2016年11月

いつも通りの出社だった。あいつの温もりから離れ、リムジンに乗り込む。邸に必要な書類を取りに行き、スーツを着替えた。L よりあいつはもう家を出たと報告があったのでまっすぐ支社に向かった。すると、あいつが家に戻ったという。全く落ち着きがない奴。同じぐらいの出社 ...

つくしは朝から走っていた。丸の内をヒールで全力疾走し、ゴール目前で息切れしそうになる。あいつは邸に寄る、と私より早く家を出た。いつも通りの時間だったのに、私ったら…!なんと、ゴミの日を忘れていたのだ。しかも燃えるゴミ!(他のゴミの日ならスルーしたのに。)一 ...

この記事は大人な表現を含みます。18歳以上で、責任が取れる方のみどうぞ。※パスワードについてお知りになりたい方はカテゴリーのパスワードについて をお読み下さい。シンガポールから6時間。機内でも絶えず仕事をした。ほぼ二日間寝ていない。 寝る暇があれば少しでも早 ...

『左手の中指で唇を触れ。』 お気に入りのピンクの布団にくるまり、つくしは何も着ていなかった。「中指?」こいつ指まで指定するわけ?『中指が一番敏感なんだよ。触る時は無意識に皆、中指を使う。』 へー。つくしは言われたとおりにした。でもさ。『ねぇ、私一人で馬鹿 ...

司はスイートの寝室に急ぎ足で向かう。タイを引っ張りその辺に落とした。ジャケットを着ていてもわかるぐらいに膨らんでいる。「お前、もうベッドか?」『あんた私のうちを知ってるでしょ?数歩で着くわよ。』心地よい笑い声が聞こえた。寝室のドアを開け、一人では広すぎる ...

うう、寒い。会社を出てバス停へと向かう。地下鉄が早いけど私はバスが好き。ぼーって出来るからかな。お腹空いたなー。冷えるし、 キムチ鍋しよっかな。白菜とかキャベツが私は大好き!キムチ鍋には餃子入れると美味しくなるんだよね。ヒタヒタヒタ。 ん?ヒタヒタヒタ。… ...

「司様、執務室のセキュリティが解除されました。」 買収先の企業を出て、メープル系列のホテルに着いた所だった。移動しながらSPより報告を受ける。執務室の暗証番号を知る者は三人。俺と西田。そして…俺の恋人だけ。いつでも入っていいぞ、と副社長に就任した時から言っ ...

ヴ~~~ン “怒鳴って悪かったよ。”ヴ~~~ン“ごめんな。”ヴ~~~ン“電話に出てくれないか?”ヴ~~ぶちっ。つくしは携帯の電源を切った。マナーモードでも存在感出すの止めて欲しいわ。「このリストの店舗を誘致していきます。2枚目をご覧下さい。」 会議でつくし ...

岩盤浴でスッキリしたんだか、疲れたんだか。日曜日は1日ほぼ寝ていた。気付くと夕方で、休みなのに損した気分だよ。着信やメールも気付かず寝てたらあいつがまた…!気付かずに寝てたからって、SPを寄越さなくたっていいでしょ?しかも何人も!ドアを叩かれるし、チャイム ...

「あいつ、疲れてるから帰らせる。」岩盤浴の洞窟にいた俺と桜子の元に司がやってきた。「先輩大丈夫ですか?」「ああ。皆に伝えてくれ。」「お前も帰るんだろ。」返事をせずに司はきびすを返した。後ろ姿を見ていた総二郎はニヤニヤ笑った。「今から疲れさせるのはお前だろ ...

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