小野寺ずるのお散歩エロジェニック

第27回「愛」

主にこんばんわ、小野寺ずるです。

主にこんばんわ。といっておりますが、夜、基本的に寝てます。

皆様、春がきましたね。ずるの苦手な春でございます。
花粉も勿論そうですが、細胞がぷつぷつと沸き立つ感覚といいますか、ど~~~も苦手であります。

「腰を あげたら 吹きこぼれそうだ…」
というようなポエムを先日つづったばかり、、、そう、、そのとおりなんです、、。

なんにも理由がないのに毎日「うううううう!!!」となにかがはみ出ないように、抑える、春。
理性とはお鍋のフタのような役目なのでしょうか?(だれか答えてくれる気がしてしまうのも春。ん、イケナイ。)

「なにをいっているんだろう。」
※ここで一度さざ波の音を思い出してください。


先日、とても久しぶりに気仙沼に帰省しました。
海の近くの北のそこ。産毛のような春が訪れていました。

父とすご~く久しぶりに素直なキモチで話ができた気がする、素敵な帰省でした。
愛を疑ってかかる毎日でしたが少しでも愛を信じる毎日になればいい、そんな勇気が湧きます、、。
私の心にも産毛のような春。

しかしなぁ、、私が疑っていた、そして信じたい、と思う、愛というものは、一体なんなのだろうか、、。

そんなことを考えながら
花に水をあげている祖母ヨーコを眺めておりました。

80歳をすぎた、ひ孫も見ている、ヨーコ、、。

ヨーコは花を育てるのが好きなようで、家の窓辺はシクラメンだらけです。
怖い程りんりんと豊かに咲いているシクラメン。

シクラメンの草っぱをかきわけ小さなつぼみを剥き出しにするヨーコ
くちゃくちゃの大きな手で「早く咲け~早く咲け~」と重低音を響かせながら呟き、撫でる、ヨーコ。


強引。


愛にも色んな形があるのかな、、。


そう今月のテーマは

「愛」

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~このコーナーは日常でエロスを感じるものに焦点をあてて、わたくし小野寺ずるが
皆様にイラストとエッセイ、ポエムをおおくりするという欲深いコーナー~

壮大なテーマをもってきてしまった、、。

「オマエごときが愛だとお?!!」

という声が聴こえてきそう、、恐ろしいが、、しかし、今月は「愛」について書いてみたい、、。

本でも映画でも日常でも愛を語ることは大変なことで軽々しく語ることはできない
愛は真面目に丁寧に、というのは人としてのマナー。
いや、もっというなら愛を語ることは禁忌、、。
そんな風潮を感じます。。。

50音の最初の2文字、あ、い。語りたかったが、言えないまま、、、
そんな風に生きて行って、そしてそのまま死ぬのか、、。

と思ったら、最近、愛、軽軽しく言ってみたくなりました。

愛、愛、愛、ら~~ゔ。

まあ愛、以前に

ここはエロジェニック、という連載。
愛とエロスは繋がるのでしょうか。という問題。

まず愛をなんなのか。と定義することもできない。人類そうやって何百年議論を続けてる。
勿論、愛に限らず、幸せ、優しさ、悲しさなんてものも定義は人それぞれでありますから、、、
うーん難しい題材をもってきちまったぜえ、、。

愛の破片も知らない、人の心も知らない
27歳、ですから。

しかしどこかで

生まれたときから全部知ってる気もする
27歳、ですから。
(生意気でしょう!)

多分、私がエロジェニックでエロと愛について書こうとしたなら
それは性愛になってしまう。。。

倫理の授業でいったら
アガペー(最上の愛)とエロース(性愛)の違い。か?

