こんにちは!緑橋のグループホームで、管理者を
させて頂いている山中です(*^v^*)

更新が滞ってしまっていて、すみません💦
ネタを探しながら無益に生きていました。

今回のテーマは「正論を言うことは、果たして
正しいのか?」
みたいな内容です。

よろしくお願い致します。

【正論症候群って?】

先日の週刊朝日さんの記事で、
「正論症候群が増加中」というものがありました。

クリックで、記事に飛べます

この「正論症候群」という言葉は、造語ですが
この記事を読んだ時「ワードセンス素敵だなぁ」
感銘を受けました。

記事の内容を要約させて頂くと

「SNSの普及により、相手の表情を確認しながら
言葉を選ぶような対面でのやり取りの機会が減った。
その弊害で、誰もが誰かの心の機微に
疎くなってきているのではないか」

というものです。

あなたの周りに「正論を言っているんだけど
なぜか場の空気を悪くしてしまう」
ような方って
おられますか?

今、振り返ると
管理者という役職になりたての頃の自分自身は
正に「正論症候群」だったなぁと思います。

以前の施設で、夜勤に入って頂いていた職員さんが
家庭の事情で欠勤の連絡なく、突然休まれた時

「どんな理由があったとしても、電話一本、
メールの一つも出来ないなんて、社会人失格です」


みたいな偉そうなメールを、
本人に直接してしまった事があります。
長文で・・。

後日、ちゃんと連絡して下さったのですが
その時は、自分はとても憤っていました。

自分もそうですが、場の空気を悪くする正論を
言う方の特徴としては
「これは正論だから言ってもいいだろう」という
「正しさの免罪符」を振りかざしているような
印象を受けます。

「正論」というのは
「一般常識に基った、大衆の価値観に沿う意見」ですが
「その場、その状況で、その正論を持ち出す行為の
正しさ」
は、また別の問題です。

いくら「正しい理論」でも「言い方や伝え方」
「伝える時の状況」が適切でなければ、
相手に届きませんし、誤解や語弊、
予期せぬトラブルを生む原因になります。

そもそも「正論」って「常識」という言葉と一緒で、
人によって基準や規範に差がありすぎような気が
します。曖昧な言葉なんです。

記事では、ネット文化における一方的な発信の方法が
大衆に浸透した弊害で、実生活でも、
「どこでも思った事を言えばいい」みたいな空気感が
世代を問わずに広がっているのではないか

書かれていました。

現代の変化のスピードは
凄まじいものがありますものね(;^ω^)

SNSがここまで普及したのも、
ほんの数年前からですし・・。

【働く上での、正論の扱い方】

グループホームの現場で、置き換えて考えてみますね。

グループホームを含む、介護の仕事内容は
大きく二つの種類に分かれます。
「身体介助」「生活援助」です。

「身体介助」は、利用者様の身体に
関わるサポートをすることです。

服を着替える、食事を召し上がる、
お手洗いに行かれる、その日常的な動作全般で
利用者様がお一人では困難になってきた動作の部分を
職員が補助をして、目的を達成します。

「生活援助」は、利用者様の環境を整えるのが
業務内容で、掃除、洗濯、調理全般を指します。

グループホームは生活援助より、
身体介助を仕事の優先順位の上位に置きます。

例えば、車椅子を使用されている利用者様が
「トイレに行きたい」と言われた時

「ちょっと待って下さい、ここの掃除が終わり次第行きます」
みたいな声掛けを、職員さんがされていたら、
経験が長い方ほど「えっ?」って
思われるのではないでしょうか?

あなたがそのことを、職員さんに指摘する立場だとして
どうやって伝えますか?

