※Minecraftとは全く関係ありません。

お約束ですが、この記事に関することで何かあっても、記事を更新・削除する以上の責任は負えません。
お医者さんに「おんぶにだっこ」じゃなくて自分でもできることをやっておこうと考えで掲載しています。
素人が医療のことについて書いていますので、鵜呑みにしないよう、必ず主治医の指示にしたがってください。
あと、中国産の電化製品を一晩中指に挟んで計測します。
そういう意味で苦手な方にはお勧めできません。


・SASの治療はお金が掛かる!

私は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を患っております。
個人の状態を書いてもあまり有益ではないと思うので、最後に付記するとして、
SASを患っている方の中にはCPAPを外したいと考えている方も多いと思います。
かく言う私も外したいです。冬は喉が乾燥するし、夏は暑いし、うっとうしい上に
毎月の5分,診療に行く時間と機器のリース代5,000円がもったいない。
命と引き換えなんだからとはいえ、毎月毎月やってるとなんだかなーという感じです。

で、マウスピースとか鼻中隔壁の改善手術とか試行錯誤するのですが、
やってみた効果を確認するには病院からアプノモニターを借りたり、入院検査が必要など、
何かとお金が必要で、腰が重いのも事実です。
目安ですが、アプノモニター検査は2,500円、入院検査は30,000円くらいです。

・ミソは血中酸素濃度

それで目を付けたのがアプノモニター検査をした時に検査技師の方が
「これが一番重要で、実質これがメイン」と言っていた血中酸素を測る装置(パルスオキシメーター)。
睡眠中に呼吸が止まると血中の酸素濃度が下がるため、それを測定すれば寝てる間に息が止まっているか確認できるのです。
CPAPにもセンサーが付いているものが多いですが、これはあくまでCPAPを使っている前提。
外したい装置を付けている状態でしか測定できなければ意味がありません。

・安いのと高いのがある

で、もちろん気になるのが「でも、お高いんでしょう?」ですよね。
ハッキリ言いますが、国産の物はボッタクリかと思うくらい高いです。
記録できないタイプで3~4万、卓上になると数十万は下りません。
今回はSASで目安になる製品を探していますので、
他の疾患で精度重視ならばこれら高額製品は避けられないでしょう。

でも、Yahoo!オークションでパルスオキシメーターとかを調べると3~4,000円の安いのがわんさか出てきます。
今回私が試した製品と同じメーカーで、記録できないタイプのようです。
記録する必要がなく、精度もさほど必要ないということであればこれで十分だと思います。

・今回買ったのはCMS-50D+

注意:記録して、結果を見るまでにWindows XP以上、USB端子、
          CD-ROMドライブを持ったPCと少しの知識が必要です。

もったいぶっていても仕方ないので、製品を挙げましょう。
私が買ったのはContec Medical Systems社のCMS-50D+です。末尾の+が重要です。
無印はその場で濃度を測る物で、+付きはUSBインタフェースや記憶機能を持ち、記録することを前提にしています。
輸送はEMSを使ってコミコミ62.66米ドル。80円で換算して5,012円でした。円高ばんざい。

作っている会社は中国です。サイトはこちら(http://www.contecmed.com/)。
割としっかりした製品も作っているようです。
OEM受注もしているらしく、詳しいことは一切わかりませんが、パルキシーとかいう製品とよく似て見えます。
(ディスプレイの表示が似ているだけでフォトダイオードとか別物かもしれないので断言はできません。僕には似ているように見えただけです。)

・AliExpressを使う

具体的な購入方法ですが、私の場合はAliexpressというサイトを使いました。
カードが使えて、エスクローサービスが標準です。
エスクローとは、一旦信頼できる所を仲介して物が届いてから実際の支払を行うサービスです。
つまり、良品が届かない限り料金を支払わなくて良い安心サービスなのです。
心象的に中国怖いって思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は10回くらい使っていますが、一度もトラブルになったことはありません。
ただ、China Post AirMailは届くのに2週間ちょっと掛かりますので、EMS/DHL等を使う方がいいです。
個人的にChina Post AirMailは日本で言う定型外くらいのイメージです。

Aliexpressのサイトからpulse oximeter usbで検索するとゴロゴロ出てきます。
実はこの中からえいやぁで選んだのですが、偶然当たりだったようです。

・届いたぜー

発注から5月12日の夜中で12日に支払完了のお知らせ、14日に業者さんが発送、荷物が着いたのは5月18日でした。
荷姿は小さく、二段重ねのお弁当箱くらいでした。

一式がスチール缶に収められており、中には本体、PC用のソフトウェアCD(※注意:8㎝CD-R)、USBケーブル、ストラップが入っていました。
日本の製品のようにテスト電池はないようです。
DSC_0295
アルカリ単四を2本使います。エネループがいいかも。
画像左端の部分に突起のような部位がありますが、そこにUSBminiケーブルを挿してPCとつなぎます。


