2月16日に放送された日本テレビの番組「バンキシャ」では、新型コロナウイルス(COVID-19)の現状について報道。

出演した元WHOコンサルタントで医師の高橋央氏が衝撃の指摘をして話題になっている。

それによると、日本国内には既に数1000人の感染者がいる可能性があるという。

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高橋央氏は、フィリピンでSARSの封じ込め対応を指揮した経験を持つ。SARSは2002年から2003年に流行し、約8ヶ月で終息したが、高橋氏はこの経験をもとに、新型コロナウィルスの現状について予測した。

番組で行われた、高橋氏に対する一問一答は以下である(要約)。


質問:日本国内の感染者の数が増えている印象があるが、どう考えるか?

高橋氏:指定病院での診断がされ始めたことにより、たくさんの人を検査できるようになり、感染していた人(診断されていなかった人)がどんどん、掘り起こされていっている状況。(現時点で)爆発的に感染が広がっているのとは別かもしれないということ。


質問:SARSとの感染力の違いは?

高橋氏:きちんとした数字はある程度感染が収まらないと言えません。(報告されている事例を踏まえれば)SARSより強そうだという印象はあるが、それ以上のことはまだわからない


質問:感染経路については?

高橋氏:船、屋形船、タクシー、ビニールハウスのようなところがキーワードになっている。このウイルスは案外、閉鎖空間が好きなんじゃないかと感じる。そういうところも、思い切って調べていただくというのもの大事だと思う。


質問:日本での感染者の数が増えていることについては?

高橋氏:今は、どんどん調べている(診断している)という状況ですから、すでに感染している人がどんどん見つかっている、掘り出されているというのが一つあります。

ただ、もう7つの県に、沖縄から北海道まで全国各地に感染している場が、できてしまったと。それを考えると、SARSの経験などを考えると、1箇所に少なくとも十数人とか数十人、多かったら100人規模の感染者が出ているかもしれない。それを考えればやはり、国内には数千人の感染者がいらっしゃるんじゃないかと思います。


質問:SARSは8ヶ月かかったが、新型コロナウィルスの終息はどうなるか?

高橋氏:難しい質問だが、このウイルスは潜伏期の中で感染力を持つということ、不顕性感染という形で感染して広めているけど発症しない(人がいる)ということもあることがわかっています。

そう考えると、SARSにない特徴を考えれば、もっと長い期間、つまり1年とか2年とかいうターム(期間)が最低だと思います。


質問:東京五輪・パラリンピック開催についてはどう考えるか?

高橋氏:たくさんの人が世界中から、いろんな方々が、選手や観客としてお見えになりますから、そういう方々が一同に集まるというのは、感染の機会としてはすごく危険が伴いますよね。

ですから、平和の祭典として行おうと思っても、オリンピック・パラリンピックが感染の大舞台になってしまって、世界中に広まるリスクはあると思います。


質問:封じ込めることは不可能?

高橋氏:封じ込める努力は必要です。封じ込めていかないといけないけど、もう、川から水があふれるように、決壊させないようにするのが精一杯あふれてくるのはやむを得ないという状況です。

封じ込めはできないけども、抑え込む努力は必要です。探していく努力は必要です。さらに重症な方は治療していくという、そういうフェーズに移ったということです


質問:努力の目標設定は?

数が増えるのは気にしないでほしいです。それよりも重症化していく人、特に指定病院が満杯になって、例えば「他の救急患者を受け入れらません」「お産するお母さんは来ないでください」、そういう事態には絶対しないでいく、数の問題ではなくて、病院の機能を維持していく、それを目標としていくべき。