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普段どれだけ便利なものに囲まれて生活しているのかが、あまり何もないところにくるとよくわかる。
今は少しだけそんな状況にある。
どこにいるかと言えば、静岡にいる。
日本平の山の中の方にいる。
木々に囲まれて、とても綺麗なコテージのようなところに泊まらせていただいている。
いいじゃないか。うん、そう、いいんです。
夜になれば、辺りは真っ暗。虫の音がこれでもかと空間を支配します。
朝はそれに加えて鳥の鳴き声。
自然と目が覚めます。六時くらいには覚めます。
いいじゃないか。うん、そう、いいんです。
7時くらいになってくると、パン!パン!と遠くの方で銃声のようなものが山にこだまして聞こえてきます。
しかし銃声じゃないだろうと思ったそれはなんと銃声で、どうやらライフルの射撃場があるようで。
別にいいじゃないか。うん、別にいいんです。
極めつけが、富士山がかなりドンと見えます。
最高じゃないか。うん、結構最高です。
ただ、コンビニがない。スーパーがない。食事処もない。(山を降りればある)。
ということを、こんなに感じるんだと自分でも驚くのであった。
部屋は、一人暮らしを始めたてのような状況なので、ホテルの部屋にあるような物以外は、持参したり買い揃えなければ、ないものはない。
そして基本的には自炊なのだが、普段、電子レンジにものすごく頼ってた事を知り、サランラップってとても優秀なキッチン用品ですねと再確認したりする。
色んなものがないとなると、工夫をするしかないので、それが楽しかったりする。
工夫できた自分を、やるじゃないかと褒めたたえたりする。
普段は日常生活のことで自分を讃えたりなんてすることはないのだなと知る。
なので、わりと嫌いじゃない、この生活。
これから約二ヶ月この生活が続くわけなのだが、終わる頃にはこれが当たり前となって、コンビニが不要になってるかもしれない。それもまたいいかもしれない。
で、何で来ているのかというと、静岡芸術劇場・SPACさんでの滞在創作&公演です。


ノゾエ征爾
ノゾエさん
のぞえせいじ○75年生。脚本家、演出家、俳優。はえぎわ主宰。青山学院大学在学中の99年に「はえぎわ」を始動。以降全作品の作・演出を手がける。11年 の『○○トアル風景』にて第56回岸田國士戯曲賞を受賞。2014年には初の主演映画『TOKYOてやんでぃ』が公開された。

●今後の活動
SPAC「病は気から」
原作:モリエール 潤色・演出:ノゾエ征爾
2017年10月2日~11月2日◎静岡芸術劇場
http://spac.or.jp/le_malade_imaginaire_2017.html



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