くまぱぱのブログ

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カテゴリ : フグ類について

●ハコフグ類の飼育(表皮毒編)

とは言え、表皮毒に備えておく知識も重要であることはいうまでも無い。彼らがどのような時に、表皮毒を放出するかは 水槽の中では ほとんどない。
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と 先日も記述したが、・・・・・・・・
水槽のなかで、毒を放出する事は絶対にない。 そんなことは あり得ない と
言い切るのも不自然だ。

3.11の 津波じゃ ないけど こんな大きな津波がくるとは・・・想定外だった では 済まない。
実際に来たじゃないか。 なぜ 想定しなかったのか? と言う事態になってしまう。

万が一 もし 水槽の中で、毒を放出してしまったり・・・死んだハコフグから毒が放出されてしまった事態に備え、 ・・・・・・そうなった時に どのようにすればよいのか? もっとも そうなった時をどのように見分けるかという点からお話しよう。



まず 表皮毒が水槽内に放出されると、同じ水槽内にいる魚は餌を与えてもいつものように食べに来ない。魚の呼吸が以上に速くなる。中には 泳がず腹を底砂につけてしまう場合もある。やがて 大きい個体から徐々に犠牲になっていく。

しかし エビやカニ サンゴ、イソギンチャク類には、全く影響は無い。


処置方法 

★1/5ほど 水交換をして、活性炭を新しくする。大幅な水交換をしなくても 新しい活性炭を使用することで 表皮毒の毒性は数十分で取れる。また常に活性炭を定期的(月に1回)に交換している水槽では、 もし このような事態でも、ほとんど犠牲なく 何事もなかったかのように、乗り越えてしまうことがしばしある。

活性炭は ほんとうに 頼りになりますぞ。


★別水槽がある場合、ショックを起こしている魚を優先に 別水槽に非難させる。





また、有事(毒で魚が死ぬ事)が発生しないために・・・・飼育するハコフグのサイズと 水槽サイズを再チェックする。

ハコフグが万が一 表皮毒を放出したとしても、飼育水槽が大きいと総水量が多いため、犠牲者を出さずに済む。60センチ企画水槽ぐらいなら、45センチ未満の個体まで。そのサイズ以上の個体を飼育するなら60センチ以上の水槽で飼育するとよいだろう。また 活性炭も常に使用しておこう。



今回紹介したハコフグ類の可愛さは、まるで水中に漂っている紙風船のようである。


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最初はスポイトから、 慣れれば手からも餌を採るようになる。


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次に、水槽面に指を当て、ゆっくり、動かすと、なんと彼らは、水槽の端から端までなんと指を追いかけてくる。


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お魚とのコミニケーションを是非味わってみてよう。


 

●ハコフグ類の飼育(餌編)

ハコフグ類の飼育で 最も クローズアップされるの点は、やはり体表毒についてであろう。

昨日も記述しなように、水槽内では、ハコフグ類が他の魚に襲われて、体表毒を放出するケースはほとんどない。
体表毒放出原因の多くは、著しく弱っている個体の放置やすでに死亡している個体の放置である。通常、ハコフグ類は毒を体表に蓄えている。しかし 死亡に伴い 体表に蓄えておくことが出来ず水槽内に出てしまう。


そうならないためにも、ハコフグたちにたっぷりの給餌と愛情を与えて、育てていく。それが 体表毒放出回避の早道だ。



{ハコフグは
1ヶ月以上飼育するの難しい}と、このような話を時折 耳にする。水槽の水質の悪さから来る影響も当然あるが、もっとも 水質が悪ければ、1ヶ月も生きないのではないだろうか。

ポイントは“
1ヶ月”という点である。 実は、お魚は 無給餌でも3週間から4週間は生きる。無給餌では当然痩せてくるわけだが、ハコフグ類は、彼らの特徴である 進化した堅い表皮により 痩せてくるという現象が概観上わかりにくい。



そのため、マリンアクアリスト達は {ハコフグは
1ヶ月以上飼育するの難しい}事の原因は、餌が足りていないことに気づかないのである。

いや 餌は与えているし 食べているのも確認していると 反論されそうだが、重要なことは 彼らが食べれている量が、彼らが成長していくのに十分な量といえるかどうかという 点である。

あるお客様で、豆ハコフグから飼育し、
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現在体長
10センチ ↓ 
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飼育年数
5年目を突破中の方もおられる丈夫な種類なので

ある。

● ハコフグ類のもう一つの武器 

実は 彼らハコフグ類は、危険が迫まっても逃げずにすむ 最後の切り札を持っている。



ハコフク類がもっているパフトキシンという体表毒である。危険が迫ったとき 彼らは、体表毒は水中で撒き散らす ことにより、他の魚を寄せ付けないどころか 他の魚は逃げていく。