しかし
性のことも
愛のことも
自己判断という定規・メジャーしか持ち合わせない私含む人類に
それの比較、関連を語ることはできないかもしれない。と考えました。

できたとしても、それは私の偏った考察で終始してしまいそう。
(毎月、そうなんですがね♥︎)

そこで、
最近きいていて

なんだかわからないけれど
胸が熱くなったお話を。

大した話じゃないんですが。

先日、気仙沼の実家に帰っていたとき

結婚式に出席していた父が帰宅。
海の近くの結婚式場。スピーチをしたらしい。

母「おかえり。どうでしたか?」
父「うん。よかったよ。」
母「スピーチはなにを話したの?」
父「ここから見える海、妻との初デートはここでした。彼女が作ってきたお弁当を食べました。という話をしたよ。」
母「へえ」
父「お箸が入ってなかったことは話さなかったけど、、。どうやって食べればいいか困ったよ、、、。」
母「そうだったね、、今も変わらないね、、。」
父「うん、、、マキちゃんは変わらない、、、。」

私はその話をなんとなくお茶を飲みながらリビングできいていました。

夕日が、シクラメンのカーテンを逆光にしている。
花びら花びらの隙間からどうしたって「ここにいる」と光が潜り込んでくる。

彼らにとってはただの日常会話だったでしょうが

私にはなんだろう、なんだろう。という胸の締め付けがあったのです。
60歳に近づく彼らのことを「尊い」「誇らしい」と思うような、いやまだ足りない、
なんといっていいかわからないキモチが込み上げてきました。

2人は支え合って生きているのだよな。という知っているはずの事実がふいに、心にズドンとぶつかってきたのです。

私はその話を聴いているとき、アウシュビッツ強制収容所の伝記「夜と霧」を読んでおりました。
脱腸帯を剥ぎ取られ、毛という毛を全て剃られる壮絶なシーンを読んでいる最中でした。

世界の名作を読んでいるときだったのに、
その、ただの、日常会話に心がもっていかれたんです、、顔をあげました。

私「どうやってお弁当をたべたの?」
父「そこらへんにあった木の棒を海で洗って使った、、。」
私「木の棒?」
父「いま思うと、海で洗ったところでさ、汚かったよな、、。」
母「あなた潔癖性なのに、よくね。卵焼きが入ってたね。」
私「木の棒、、。」

今、あのデートの場所は閉鎖されています。津波でごちゃごちゃになったようでまだ入れないのでしょう。
(みんな勝手にはいってなんか色色してるみたいですが。人はたくましい。)


私は昔、そこで何度も泳ぎました。そういえば。


その話をする2人は

なんだか色っぽかったんです。
淡い、スーパーエロジェニックだったんです。
例えるなら、8mmフィルムの色気のような。
(家族に対してエロい。なんて思いたくありませんが。ぉぇぇ。)

色っぽい、そして、感じたことがあまり無い、胸の締め付け。
何だか足りない、説明できない。これを「愛しい」という言葉に人は置き換えたのか。

愛しい。愛。
愛、堪えるような、滲むような淡い色気が漂っている。そんな気がします。

世間知らず!の私ですが、
そんなことを想う3月でありました。

愛、愛、ら~ゔ。まだ、恥ずかしいしよくわかりませんが、、、使ってまいりたい。。。

それでは、また来月。


P.S
どうして、愛しいキモチが込み上げると、
胸がきゅぅ~~~と締め付けられるのでしょうか。
滅多にない現象ですが、いつも不思議です。

体の真ん中が小さく、搾られるような。

胸の真ん中、解体新書にも記載できないような見えない臓器があるとしかおもえません!!!

最後に。
昨日読み終えた「夜と霧」からの一文を、、。

"愛する人間にたいする責任を自覚した人間は、生きることから降りられない。まさに、自分が「なぜ」存在するかを知っているので、ほとんどあらゆる「どのように」にも耐えられるのだ。"