・使ってみる
Youtubeでこんな映像を見ました。
http://www.youtube.com/watch?v=h1qwmq7Er60
被験者が1分半くらい息を止めてその酸素濃度の減少を見て取れるかという物でした。
映像では中国製の安物は10%近く誤差を出しています。
実はこの映像を見たのが発注した後でして、「しまったー」と思ったのでした。

で、届いたもので実際に確かめてみました。
正確な物と比較していないのでわかりませんが、
息を止めてものの1分くらいで脈拍数が上がり、数値が90%を切り、86%くらいまで低下しました。
とりあえず、呼吸の停止に反応しているのは間違いないようです。
SASの「寝ている間に何回くらい止まっているか」を観察するにはこれで十分だと思います。

・PCに接続して使う

付属のCDからセットアップを実行すると、2個のソフトがインストールされます。
その名もSpO2とSpO2 review。なんとも飾り気のない名前です。
ソフトの詳細な使い方とかは追って別記事にします。

簡単に言うとSpO2はモニタリングソフトで、reviewが付くのはデータを解析してレポート作成するソフトです。
測定中の最低酸素濃度や動きがあった回数を分析して表示してくれます。なかなか優秀。

ちなみに、指に付けたセンサーがズレるなどして測定できなかった時間はグラフが途切れています。
SpO2のグラフが大きく落ち込んで脈拍数が上がっているとそこは息が止まっている可能性が高いです。

本体は寝る時に結構外れやすいです。
私はテーピング用のテープで本体と手を軽く止めています。
CPAPを装着するときはPCに繋がったプローブを手につけてマスクをして寝るので不気味ですね。
病院ならまだしも、自宅でそれですから^^;;

USBケーブルでPCと繋いでリアルタイムで記録する方法と、
本体に保存しておいて、それをPCから吸い上げる2つの方法があります。
ケーブルがうっとおしいようであれば本体に。
本体には1回分しかデータを保存できないので怖い人は付属の2mケーブルを使えばいいと思います。

・実際のレポート
私のレポートの一部です。

CPAPを装着していない場合
so2_wocpap

全体的に緑の線(酸素濃度)が上下することが多く、青の線(脈拍数)もそれにつられて上下しています。
呼吸が止まっている証拠ですね。

そしてCPAPを装着している場合。
so2_oncpap
一部大きく谷のようになって40%くらいになっていますが、
これはたぶん寝ている間に本体がズレたんだと思います。
40%とかたぶん遺体レベルです。
それ以外はさすがに90%後半で安定していますね。
何もせずにこのくらいが理想ですね。


・ちょっとだけ問題点
こちらの日本光電さんのサイトに
http://www.nihonkohden.co.jp/iryo/point/spo2point/kakunin.html
「リユーザブルタイプのプローブは4時間以内に装着部位の観察と変更をおこなう」と書かれています。
CMS-50D+はリユーザブルなので、睡眠時間が5、6時間として若干アウトですね。
理由としては
・圧迫により皮膚障害を起こす可能性がある。
・LED、体温の発熱により皮膚障害を起こす可能性がある。

とのことです。

うん、気を付けます←

もう一点。
八尾徳洲会総合病院 呼吸ケアサポートチームさんのサイトに興味深い実験結果があります。
http://icuweb.biz/blog/archives/2008/12/13-060000.php
センサーの取り付け部位によってどのくらいタイムラグがあるかというものです。
耳>>>>額>手>>足という結果のようです。
つまり、すぐ値に気付かないといけないような場合は耳がいいと。
ただ、耳は血流が少なくて数値取りにくいんだとか。難しいっすね。

さらに。
主治医に見せても判断材料にしてくれない場合があります。
というのも、これは家庭用の機器という扱いのため、診断に使ってはいけません。
なので、医師の最終判断は病院の機器を使って検査を行った後になる可能性があります。


・私の今の状態について書いておきます。
扁桃が大きく、口蓋扁桃・舌扁桃が大きく、それが気管を塞いでしまっているのではという認識です。
昔は扁桃は切るものだったのですが、最近は大人になると切らない方がいいというのが定説なようです。

鼻中隔壁湾曲症の所見があり、適応ありとのことで矯正手術を受けましたがあまり改善されず、結局CPAPを使い続けています。
確かにお腹周りとか気になりますが、そんなにポヨンポヨン太っているわけではないので、肥満が直接的な原因とは考えにくいのです。
なので、他の要因を改善できる術はないかと考えた時に「家で現状を把握したい!」と思ってSpO2メーターに行きつきました。

CPAPを個人輸入されていて、お医者さんの指導を受けていても心配という方もたまに測ってみるといいかもしれませんね。

この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

再度申し上げますが、これはおうちでできるレベルの計測・分析です。
病院でやる検査とは精度が違いますので、正確な診断には正確な検査が必要です。
必ず主治医の先生の指示に従いましょう。