LAWSの森

レフェリー目線からサッカーを考えるブログ。 上級・ベテランさんの意見・コメント募集しています。

2015年02月

今年もやってまいりましたゼロックス杯。
レフェリングの基準が示される大事な一戦です。
それではどうぞ。

image

FUJI XEROX SUPER CUP 2015 
ガンバ大阪(3冠) 対 浦和レッズ(リーグ2位)
2/28 13:30 日産スタジアム

R  山本雄大
A1 名木利幸
A2 中野 卓
4th 廣瀬 格

上川審判委員長によりますと、今年は「不正なタックル・ホールディング」を厳しくとっていくよという姿勢。
今年のポイントがこの試合でどう示されるのか……
PAを出ないとインプレーになりません。

0   ガンバホールド
 1
 ガンバファウル 
 1
 浦和ホールド 
 2
 ガンバPA内でオフェンスファウル 
 3
 フリーキックPA出ずやり直し 
PAを出ないとインプレーになりません。 
 6
 ガンバホールド 
 8
 浦和戻りオフサイド

  10 転倒しながらガンバの突破を手で防いだ浦和に警告

  14 浦和にアドバンテージ。いい声  
  15 浦和タックル 
  17 ガンバプッシュもノー。

  19 スローインの位置取りで注意 
  19 浦和プッシング 
  20 ガンバファウル。注意(オフサイド?)
  21 ガンバハンド 
    22 ガンバホールド&ヒット。警告でもおかしくない。
  27 ガンバファウル 
  32 ガンバGKと浦和接触。 
  33 ラフプレー(タックル)でガンバに警告。
  35 ガンバファウル
   36 浦和ホールド 
  36 浦和キック 
  37 浦和のハイキックにアドバンテージ

  41 浦和痛む 
  44 浦和ジャンピングアット 
  45 PA内競り合いでガンバオフェンスファウル  
  AT1


前半は落ち着いた様子。枠内シュート0ですし……   

  0  
浦和タックル 
     2
 浦和アフターでタックル警告(ラフプレー) 
  4
 浦和トリップ 
     5
 浦和オフサイド 
     8
 やっと枠内シュート1本目 
   13
 ガンバ倒れるもノー 
  15
 浦和プッシュ

   17 ガンバファウル 
 
18 ガンバファウル 
     22 ガンバ先制!オフサイドなし
     26 浦和ホールド

     27 浦和トリップ 
     29 槙野倒れる。どうだろう。
 
http://share.gifyoutube.com/vb0JZR.gif     
      32 宇佐美倒れるがノー
      32 ガンバトリップ 
     35 ガンバホールド   
     36 コーナー付近で両者倒れるがノー

     36 ガンバ足裏見せてファウル 
     37 浦和ジャンピングアット 
     38 ガンバトリップ 
     39 浦和オフサイド。森脇異議で警告
これはなー。無いと思います。
確かにオフサイドポジションにはいますが、ガンバの選手しかボールに触れてません。
名木さんの角度で重なって見えたのかも。
   http://share.gifyoutube.com/m8EkQx.gif 
  40
 ガンバストライキング
   43 ガンバ足裏でファウル
image

会場・解説は大ブーイングでしたが。
山本さんが手を挙げていた=間接フリーキックなので単にタックルがヒットしたのではないこと、気付けましたか?
足裏を見せてタックルしにいったことで、「危険な方法でのプレー」にしたと考えられます。
  
     44 バックパス未遂。
http://share.gifyoutube.com/vnp1DQ.gif 
     AT3

      46 槙野エリア内で倒されるもノー 
     48 仕上げのパトリック。脱いで警告。

 


審判団評
今年の基準を示すために気合が入っていました。
まずはホールディングの点から。
やはりこのファウルが多かったです。
レフェリーの課題でありますが、選手の課題でもあります。
掴んだ程度ではなく、やった瞬間アウトだよーってことをもっとサッカーに関わる人間に知ってもらいたいです
続いては不正なファウル。
これはすごく良いお手本になりました。
「ボールに行っているからノーファウル」は死語にしていただきたいところ。
スペアフット(ボールを捉えた脚と逆の脚)や今日のような危険な方法でのプレーもあります。

山本さんのハンドサインもわかりやすかったです。
ホールディングやプッシングなどのサインをしていました。



放送では、レーダーなんかも面白いと思います。
ラインの並びやシステムなんかは実際に足を運ばないと見られないものです。
走行距離や最高速度をみられるのも、楽しむ要素ですね。


しかし+クオリティ?とかいうやつは全く機能していませんね。
審判に対するリスペクトもない。異議で警告。タフでもフェアでもない。

他の方もレビューなど書かれると思いますので、そちらを参考にしてください。
ご指摘などはコメントのほかTwitterでも受け付けてます。



全くその通り。

アシスタントレフェリーの仕事って?
おまけなんじゃないの?