★今月のポエム★

『花の匂い』作詞:小野寺ずる

働く、齧る、そんなコンボでキメてきた

うんこして食って死ぬだけの
生活
うんこして食って死ぬだけの
生活

求めれば
優しい言葉はかけてもらえる

お金があれば
優れたチカラで守られる

これからは
どうぞよろしくね

サボテンからとげを全部とってみる
ペニスのような
ものだけ残った

「愛というSFに縛られて殺伐とはしたくないんだよ」

とげを丸めてなんとなく捨てられない
明日あさってには謝ろう

うんこして食って死ぬだけの
生活
うんこして食って死ぬだけの
生活

働く、齧る、そんなコンボでキメてきた

あたたかくなったいま
まっている


■小野寺ずるプロフィール
小野寺写真

役者。思春画家。気仙沼市出身の糞詩人。ロ字ック所属。だだ漏れの佇まい、子どもの声と獣の瞳を武器に一進一退。愛より睡眠。


■小野寺ずる情報

◆BSスカパー
『演劇人は、夜な夜な、下北の街で呑み明かす…~振り切った女優会~』出演
3/22(水)23:00~25:00 放送
https://www.bs-sptv.com/yonayona/

◆ネルケプランニング
『上野パンダ島ビキニーズ』出演
演出 : 堤幸彦 / 脚本 : 山田佳奈
3/30(木)~4/2(日)@品川プリンスホテル クラブeX
http://www.nelke.co.jp/stage/bikinis/

◆あやめ十八番
『ダズリング=デビュタント』出演
作・演出 : 堀越涼
4/19(水)-23(日)@座・高円寺1 出演
http://ayame-no18.com/nextstage/

◆ロ字ック
『滅びの国(仮)』 出演
作•演出 : 山田佳奈
2018/1月 @本多劇場 出演
 http://www.roji649.com


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第26回「風呂」

★今月のポエム★

『ここからがいいところ』作詞:小野寺ずる


音楽が止まれない。ように、
蓄音機、から、のびのびに声が聞こえる

耳を澄ますと息が止まる

息が止まれない。ように、
リボン、が、昨日の方向に手を伸ばしている

目を見張った
風が今しか吹きさらさない

いつはじまっていつなの。止まれないでどこいくの。

それが通った後を追いかけて
視覚だけ追跡のおもい

「ここからがいいところ」
※耳が吹き飛ぶ

========================

主にこんばんわ。小野寺ずるです。

風が春の気配をはこんで参ります。
芽(目)がかゆい、花(鼻)がかゆい。

もじもじむずむずうずくのは、花粉のせいだけではありません。
春ですから。

ずるは春が苦手です。
「春はなんか優しくて残酷」
とロックンローラーが唄っておりました。

まさに。で、、、

こそばゆく頬をなでる風
まどろませる陽光
大切な景色は霞がかって虚ろにけぶる

なんだかそれだけで悲しくって
心が朽ちてしまいそう。

眠るまで髪を撫でてくれていたのに、目が覚めたら居なくなっていた、、。
春はきっとそんなヤツであります。

冬が好き。
寒さで世界の輪郭がくっきりとする冬が好き。
なにもかもが身が硬いおすましさんになって
誰もがキリリと光に目を見張っている、そんな気がするのです。

そして春よりも冬のほうが
温泉に入る悦びが増し増しだから。好きさ。

そう。今月のテーマは

「風呂」

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~このコーナーは日常でエロスを感じるものに焦点をあてて、わたくし小野寺ずるが
皆様にイラストとエッセイ、ポエムをおおくりするという欲深いコーナー~

ずるは温泉が大好きであります!!

冬の間、ずっと温泉のことを考えておりました。
しかし、、結局温泉にはいけず、、、

近所の銭湯やスパを楽しむ。という冬でありました。

私がお金持ちになったら、月一回は温泉旅行に行きたい。そんなことを夢想しております。

温泉は勿論リラックスや健康、という部分でも大好きであります。
しかし私が温泉を愛している理由は勿論、、、
エロジェニックだから♥︎であります。

人の裸を生であんなに堂々と見ることができる場は温泉以外にありますでしょうか。

ちちくびの色や形、ケツの揺れ、足の形

のぼせるくらいに眺め倒して風呂をでます。もと、とってまっせ。

女性の裸というのは強さをもっております。
痩せてて貧相、という体にだって不思議と弱さを感じない。これは不思議。

女性の体をみているとエロスとは違う不思議な元気が湧いてきます。
温泉の効能なのか視覚からの元気なのか、、。

温泉には裸がつきもの。
当然のようにエロいことを考えながら湯につかっています。(時にはダブルピース)

