日本経済新聞が発行する日経産業新聞に掲載された「就活探偵団」というコラムが物議を醸している。

コラムのテーマは就職活動における「内定辞退の正しい伝え方」というもの。

naitei_225


学習院大学キャリアセンター淡野健さんの言葉として「学生とはいえ(企業に)礼をつくすべき」「必ず企業に足を運び担当者と直接会い伝える」「内定をくれたことへの感謝をいの一番に伝えること」「素直に頭を下げれば殆どの場合了解が得られる」などとされている。

ネット上ではこの記事に対して「なぜ企業からはメール一通で不合格を伝えられるのに、学生から断るときは低姿勢でないといけないのか」などという声があがり物議を醸している。

まず、この記事に登場する学習院大学キャリアセンター淡野健さんの経歴について触れておく。今回とは別の日経ビジネスの記事によると以下である。

1985年、学習院大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。新規事業・総務人事採用、営業事業部門長を歴任。
(中略)
2010年4月より 母校の就職支援部署に戻り、学生の就職相談・講座ファシリテーター・セミナー運営・キャリア教育講座・企業関係構築を図る。米国CCE,Inc認定 GCDF-キャリアカウンセラー資格、文部科学省NPO法人『人財創造フォーラム』第2期社会人ゼミメンバー。



また、この記事の背景にも触れておく。この記事は日経産業新聞(日経新聞ではない)本紙に掲載されたほか、ネット上の日経新聞のサイトでも閲覧できる。

ただしネット記事は会員向けの限定記事(登録すれば月10本まで無料で閲覧できる)となっていて、最初の数文は非会員でも閲覧できるが、大部分は会員にならないと読めない。


日経産業新聞の推定閲覧者数は50万人あまりとされており、かつネット版は会員限定ということで、ネット上で物議を醸しているとはいっても、全文を読んで論評している人はそれほど多くないかもしれない。

さらに、今回の記事は「内定の辞退」がテーマだが、ネット上では「内々定」と混同して批判している意見もみられる。



また、淡野さんは学習院大というやや特殊な大学でセミナーを行っており、記事は学習院大における「内定獲得後のマナーセミナー」での発言をもとに構成されていることも、考慮する必要があると思われる。


これらの事情を踏まえ、日経のサイトに掲載されたネット記事を以下にリンクしておく。

内定辞退の正しい伝え方、「直接会って、まず感謝」を  就活探偵団


記事は、「内定を断りくい」「どうしたら断れるか」という学生の立場の疑問から始まり、次に企業側の事情を解説。


そして(問題になっている)淡野さんの言葉として「学生とはいえ(企業に)礼をつくすべき」「担当者と直接会い伝える」「内定をくれたことへの感謝をいの一番に伝えること」「素直に頭を下げれば殆どの場合了解が得られる」「そもそも入社意思がないなら内定を受諾してはいけない」という発言が紹介されている。


淡野さんの言葉は特殊なのだろうか。

例えばAll Aboutに掲載された西村吉郎さん(就職や転職に詳しい人のようだ)の文章には以下のようにある。

真っ先に取りたい方法は「電話」です。電話よりも先に手紙やメールで伝えるのは、一方的すぎて適切ではありません」

「まずは「電話」で内定辞退の意を伝えましょう。その上で「直接訪問してご説明させてください」と言えば、「そこまでしなくても」とその場で済むこともありますし、お互いに負担のない日時を調整することもできるでしょう」

実際には電話で済むケースが大半ですが、その場合でも、改めて手紙をしたためるくらいの気配りは見せたいものですね」

「呼び出し・引き止めにあった場合はひたすら低姿勢で

ひたすら「申し訳ありません」と低姿勢を貫きます。ひとしきり文句を言われることもありますが、それは仕方がないと覚悟して臨みましょう」(全文はAll Aboutで)




ネットの声を聞いてみましょう。



































まあ直前のドタキャンはよくないが・・・・