2月9日に放送されたフジテレビの番組「ワイドナショー」に、漫画「あたしンち」の作者として知られる、けらえいこさん(57)が出演。

芸能界で近頃頻繁に発生している「不倫」の問題や、犯罪者がテレビに出てもいいか?という問題について持論を述べた。

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画像はtwitter.comより

けらえいこさんは早大卒。1987年に漫画家デビュー。「あたしンち」「セキララ(シリーズ)」「たたかうお嫁さま」などの作品で知られる。

ワイドナショーでの発言は、賛否の声があるようだ。主な発言(要約)は以下である。


(鈴木杏樹さんと喜多村緑郎さんの不倫について)

・基本的に興味ないし、私は、好きにやればいいじゃないっていうタイプ。不倫って思ってなくて、恋愛だと思っていて、そのかわり、やったら離婚しなさいよ、どんどん(相手を)変わっていけばいい

・女性の立場からすると、女の人は差別されてる、(松本さんが「だいぶなくなってる」と言ったが)全然なくなってない。なんで漫画家になったかって言ったら、差別されない職業だから。野球なんてグラウンドにも入れない。医学部の入試では、同じ点とっても女性は落とされたりとか・・・・

(けらえいこさんは場馴れしてないようで、かなり緊張して、たとだとしく発言していたので、ここで一旦話が中断)

・女の人は差別されてる側。夫婦別姓の問題も、男の人の名前にならなきゃいけない決まりがあるのは日本だけなのに。日本は本当に女の人は差別されてる。まずその構造が日本にある

・その中で唯一、結婚だけが上の人(男の人)に認められる、社会からは差別されてるけど、唯一結婚相手は自分を認めてくれる、承認欲求が満たされる。なんかうまくいえないけど・・・

・結婚は(男性が)「自分が全身全霊、一生かけてあなたを妻とします」と約束すること。全然うまくいえないけど、東出さんのやってることはひどいことなんですよ。その約束の中、家庭の中で安心して子育てしてるのに、約束違反みたいなことをされるのは。もともと差別されてる人間としては許せない


(沢尻エリカ被告など、罪を犯した人はテレビ復帰してよいか?という話題で)

・「犯罪じみたことも芸の肥やし」とか「不倫でも何しようが芸が面白ければいい」と言われているが、それはやっぱり昭和の話だと思う

・やっぱり今、テレビはメジャー。メジャーとアングラーがあるとすれば、テレビは完全にメジャーなので、それを見て子供たちが育まれるということもあるので、そういう人たちはテレビに出れなくなっても仕方ないと思う

・「芸の肥やし」で、少しばっかり裏で悪い子としてもよかったのは昭和の話。今は裏の人間性まで含めてみんな見通す、子供たちがそれを見て育つ。犯罪を犯した人がテレビに出れなくなるのはしょうがない


(好きな映画の話題で)

・恋愛映画が好き。最後に見た映画は松岡茉優ちゃんの「ひとよ」(2019年11月)


(としまえん閉園の話題)

練馬区民にとっては、としまえんは庭なので、生まれたときから大人になるまで、成人式もとしまえんだったので。みんな振り袖でジェットコースターに乗って

・「8時だよ全員集合」と、としまえんの花火は同じ時間に始まるんですよ。土曜日の8時はどっちを見ればいいのか。当時は生放送で、録画機器もないので。その2つがあるのが当時の土曜の夜


(ネットで話題の漫画「100日後に死ぬワニ」について)

・Twitterで見ました。(自分と)似たところに目をつけてらっしゃるなって、何気ないことを描いてあって

・(自分の漫画は、オチをつけなければならないが)これはもっと、純粋に日常生活に光を当ててるので、そこは似てると思いました


(100日後に死ぬワニの作者から、けらえいこさんに質問:同じ作品のシリーズを長く続けていくためのモチベーションの維持の仕方をうかがいたい)

・モチベーションというのは、どういう仕事でも続けていこうと思ったら、七転八倒して獲得していくものだと思っています。だからどんな仕事でも絶対あきるから、もちろん私も何回も飽きて、そのたびに毎回違う発明をするんですよ

・若いときは、「売れたい」とか欲望があるから、何も考えなくても描けるんですよ。ある程度売れてきて、お金ができたら、次(の欲望)がないんですよ。そうすると、純粋に作品のこと考えるようになるんです

・私も(長嶋一茂さんと同じように)「死ぬ」ことをいつも考えていて、「あたしンち」は、「人生の走馬灯漫画」って思ったことがある。モチベーションがないときに、死ぬときはどういう風景が浮かんでくるかって。割と、「卵かけご飯が美味しかった」とか「小学校のあんまり喋ったことがないクラスメイトが優しかった」とか、すごいしょうもないことを思い出すんじゃないかっていうことを、書こうと思ったときがあった

・(100日後に死ぬワニは)まさにそういうことが描いてある

そういう漫画を価値って、なめられやすいというか、「なんでお金を払ってこんな日常生活の話を読まなきゃいけないんだ」っていう人がいっぱいいますよ。壮大であればあるほど、世の中ではすげえって思われる。

(本日の感想)

・ご縁(松本さんが親子ともども「あたしンち」の大ファン。出てもらいたかったという)があって出させてもらった。死ぬまでの間にそんなことがあってもいいかって思ったが、本当にうまく喋れなくて申し訳ないなと思ってます