むちむちのお姉さんの体の痣、見つけてしまったり、
洞窟の入り口を思わせるようなお尻の割れ目。からのぞく、ご老体のヴァギナだったり、
幼女の膨らみかけの胸にこれからの成長を想像して目頭が熱くなったり、

そんな、時を超えた色とりどりの生命体が
体を清める!休ませる!というおなじ目的をもってここに集まっている。

そして裸をみせあって、、、
温泉というのは毎日が異常事態でありですね、、。ん、COOL JAPAN。

温泉なんてのは天井のほうが、空いていて、男風呂と繋がっていたりするし、、、エロすぎる、、。
温泉にいるといつ犯罪がおきても不思議ではないな。と思うのです。こんなエロすぎる世界だもの。。。

不思議な元気を沢山くれる、温泉。
視覚の愉しみ。
皮膚からの刺激。
アメニティ。
脱衣所のジュース。
髪を乾かしているときの充実感。
心も体もデトックス。

健康的なエロ精神が戻ってくるような気がするのです。
裸を見る。熱い液体(湯)に浸かる。己の身体とも向き合う。
それは心の整体(整心と書きましょうか)かもしれません。

なによりも、温泉につかる瞬間、の身体を満たす快感。
思わず「はぁ~~~~♥︎」と声が出てしまうあの悦びは、なににも代え難いエロジェニック、、。


しかし、
リラックス効果と裸ん坊だけが温泉のエロスではない。と思わされる話をききました。

先日、温泉マニアの方とお会いしたときのお話です。

(※私が覚えている範囲でその方の温泉への想いをここに書き起こします。)

「ずるさんは宮城県のご出身なのですか?」
「ええ。」
「宮城県の東鳴子温泉、あそこは私が思う日本一の温泉です」
「お湯がでしょうか?」
「そう。熟れた林檎のような湯です。」
「どういうことでしょうか?」

「温泉というのは地球そのものなんです。地球のエネルギーそのもの。温泉なんてのはどこにでも湧くんですよ。掘れば。
しかし、無理矢理に掘って出したお湯なんて青い林檎。私が求めているのは出して出して!と地球の中心からもう耐えられないと地表めがけて沸き上がってくるお湯。
それは、今にも木からぼとりとおちそうな熟れた真っ赤な林檎と同じなんです。」

「出して出してと耐えられないお湯。。(なんだかエロいな、、)ゴクリ。。。」
「そう。マグマのようなエネルギー。遠い地下から無理矢理に掘って引っ張ってくるお湯と比べ物にならないエネルギーのお湯です。
例えるならついだばかりの生ビールと、時間がたったグラスビールですよ、、。あそこは生ビールのサーバーひねってそのまま直接呑んでるみたいなものです。」
「はあ。」
「またそういう場所は水がいいから酒がうまい!宮城の日本酒は最高ですよ!」

そこからずっと酒とお湯の話をその方はしておりました。

温泉をイベントの1つとして幼く楽しんでいた私は、
その方のほとばしる温泉愛の話をきいて、
温泉の真(芯)のエロスに少しだけ触れた気がしたのです。

特に好きなことや趣味もない私の、唯一の趣味になりそうな温泉というもの。
歳をとってからも愉しめるエロジェニックでしょう。

これからの温泉ライフが愉しみです。

それでは、また来月。

P.S
大学生のとき、近所の銭湯で死にかけたことがあります。
廃れた銭湯で誰もいないときでありました。

その銭湯は女湯の湯船と男湯の湯船が繋がっていたのです。
湯船に潜ると壁の下に小人が泳いでくぐれるかくぐれないか位の穴が空いておりまして、、、

ずるは馬鹿なのでくぐることにチャレンジしたのです。
もぐって潜水のポーズ、そして勢いよく床を蹴って穴に泳いで行く!!

