お詫びと訂正、追記:
記事公開後、今治産であっても「今治タオル」ブランドではないタオル(企業)が存在するという指摘をお受け致しました。

ブランドを持つ今治タオル工業組合の「今治タオルプロジェクト」の公式サイトのリリースによると、同組合と、今回「ノーナレ」でとりあげられた当該企業との関係は以下とのことです。

当該企業は当組合に所属する企業(組合員)ではありませんが、組合員等の縫製の下請企業であることから、今治タオルの振興を図る取り組みをしています当組合としましても、社会的責任及び道義的責任があると考えており、この問題を非常に重く受け止めております。

当ブログでは当初、「ブランド化された「今治タオル」の製造をさせられている」との表現で記事を投稿しましたが、ブランド加盟社そのものではなく、その「下請企業」の現場だと思われます。

もっと正確に記述するべきでした。お詫びして訂正致します。


ただし後述の会社名特定に関する件に関しては、当ブログは関与しておらず、またコメント欄への会社名書き込みも削除対応しています。



6月25日に放送されたNHKの番組「ノーナレ 画面の向こうから―」の放送内容に衝撃が広がっている。

愛媛県今治市でタオルを製造させられる、ベトナム人の技能実習生たちの告発。違法で過酷な労働実態。

番組の最後に衝撃の報告もあった(以下画面の一部)。
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番組は主に、タオルの製造現場で働かされているベトナム人技能実習生(女性)らからの、ビデオによる告発をとりあげた。告発を受け役所も動いた事案だったが、会社側は現在も操業を続け、NHKの取材を拒否しているという。
番組の内容については、NHKの公式サイトに予告編が掲載されているので、先にこちらを観たほうがわかりやすいかもしれない。

あるベトナム人の技能実習生(30歳女性)は、75万円の借金をして日本に来た家族の年収は20万円。日本にあこがれ、仕事を学ぶことを夢見ていた。ベトナムでは管理職の経験もあった。婦人服や子供服の縫製を学ぶはずだったのだが、されられた仕事はタオルの製造だった。


タオル工場では地獄のような生活が待っていた。

・あるときは朝7時半から夜11時まで労働。休憩は15分朝方まで作業することもある

・レモンの絞りカスのようになりながら、泣きながらタオルを製造している

ノルマが厳すぎて指が曲がっており、触るだけで痛いと訴える人も

・「婦人子供服製造」の職種にもかかわらず、タオル製造をさせられる(実習内容と異なる業種に従事させるのは違法

・誰かに「何を作ってる?」と聞かれたら「婦人服や子供服」と答えるようにと、会社から指示されている

・役所が調査に入るときは、タオルを隠して子供服や婦人服の製造をする

残業は月に180時間(過労死ラインの倍)。だが残業代の支払いは40時間分のみ



・寮には28人の技能実習生に対して、粗末なむき出しのシャワーが4つだけ

・昼も夜もわからない、窓のない部屋にみんなで暮らしている

・長雨の時期は、生乾きの臭いのする服をやむなく着ている

・会社からは、ノルマを達成しなければベトナムに送還すると脅されている(前述の通り、借金をして日本に来ているため、借金を背負ったままベトナムに帰ると人生が詰む)。


・実習生たちの一部は、シェルターで保護されることになった

・その後会社側は、労働時間や作業内容がバレないようにするためなのか、作業報告書の作成をやめさせ、これまでの記録(7時半~22時までの労働を記載)は全部破棄された



番組全体としては、技能実習生側の告発や実習生が出してきた証拠、(会社側の協力なしでできる範囲の)NHKの取材などに基づく放送だった。会社側の意見も聞いてみたいところだが、NHKの取材申し込みは拒否され、質問状には回答がなかったという。


行政の介入もあり、結局、28人中8人が保護されシェルターに移された(2回にわけて4人ずつ)。


実習生は「日本の人たちや行政に、技能実習生の存在を知ってほしい。そして助けていただきたいです。技能実習生は労働力で日本に貢献しているのだから」と訴えていた。


保護された一部の実習生は、別の仕事に就くことができたようだ。


だが、番組の最後に衝撃のお知らせがあった。以下である。

「6月初旬 工場に残った実習生が仕事中に倒れた。脳出血で意識不明の状態が続いている」

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会社側には質問状を送ったが回答はなく、外国人技能実習機構は「早急に事実を確認する」としている、とのことだが・・・・。


追記:放送では会社名が伏せられていたが、一部ネット上で「会社名を特定した」という情報が流れている。以下のツイートにあるようにデマの可能性があるためご注意下さい。


当該会社は公式サイト上で「当社は技能実習生を雇用していません」などとコメントしている。苦情の電話があり対応に追われているようなのでご注意下さい。
なお当ブログのコメント欄にも、そのような情報が書き込まれましたが削除しました。