もう二度と更新されないと思われた方もいたのではないでしょうか。
一年以上ぶりの更新です。
そんなにサボっていた気もしないのですが、Twitterに書いて満足していた感がありますね。
そんなわけで、久しぶりに(嘘)新しいヘッドホンを手に入れたので、いろいろ書いていこうと思います。
HiFiMAN HE-560
スペック:音圧感度90db/インピーダンス35Ω/重量380g
HiFiMANの新製品、平面駆動型のヘッドホンHE-560です。
価格は10万近いですが、平面駆動型としては、これでもミドルレンジという感じですかね。
立派な木箱に入っています。
Edition7なみに立派です。
「箱なんて凝らなくていい」という人もいるような気がしますが、僕はこういう雰囲気作りも好きです。
今までにもいくつも平面駆動型のヘッドホンは出ていましたが、ガッツリ聴くのはこれが初めてです。
平面駆動型は、今までに何度か試聴した印象では、従来のダイナミック型に比べて、なんとなく音が薄い、
名前どおり音が平べったいという点が目立ってしまい、なかなか良さが見いだせなかったのですが…
コネクタは金メッキでしっかりした作りになっています。
むしろしっかりしすぎていて、Hugoとかには刺しにくいくらいです。
でも、安定感があって良いと思います。
●装着感は快適
アームの調整機構が少々古典的で調整しにくいですが、装着感は悪く無いです。
イヤーパッドが表面(?)と側面で別になっています。
適度に耳にフィットする感じで、重さも気になりません。
側面は革っぽく、表面はベロア調加工。
今まで見たことがないので、めずらしい作りだと思います。
●試聴環境
とりあえず試聴環境はというと、mac → CHORD Hugo → HE-560 で、音源はCDをリッピングしたものです。
ハイレゾ音源は、ありません…!
好きな曲が出てませんからね。
曲はいろいろなジャンルのものを適当に。
●音の特徴
音のセパレーションが明瞭で音場は左右に広く、音の出どころが非常に把握しやすい。
クールかウォームかで言うならウォームな傾向で、ボーカル、楽器の生々しさが際立つ。
非常に滑らかでありながら、歯切れのよい表現。
低音も出し過ぎない感じで、心地よい自然な低音。
●得意ジャンル
音色の自然さ、響きの綺麗さが活かされる、クラシックとかジャズをゆったり気持よく、聴くのにぴったりのヘッドホンだと思います。
性能の低いヘッドホンでは決してわからない、微細なニュアンスまで捉え、音楽の感動を伝えられるだけの充分な性能を持っている非常に優秀なヘッドホンだと思います。
●苦手ジャンル
平面駆動型…というよりオープン型なので、やはりガツン!とした音は出ません。
音にインパクトやパワフルさが求められる、ハードロック等にはあまり向かないと思います。
また、鳴らしにくさは健在… 平均的なヘッドホンよりもずっとボリュームを上げる必要があります。
音漏れは…「音漏れ」という表現が控え目に感じてしまうくらい漏れる…というより普通に曲が聴こえますw
●さいごに
ケーブルは、最近流行りの着脱式なので、次はバランス接続や他のケーブルで試聴してみたいと思います。