無論、おケツでひっかかりました。

おケツでひっかかった衝撃でお湯を飲んでしまいパニックになりくぐれないしもどれないしで
穴にひっかかったまま死にかけました。
なんとか女湯のほうに戻り一命はとりとめました、、。酸欠?で視界の上半分が真緑という謎の状態が3分くらい続きました、、。
怖すぎて泣きました。
マナー違反をした罰があたったのでしょうか、、。

『男湯に侵入しようとした痴女・溺死。』

と危うく報じられるところでした、、。
なんでくぐってみようなんて思ったのか。。。いまだに不思議です、、。


■小野寺ずるプロフィール

小野寺

役者。思春画家。気仙沼市出身の糞詩人。ロ字ック所属。だだ漏れの佇まい、子どもの声と獣の瞳を武器に一進一退。最近、岩盤浴に目覚める。

■小野寺ずる情報

◆abemaTVスペシャルチャンネル
『もうちょい、奪い愛 with 生ドラマ』 毎週土曜20:50付近~出演
※3/4(土)最終回
http://s.news.mynavi.jp/news/2017/01/12/300/
インタビュー掲載▼
http://minicine.jp/4/0209.html
http://movie-highway.com/interview/

◆徳永京子プロデュース
『演劇人の文化祭vol.1』 3/3(金)-12(日)@パルテノン多摩(イラスト展示)
※3/12(日)15:30~ギャラリートーク出演
http://www.parthenon.or.jp/act/2901.html

◆あやめ十八番
『ダズリング=デビュタント』4/19(水)-23(日)@座・高円寺1 出演
http://ayame-no18.com/nextstage/

◆ロ字ック
『滅びの国(仮)』 2018/1月 @本多劇場 出演
 http://www.roji649.com


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第25回『ウニ』

★今月のポエム★

『告白』作詞:小野寺ずる


死ぬならばそれでいいのだが、ここから半世紀がんばること考えますと
やはり出来る限り、あなたを想っていたいと考えておりました

本音をいえば、
物心ついた位のあなたから一歳ずつ一人ずつ、私の庭に呼び出して
そのおじさんになるまでの一歳一歳を「よくできました」と抱きしめて、セッ!

思春期になればそれはそれは複雑で
でもそんな複雑押しつぶす
全身全霊「生きていきたくない」の掃き溜めになる
(私の体 いつまでもつかな)

若いあなたはそっぽをむいて俯いて、めんどくせえ
そのたびしつこく「よくできました」と叫んでみたい

私の 夢 であります
鼓膜がやぶれた白痴のように愛だ恋だと叫ぶこと

あなたが藍色キュートなお帽子かぶっていれば
「私だってあなたの頭にのってみたい」
嫉妬でカッと熱くなります

しかし
私の顔みて
「なんだ、ダイダイ色じゃねえか」とあなたはいいましたね
酷い朝でした

あなたが靴を執拗に履き直している
「私だったらもっと上手に履かれるのに」
歯がゆいキモチでおりました

しかし
私の顔みて
「なんだ俺のこと好きな女じゃねえか」とあなたはいいましたね
酷い朝でした

「靴じゃなくて悪かったあね

好きなんだ」

独りでいるときは口笛を吹いて気をまぎらわせています
誰かといるときは笑ったりなんかして誰かの向こうにあなたをみている
あなたといるときは、なぜでしょう、私は精子よりもっと昔の人のよう

唇尖らせ涙を流す、それだけに。


「これを恋と呼ぶのなら
世界には嬉しいことも悲しいことも存在しないと言い切れます」
これを愛と呼ぶのなら
世界には偉いも偉くないも存在しないと言い切れます」


あなたを一歳一歳、に分解して
なんとしてでも、裏切りの概念と、淋しさの定義を、もう一度考えなおしてもらいたい

「もう、怒ること、ね え ぞ」
4歳のあなたを膝にのせ
2人、白痴のように光を首で、追っている

私の庭 いつだってツツジ満開だから
(永遠もタイムリミットも消えた季節だ)