いいえ。きちんと与えられた仕事があります。

任務
副審を2名任命することができる。決定は主審が行うが、副審の任務は、次の時に合図をすることである。
・ボールの全体がフィールドの外に出たとき
・どちらのチームがコーナーキック、ゴールキックまたはスローインを行うのか
・競技者がオフサイドポジションにいることによって罰せられるとき
・競技者の交代が要求されているとき
・主審に見えなかった不正行為やその他の出来事が起きたとき
・反則が起き、主審より副審がよりはっきりと見えるときはいつでも(特定の状況下で反則がペナルティーエリア内で起きたときを含む)
・ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーがゴールラインを離れたかどうか、またボールがゴールラインを越えたかどうか

援助
さらに副審は、競技規則に従って試合をコントロールする主審を援助する。特に9.15m(10ヤード)の距離をコントロールする援助を行うために、フィールドに入ることができる。

(略)


もちろん審判団の中では主審がメインになります。
ただ、勘違いしてはいけないのが、「アシスタントにしかできない仕事もある」ということです。
オフサイドの判定などはそうですね。

主審のジャッジはたいてい、ファウルや警告などのように裁量に任されています。
しかし副審はオフサイドやラインを割ったかどうかなど、明確な答えが出てしまうものが多いのです。
それだけ副審の仕事は難しいものです。


しかし

副審一人が目立って試合を裁くことは不可能です。

主審のほうが近くいい位置で見ているのにサポートをされると困ってしまいます。
採用しなければ、審判団内で判定が食い違っているような印象を両チームに持たれてしまいます。
ただ、例外として高速カウンターに主審がついていけず、明らかに副審のほうが近い場合などはサポートしてもよいかもしれません。(打ち合わせしておきましょう)
またレフェリーサイド(タッチラインを4つに分割したとき、副審のいないところ)の判定は主審優先です。

協議の際は主審に伝えるのみにします。
判定の説明、注意などは主審に任せましょう。

ファウルサポートの際はアドバンテージの適用も頭に入れてWait&See。

他人のツイートの解説なんかして申し訳ないです。
とても勉強になるものだったので取り上げさせていただきました。


一番大切なのは「協力」。
主審にしかできないこともあれば、副審にしかできないこともある。
第4の審判のサポートだってあります。
それぞれ協力することではじめて審判団です。

自分の役割・立場を理解し、最高のゲームを作り上げましょう。


後日、副審のシグナルのイラストを追加します。
シグナルの解説もあるかも?




あれっ!?ファウルなのにレフェリーが笛吹いてない!見逃してる!
いいえ。アドバンテージです。


職権と任務
主審は、
・反則をされたチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを続けさせる。しかし、予期したアドバンテージがそのときに実現しなかった場合は、そのもととなった反則を罰する。


簡単に言いますと、ファウルがあったけどチャンスだから続けていいよーということ。
決してファウルを見逃しているわけでも、なかったことにしているわけでもありません。
ファウルを認定しています。

ただ、続けてと言ってみたもののすぐ相手に取られてしまった。
ファウルされた選手が痛がってプレーできそうにもない。
という時は、その認定したファウルを取れます。
これをロールバックなどと言います。

また、アドバンテージとしたファウルが警告に値する反則だった場合、ロールバックの際または次のアウトオブプレーのタイミングで警告をします。


アドバンテージ
主審は、違反または反則のいずれかが起きたときにアドバンテージを適用することができる。

主審は、アドバンテージを適用するのかプレーを停止するのか判断するうえで、次の状況を考慮する。
・反則の重大さ。違反が退場に値する場合、違反直後に得点の機会がない限り、主審はプレーを停止し、競技者を退場させなければならない。
・反則が犯された場所。相手競技者のゴールに近ければ近いほど、アドバンテージはより効果的になる。
・素早く、また大きなチャンスとなる攻撃ができる機会にあるかどうか。
・試合の状況(雰囲気)。

戻って、そのもととなった反則を罰する判断は、アドバンテージ適用後の数秒以内に行われなければならない。

警告に値する反則の場合、次のプレーの停止時に警告しなければいけない。しかしながら、明白なアドバンテージでない限り、主審はプレーを停止し、ただちに競技者を警告することとする。次の停止時に警告がなされなければ、その後に警告することはできない。


退場に値する反則だった場合。
よほどのチャンスでなければアドバンテージを適用せずに退場にします。
決定的な得点機会を阻止するプレーに対してアドバンテージを適用した場合には、次の停止時に警告になります。
そのほかの退場となる反則は、次の停止時に退場です。

実際に審判をやる際は、「次の停止時の警告」でカードを提示する選手を間違わないようにしましょう。
コールをするのもありです。

続いて実践編。

まずはシグナルというか動き。
両手を前方に突き出します。

そしてそのまま大きな声で全員に分かるように「プレーオン」とコール。
応援が控えめな競技場ならよく聞こえると思いますよ、コール。
プレーーーオォォーーーン!の人もいれば、プレーオォォン↓とコールする方まで様々。
Jリーグのレフェリーもコールしています(?)
飯田主審のコールはテレビ越しでも聞こえましたよ。

副審はアドバンテージが明白に取れません。
だからといって全部ファウルにするか、というわけではございません。
Wait&See(待って、見る)を使い、すぐにファウルにするのではなく、有利になりそうな場面に展開すれば流します。

アドバンテージは主審の技量です。
ゴールに繋がれば、それは大ファインプレーでしょう。
技を磨き、さらにデキる審判を目指しましょう。

次回はアシスタントレフェリーのサポートについてです。
アドバンテージの参考になる動画がありましたらそちらもまたUPします。


ご質問・ご意見・ご要望などございましたらお気軽にどうぞ。

競技規則の後ろのほうに載っていたサイト。
これがまた少し面白い。

mi adidas (マイアディダス)

ページ上部の「カスタマイズ」からユニ、スパイクを選びます。
それからは色など自分の好きなようにカスタマイズできます。
スパイクは1か月ほどで届くそう。

レフェリー用に真っ黒にしてみたり……
また奇抜な色でチームメイトを驚かせたり……

シャツ・ショーツ・ストッキングもカスタマイズできますのでぜひチームに。


大会でスパイクの規則があるかもしれません。
自己責任でお願いします。

↑このページのトップヘ