日本テレビの子会社で、1970年代から現在まで数多くの作品をてがけてきたアニメ制作会社「マッドハウス」の労働実態を、週刊文春が報道しています。

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マッドハウスは1972年に設立。日本テレビのほか、電通、日テレ系の音楽・映像メーカーのバップ、ソニー・ピクチャーズ、博報堂などが出資。

従業員数は約70名とされる。
マッドハウス公式サイトによると、新卒の給与は短大・専門卒で23万2000円、大卒で23万5000円など。休日は法定休日のほか、年末年始休暇、リフレッシュ休暇、慶弔休暇等があるとされている。ただしこれは期間雇用契約社員であり、最長2年間の契約期間内の人事評価等により正社員への登用があるという。


有名作品も数多く手がけている。TVアニメだけではなく、近年の劇場映画では「時をかける少女」「サマーウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」など有名作品多数。

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画像はマッドハウス公式サイトより

ネット上でも、その作品のクオリティには定評があるようだ。しかし労働実態は・・・・・


週刊文春の報道では、「制作進行」を担当している社員の話が掲載されている。それによると、

・最大で1ヶ月の総労働時間が393時間(残業が約220時間)だった

・連続テレビアニメの終盤では、家には風呂に入りに行くだけ、3日間会社で寝泊まりの生活が続く

・帰宅中に過労で倒れたことも

・月給の手取りは19万円。50時間分の固定残業代が支払われており、それ以上の残業代は出ない

・タイムカードではなく、ウェブサイト上で出退勤を記録。どうせ残業代は出ないのでみんないいかげんに記録している

・過酷な労働はマッドハウスに限った話ではない。アニメ業界は毎年インパール作戦をやっている


とのこと。

インパール作戦とは。

1944年(昭和19年)3月に日本陸軍により開始され7月初旬まで継続された、援蒋ルートの遮断を戦略目的としてインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦のことである。作戦に参加した殆どの日本兵が死亡したため、現在では史上最悪の作戦と言われている。

当初より軍内部でも慎重な意見があったものの、牟田口廉也中将の強硬な主張により作戦は決行された。補給線を軽視した杜撰(ずさん)な作戦により、多くの犠牲を出して歴史的敗北を喫し、無謀な作戦の代名詞として現代でもしばしば引用される(Wikipediaより)




アニメ業界をめぐっては最近、経営の問題や労働環境をめぐりいくつか物議を醸す出来事が起こっている。

【文春砲】脱税か?ユーフォーテーブルを東京国税局が捜索、近藤光社長は容疑を認めたか。Fateなどのアニメ制作会社

ユーフォーテーブル、チャリティーでも不正か「脱税だけなら許したのに」の声も「マチ★アソビ」で被災地復興うたう

木村隆一監督、たつき監督を暗に批判?「寝てない自慢」めぐり賛否の声「火に油を注いだ」「叩かれたいの?」「正論だ」


なおマッドハウスは、業界内では「ホワイト」と言われているようだ。

制作進行は、いろんな調整をしたり関係者が多くて、アニメ制作会社内でも他の職種に比べて激務ではあるのかもしれないが・・・・

ちなみにマッドハウスの名称は千葉県松戸市にある店「松戸ハウス」からとったものだそうだが、「MAD」を英語でいうと「気が狂っている」という形容詞である。



しかしこのような労働実態でアニメが作られているとは・・・・・


ネット上では、


「マッドハウスのアニメは信頼しているのでスタッフの環境も良くなってほしい」

「いつも頑張ってくれてありがとうございます これを機に環境が変わることを願ってます」

「あのクオリティやからな当然の結果やな。どこのアニメ会社もそれぐらい働いてるやろな」

「マッドハウスの絵すきだから時間かけて無理させないで作ってくれ」


などという声があがっています。普通ブラック企業に対してはもっと厳しい声があがってもよさそうだが、作品への信頼からなのか、割と優しめの批判が多いようだ。


もちろん、厳しい批判の声もあるが・・・・

ネットの声を聞いてみましょう。











































過酷な労働をさせないと儲からないビジネスなのだろうか、それとも・・・・?