何十人のあなたを連れて
感謝反対デモ行進
主総官邸前だから、私、絶対捕まってしまう

ごめんなさい、お弁当もでないんです

独りでいるときは口笛を吹いて気をまぎらわせています
誰かといるときは笑ったりなんかして誰かの向こうにあなたをみている
あなたといるときは、なぜでしょう、まだ生まれてもいないような

鼓膜が破れた白痴のように
とぼりとぼりと西日にむかって

唇尖らせ

(肺が、光った)

渇いた ファ

渇いた ファ
渇いた ファ

何十人のあなたが笑う
巨大なオレンジ何十個

「なんにもねえのな」

今!!!
愛だ恋だと!!!
叫んで!!!
しまう!!!


====================================


主にこんばんわ。そして、あけましておめでとうございます。
小野寺ずるです。
今月は気分を変えてポエムからのスタートです。

皆様、年始、いかがすごされましたか?

ずるはひーーどく体調をくずしてしまいました。
しかし無事に年始の舞台本番を終えることができホッとしております。
2016年の物理的な無理が冬に全部キたな、、。というキモチ。

反省して、2017は自己管理、気をつけます。

自己管理、といえば、生活をただすこと、

睡眠、風邪予防、そして食事、、

そう食事、
私はよく、食材をエロの対象としてみてしまいます。

エッチだワン!と感じる食材はた~くさんあります。
そら豆、牡蠣、アワビ、山菜全般、納豆etc…食材はエロの宝庫。
毎日食べてる卵の黄身のテカリ☆きらめきにだって欲情を覚えてしまう。

そんな中でも特に最近、たまらん、と思う食材を
今月のエロジェニックのテーマとしてお届け!

今月のテーマは

『ウニ』

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ウニ。ウニですよ皆様。

あの高級食材です。
ずるの大好物、ウニです。

ずるのふるさとは海の幸豊富な気仙沼。
実家に帰ったら、必ずウニをねだります。滅多に食べられないウニ。

(ちなみにずるの大好物は
ウニ、カニ、カニ、ウニ、ウニ、カニです。
差し入れに迷ったらウニにしてください。)

ウニ、を迷い無く「うみぇーーー;;」と食べているわたくしですが、

最近、ウニにたいしてある疑問をもちはじめました。

「最初に食べた人間、誰だよ」

と。

そして間違いなくそいつは「変態でどスケベ」だ。と思ってしまったのです。

何百年前になるのでしょう。
まず、あのとげとげのボールを触ろう、と考えた変態。
そして、あのとげとげのボールを割ろうと考えた変態。
さらに、割って出て来た謎の黄色い痰のようなそれを口に運んだ変態。

私が初めてウニをみた人間だとしたら
まず「エネミー」
と認識するでしょう。


地球上で最も形状が意味わからない生き物だと私は思っています、ウニ。

とげとげで真っ黒でうにうに動いて、なんか紫の汁がでる。
怖すぎる。身近なエイリアンです。

あれを、食べようと思う人間なんていない。とはっきり言いたい。
ダントツで、食べる、という選択肢から弾かれるべきものだと思うのです。

だとすれば、なぜ食品、として現代につたわってきたのか、、。

私なりによく、考えてみました。

そしてたどり着いた答え、
それは、、、
ウニは、、、性玩具として最初は扱われていたのではないかという、答え。


危なっかしいウニを
夜のエキサイティングなプレイにこぞって男性達は、いや女性も使っていたのではないかと。

「睾丸の周りにウニを置かれるキモチはどうかしら?おほほほ」
そんなエロチックなことに使われていたのでないかとピンときたのです。
「いやあああ生臭いいいい生臭いいい」と女の鎖骨に置かれたウニ。きっとウニだって逃げたいさ。
ちょっと皮膚におしあてれば痛みやはらはら感を味わえること間違い無し。エキサイティングだ!

