くまぱぱのブログ

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カテゴリ : 水交換について

今日は ある家の、家庭訪問を行った。
ちゃんと水槽で お魚を を飼っているのか どうか、 突撃訪問だ。

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ってな 事はしないよ。 呼ばれたんだ。 ちょっと 水槽を見に来てくれと、、、、。

近くだったので ちょっと よってみた。

水槽が 苔だらけで どうしようも無い状態・・・・だそうだ。
掃除しても 掃除しても2~3日で 底砂から 水槽壁面まで苔が昇ってくる。


苔の正体は・・・・ やはり シアノバクテリアだった。
シアノバクテリアは いわゆる 分類上 細菌類の一部で 植物・・つまり・・苔ではない。
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この状態はなぜ起こるのか。そして継続するのか?
 理由は ただ一つ。

 水槽の中が 富栄養化状態である。


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富栄養化状態とは、水槽の中に養分が過剰に入っている状態を言う。

でも お客様曰く 「 水交換は頻繁にしている 」という。
水交換していると言う事は、 その 水交換で 汚れが取れていない・・・・と言う事だ。

つまり、水交換の仕方が悪い と言う事だ。

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水交換の目的は 水を交換する事ではない。 水底に溜まっている汚れを抜き出す事である。
こちらのお客様曰く 「 いつも ちゃんと  底から抜き出している」

では その 抜き出し方に問題があるようだ。
そのお客様の水交換は とにかく 汚れを巻き上げてしまうらしい。
巻き上がった汚れは まだ 沈殿する。 と言う事は 汚れは 水槽の外へ出て行っていないという事になる。

その繰り返しの果てが 富栄養化となっている状態だ。

面白い事実がある。このシアノバクテリアを とりだし、 別の水槽に入れてみよう。
シアノバクテリアは徐々になくなり 消えてしまう。
何故だろう。 それは その水槽は富栄養化ではない水槽だからだ。

富栄養化から脱すれば シアノバクテリアは自然消滅する。

実はこのお客様、シアノバクテリアを 少しでも 水槽内から取り出したい一心で・・・・・
その心が 水槽をかき回してしまう行為につながっていた。

まとめると ・・・
シアノバクテリアを取ろうと思わずに むしろ 無視して  ひたすら 底砂の汚れだけを 丁寧に巻き上げないように水交換すれば・・・・ そのうち シアノバクテリアは 自然消滅 する。

ちなみに水交換は こうやってやるんだよ。↓

http://blog.livedoor.jp/nikkai/archives/cat_110754.html 



水交換の際、 水を抜いて、 その水を 処分してしまうのだから、出来るだけ、 きっ    たない ばちぃ い水を 抜くのか 筋ってもんじゃないかな?

その方法は、前回も紹介した方法だよ。

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ホースポンプを利用して、底砂から 水を抜くんだ。 

すると、底砂が ホースポンプ内で かき回され 汚れた水だけが、出てくる という 訳。
底砂は 太いパイプの途中までしか 舞い上がらないんだ。 だから、底砂が出てくる心配はない。

で 採れた きった・・・・・・ない 水はバケツの中↓



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おぇ きたなぁ ばっちぃ。 

この汚れが とれれば、それでよし。取れ次第、水替え終了。
上手にすれば、水槽全体の2割の飼育水を抜くだけで、底の汚れが取り出せる。
うまく出来ない人は、水槽の半分でいいよ。 今回は 右側とか、。
半分なら、二割の飼育水を抜くだけで済むでしょ。

出来るだけ、それ(汚れている海水)以外の水は抜かない方がよい。 お魚に、水質変化を与えないためである。

逆に 水を 大幅に変えても、底砂を掃除しなければ、水替えをした事にはなってないんだよ。

どういう事か ・・・・・

お部屋のお掃除で考えてみよう。

お部屋が 何やら 臭っている。 ようし。 室内換気だぁ。窓を開け、全部 室内の空気を入れ替えた。

これが、水槽でいう 飼育水を全部交換したことに当たる。

臭いも消えたし、・・・・窓を閉めると、・・・・・・。
恐らく また 臭ってくるはずである。なぜなら、臭いの元は、空間ではなく 床 や カーテン といった、物に付いて居るからだ。

特に床(たたみ じゅーたん)が 一番怪しい。なぜなら、引力があるのだから、
沈殿しているものが臭っている可能性が 大である。 

ほら あった、 ベットの下に まだ手つかずの大きなバースデーケーキが腐っていたぞ。

そんな 事はないだろうが・・・・・

それを 綺麗にしてあげれば、 空気を入れ替えなくても、そのうち 臭いは消えてしまうよね。

まとめると、

底砂の汚れを取らない、水交換を 幾らしても、 抜本的に水槽をきれいにすることは出来ない。
逆に、二割の水交換でも、めちゃ 水槽をきれいにする事ができる。

なるほど・・・・・




水交換の目安。皆さんはどれくらいに設定しているの?

目安って、交換時期の事。 例えば 月に1回? 二回? 三回? 毎週 それ以上?  毎日・・・・てな事は 無いでしょう。 え あるの まさか

数か月に 一回 という人もいるかな? 

「魚が元気なら いいんだい。」 という方、
そんな方でも 目安ってあるでしょ。

苔がこのくらいになってきたら、、、とか、 サンゴ イソギンチャクの開きが 今一 になってきたら、とか?

して、 交換するとしたら、 どれくらい 交換するの。 一割 二割 三割  半分、 2/3交換しちゃう?

すると、結果的にどれくらい 交換している事になるだろう。
 月に 全部交換 するぐらいかな?
例えば 二週間に一回 半分 交換するのなら 一ケ月では全部交換している事になるよね?

二週間に一回 1/3の交換なら、一月半 で 全部交換 してる事になる。

弊店の場合は、結構 遅いペースなんだ。
基本的な目安は、苔の生え具合、や サンゴ、イソギンチャクの開き具合を見るんだけど、それが、なんとなく 目安 というより、定期的に水交換している。
遅いペースで、1~2割を 月に一回。
速いペースでは、1~2割を 月に二回(2週間に一度)。
ぐらいなんだ。
三週間に一度 の水槽もあるよ。
月に1回なのか 二回 なのか 三回なのか は 入っている 魚の量によるんだ。もちろん、魚が多いほど、回数は増える。魚が少ないと 水の汚れも少ないから、回数は減る。

しかし、水槽全体の 2割を超えないよう 交換する事。これがくまぱぱ流 水交換のしかた。
 
水交換量が少ないと、水道代が助かる。 手間や時間も助かる。我々、世話をする側にとっては この上なく嬉しい事。

では 魚にとっては?・・・・・ 水交換量が少ないんだから
「 えっ もう水交換おわり??? ほとんど 水 変わってないよ・・・・・。」って 
良く 言われるんだ。つまり、水交換量が少ないということは、水質変化も 少ない。魚に与えるダメージも最小限に抑えられる。

だけど、水を水槽から 取り出すからには、汚い水を 取り出すぞ?
その方法は明日ね。

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