「生活援助より、身体介助を優先する」
これはグループホームでは「正論」で「常識」です。
施設で働いて頂くためには、まずこの価値観を
共有して頂く必要があるかと思います。

ですがたまに、すべて同じ温度で
仕事に対しての「ありとあらゆるルール」を、
職員さんに指摘される
方がいらっしゃいます。

「洗濯物が乾燥機に入ったままだった!」
「食材を調理ばさみで切らないで。ちゃんと包丁を使って」
みたいな感じです。

自分が職員さんに指摘する状況は
「利用者様に不利益、不快、危険を与える行為、介助を
職員さんがされていて、なぜそれが危険なのかを本人が
気付いていない」
という場合です。

「洗濯物を乾燥機に入れっぱなしだったことによって
利用者様に発生するリスクの程度」や
「なぜ、どんな場合でも包丁を使わないといけないのか」
が、自分の中で納得して、人に説明出来ない場合
職員さんに指摘する事はありません。

もっと言うと、こういう指摘をする方は
「利用者様が危険だから」ではなく
「自分の仕事が増えるから」という目線で
物事を考えがちなのかなと、捉えています。

以前、記事のテーマにしましたが
「損か得か」ですね。

自分が、こういった価値観を受け入れがたいと
感じているためですが、管理者としては
適切ではないんだろうなとも、思います・・。

【正論症候群の特徴と心理傾向】

今まで、色々な職員さんと仕事をさせて
頂いた中で「とにかく正論を言う」方の特徴を
僕の印象でまとめてみました。

①「理論より、人の好悪」

②「指摘しかしない」

③「他人のためを装う」

④「他人に期待をしすぎる」

①正論を上手く扱えない印象の方は
「なんのために正論を伝える必要があるか」
理解出来ていないように感じます。

仕事以外の状況はともかく
職場で正論を言う理由は
「相手に正しい事柄を伝えて、成長を促す」
この一点のみです。

「個人的に好きではないから、その人のアラを探して
正論を言う」
みたいな伝え方は、
自分は共感できるものではありません。

「口を開けば指摘ばかり」では、
職員さんの信頼を失います。

「また始まった・・」「適当にやり過ごそう」みたいに
指摘が相手に届かなかったり
「どうせ私の事が嫌いだから言ってくるんやろうな」
みたいに、相手に曲解して、捉えられてしまいます。

これでは、勿体ないですよね💦

指摘を相手に届かせやすくするためには
普段は相手を褒めて、勤労に対する感謝を伝える
事が大事かなと思います。

③今まで「とにかく正論を言う」タイプの方で
「結局は、自分のために言っている」という理由以外の
方に、出会った事がありません💦

「○○さんのために○○にした方が良い」みたいな
提案をして下さっても、それが「利用者様のためか」
「自分が楽をするためか」は、聞けばすぐに分かりますし
誰もが薄々気付いているはずです。

人は、良くも悪くも、
自分の事には敏感な生き物です。

④チームで仕事をする時
「この人は、ここまで動いてくれるだろう」という
勝手な期待を持つと、それが自分の水準に
満たなかった時、怒りの感情に変わりやすいです。

これは「他人に頼りやすい性質」ということで
「人の時間を奪う」という感覚を持っていない方が
多いような印象を受けます。

「勝手な期待」ではなく、ちゃんと言語化するべきです。

「自分は今日の業務に関して、こういう動きをしたいから
あなたには、この時間までに、ここまでの
作業をして欲しい」
のような。

ただ、この辺の伝え方も、少し間違えると
「正論症候群」になりそうなあたり
難しい問題ですよね💦

【まとめ】

今回は「正論を言う事は、正しいのか?」
というテーマで、書かせて頂きました。

自分なりの結論としては
「相手に正論を届かせるために、普段から
正論ばかり言わないようにする」

のが、良いのかなと思いました。

以前、ブログにも書かせて頂きましたが

介護職のような、不確定要素の多い仕事で
白は白、黒は黒のようなハッキリしたことばかりを
働いている方に強要することは、職場環境を維持する
上では、デメリットなのではないかなと考えています。

今の日本の価値観が、以前ドラマにもなった
「絶対正義」の主人公のようなものなので
とても難しい事ではあるのですが(;^ω^)

「正論の正しさ」「正論を伝える自分の正しさ」
切り離して「相手にとってどうか」を、常に意識して
おきたいものですね(*‘v‘ *)

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