こんな性的なことに使われそうな形状。
人工物でない、プラスティックや電動なんてものがない何百年前。
ウニは”神がお創りになられた性玩具”。そんな気がしたのです。

食べよう、食べれるかも、なんて1mmも思わなかったと思います。人間は。
「なんかキモチEかも」
まずそちらに思考がもっていかれた、のではないかと。

「うほうほ(まだ言葉が発達していない)」
と指でつまんだウニを女体に投げつけるゲームなんかが流行っていたのでないかな、、?

絵としてもエロチックですね。
橙色の柔肌に、硬質代表の漆黒のウニ、、。このコントラスト、なんというエロジェニック。


それがなぜ、食品に、、、?

これも考えてみました。

多分、プレイの一環だったのでないかな、と

想像ですが
ウニで出来た椅子の上に座らされる、という夜があり、
お尻の割れ目でウニを挟んで破壊する、というエッチな儀式があったのではないかと。

(どこかの民族が木にペニスを打ち付ける、そんなはたからみるとエッチな儀式の道具にもウニはもってこいな形状ですね!)

それが、性的な目的なのか、なにかの儀式なのかはわかりませんが、
ウニはそんな風に割られていたのです。

そしてこんな陵辱プレイのなかで食されたのではないかと推測します。

「うほほひいぃ(ほれこの生臭いもん食うてみい)」
「うほおうほお(いやあ汚い怖い臭い堪忍してぇ)」
「うほうううほ(つべこべいうな淫乱め)」
「うううおええええおほおほ(いやあおえええげほげほ)」
「うほーほほ!(口から黄色いもん垂らしよってからにこのどスケベが!)」
「うぅ、、、う、うほ?(うぅ、、、あ、あれ?)」
「う?(あ?)」
「、、、うほ(、、、ちょい、食べてみ)」
「うほうほ!(いやいや!)」
「ううほほ!!!(いいから!!!)」
「、、、ぺろっ(、、、ぺろっ)」
「うほい、、、?(なんか、おいしくない、、?)」
「う、、、うほ(え、、うま)」
2人「うほほほーーー(米ほしーーーーー)」

納得。超納得。


スケベからのウニ。ウニ食品列伝のはじまりであります。
※今、わたしちょっと泣いてます。

これで変な疑問も持たず、これからもウニを美味しく食べられるってもんです。あらよっと!
(まあ、、、あんな高級なもの、年に1,2回しか食べられませんが、、。)

ああ、ウニが恋しい、、。


皆様、今年もこの実のなさについて来てくださいね、、、?
今年もよろしこにゃん♥︎♥︎♥︎



P.S
知人に「なんで人はウニを食べようと思ったんだと思う?」ときいたら
「魚が食べてるのみて、あ、食べれんだ。ってなったんじゃない?」といわれました。
あまりにも、そうかも。と思いがっかりしてしまい、きかなかったことにしました。
食もそうですが、人間の好奇心と探究心、そしてチャレンジ精神。これはエロを燃やすエナジーですね。

フグの毒で何人死んだのか、、そこまでして食べたかったのだな、とか、ね。
2017、もっとグルメになりたいのう。




■小野寺ずるプロフィール

onodera

役者。思春画家。89年生まれ。気仙沼市出身。ロ字ック所属。だだ漏れの佇まい、子どもの声と獣の瞳を武器に一進一退。
。フルーツも大好き。
(撮影:野村服)

■小野寺ずる情報

◆abemaTV
『もうちょい、奪い愛 with 生ドラマ』 毎週土曜20:00~出演
※1/21~配信開始。
http://s.news.mynavi.jp/news/2017/01/12/300/

◆徳永京子プロデュース
『演劇人の文化祭vol.1』 3/3(金)-12(日)@パルテノン多摩 イラスト展示
http://www.parthenon.or.jp/act/2901.html

◆ロ字ック
『滅びの国(仮)』 2018/1月 @本多劇場 出演
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