってくると・・・・・・
シュワワワワ~~~~~ と 水中フィルターが エアーを吸い込んで・・・・・まるでジェット風呂のような細かい それでいて 勢いのある泡が 噴出されている・・・・・・のが ・・・・・良くわかる。
「酸素も た~~~っくさん 入るし、沢山の細かな泡で 魚も 気持ちよさそう・・・・・」
なんて 考えたら 大間違い・・・・・ である事を ご存じだろうか?
このような、過剰な細かな泡は かえって 魚や無脊椎動物の状態を悪化させるだけでなく、それらが長生きしない原因になっているのだ。
具体的にいうと、、、 魚の場合、 目が白く濁る・・・・・ 目が曇る・・・・・ 目が デメキン(ポップアイ)になってしまう・・・・
などの症状が 良く起こる。
サンゴやイソギンチャク達は 、 細かな泡が 体に着くのを 極度に嫌がる。 泡が サンゴやイソギンチャクの粘液を はぎ取ってしまうのだ。
また 先ほどの写真を もう一度見てもらおう。
水槽左側のほぼ全体に 白く細かな泡が漂っているのがわかる。
白い泡は当然 視界を遮る。 つまり 光の透過率が下がる。
つまり、照明の効力が半減する。
過剰な泡で イソギンチャクが死んでしまった例も 多々報告されている。
とにかく 過剰な 細かな泡は厳禁。
そもそも エアレーション(エアーポンプ)で水槽に入れているのは 酸素ではないよね。空気だよね。
酸素は 空気中の約 18-20パーセント。
実はエアーレーションでは 酸素も 窒素も 二酸化炭素も 水中に溶けていかないそうだ。
正式には・・・・・・・
溶ける間もなく 水面に登って行ってしまう。
でも 実際 エアーレーションを行う事で、バケツの中の酸欠中の 金魚が 酸欠から脱するのも事実である。
エアレーションで 酸素が溶け込むとは どういうメカニズムからなのだろうか?
水には 常に 空気が 乗っている 。なぜなら 水と同様 空気も 地球の引力により 引っ張られているからだ。
そうすると 水面に酸素が どんどん突き刺さっていく
エアレーションが行っているのは 水を動かしている事にある。
その水が動くことにより 刺さった酸素が 水槽全体に 拡散していくという シナリオなのである。
だから 酸素を溶け込ませるためには エアレーションでなくても 水中ポンプで 水を回しても 事は足りる。むしろ その方が 塩分が周囲に飛び散ることもなくなる。
まとめると 泡 と 酸素は 別のものである という認識を 持っていただきたい。
そして 過剰な泡は 魚にポップアイなどの 現象を 引き起こしてしまい 良く無い。
酸素を溶け込ましたいなら 水面を入れ替えるような 水流を常につけておくことが大切である。
また 背の高い つまり 深い水槽よりも 浅い水槽の方が 飼育しやすい水槽である事も このことから 容易にわかる。