水槽の中で そんな事が起こっては大変だ。 ・・・・・・・と思っている貴方。ご心配なく。


水槽で飼育する場合、危険が迫ることによる体表毒放出は、ほとんど無いので気にしなくてよい。なぜなら、動きが遅いため魚類だと思われていないのか、また 体表毒を保持していることを知っているのかどうかは定かでなないが、

観賞魚として、一緒にはいる海水魚間では ハコフグ類は他の魚にほとんど干渉されない(いじめられない)特徴をもっている。


水槽飼育で気をつけることは、 すでに死亡しているハコフグを 水槽内に放置しないことである。




●ハコフグ類の食性 

彼らは エビやカニなどの甲殻類が大好きである。 先ほどの生息域に共通している点は、そこにエビカニが豊富に居るという点である。 さんご礁の隙間や、トサカ類の間にも 沢山の甲殻類が身を潜めていて、それを彼らは狙っているのだ。 


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また、彼らの大好物のであるエビや カニ類は カルシウムを豊富に含んでいる。そのカルシウムを大量に摂取することにより、堅い体表をつくりあげているのだ。


続く 

もっとも進化しているグループ、フグ属に属する ハコフグ科の魚たち。 彼らもまた、すばらしい護身術の持ち主だ。硬化した表皮、その、表皮にかくされた毒。 今回は彼らにスポットを当ててみよう。

 

  ハコフグの仲間たち

今現在、ハコフグの仲間は、世界中に7属15種いるといわれている 先日のブログでも紹介した、フグ科の仲間が19属121種であったが、この事からも分かるように、ハコフグの仲間はフグ目の中でもかなり少数派グループであるといえる。 
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しかし、生息域は広く、世界中の温帯性、熱帯性海域の浅場で、良く見かけられる。

生息場所も多彩である。海草が繁茂している場所、ごろた石の隙間や、岩盤。



さんご礁の隙間や、トサカ類のような無脊椎動物の触手の中にまで身を潜めている。


この多彩な生息場所は、一件、彼らが どこにでも生息範囲を広げているようにも取れるが、実は、彼らの好む生息範囲を詳しく分析すると、エビやカニという共通点があった。




  
ハコフグのユニークな体型

 ハコフグ類の体型は 名前でもわかるように、箱型をしている。箱型も 正面から見て、キャメルフグのように三角形のもの、 
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ハコフグやコンゴーフグは 四角形、

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ウミスズメなどは
5角形  ハコフグ科に近い イトマキフグ科の種類は6角形のものなど、様々な型をしている。ハコフグ類の特徴はなんと言っても、この形づくっている進化した表皮にある。

彼らの骨盤状に進化した鱗は 非常に堅く、まるで よろいをかぶったお魚といっても過言ではない。そのため、体を曲げたり くねらすことが出来ない。 

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当然  フグ類やハリセンボン類のように 体を膨らませることなど到底出来ない。

なんと彼らの動かせる部位は  背ひれ 胸ひれ 腹ひれ 尾ひれ と 口 と 眼球のみである。

 これでは、危険が迫ったとき、どうやって逃げるのだ? おせいじでも逃やすい体型とはいえない。泳ぐには 水の抵抗が大きすぎる体型だ。それに 体の大きさの割には ヒレの面積が小さすぎる。よね

続く  

   フグや ハリセンボンを飼育してみよう


フグ科 及びハリセンボン科の中で、観賞魚として人気の高い魚種を紹介しよう。

まずはフグ科を代表して、 シマキンチャクフグ、

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シボリチャクフグ、↓

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イヌフグ、↓

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センボン科を代表して ハリセンボン。

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みな個性的な種類だ。


 基本的にフグ科 及びハリセンボン科のお魚は喧嘩をしないので混泳飼育が可能である。



ただし、だいたいの大きさは揃えてあげよう。全長にして2倍以上の差が有ると、当然大きな個体が勢力的に強くなり、たとえ いじめが無くても、小さな個体は圧倒され、 餌などがうまくとれない事があるので、気を付けよう。



他の魚との組み合わせについても フグ科 及びハリセンボン科のお魚は、他の魚に比べ、泳ぎがおっとりなので、極端に小さなハゼやスズメを入れない限り、問題はない。

むしろ、泳ぎが速い他の魚たちに、餌をすべて取られてしまうのではないか、という事を心配するところである。
このような場合 クリル(乾燥エビ)など大きな餌を与えると良い。他の魚にとっては大きすぎる餌は水槽内に残る。こうなれば、鋭い歯の持ち主、フグの出番というわけだ。



また 直接 手で フグだけに与えるのもいいね。 フグって賢いからね。手を覚えるよ。

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とにかくフグ類は、かわいいお魚である。餌箱をもって水槽の前に立とうものなら、すかさず、飼い主のほうへ寄ってくる。


顔を水槽面に押し付けて、懸命に餌をおねだりする。

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彼らはもはや観賞魚の枠を超えた、かわいいペットである といっても差し支えない存在だ。


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