2017年03月

一番近いコンビニは通りすぎた。 並んで歩くと小さな肩がもっと華奢に見える。 上から眺めると長いまつ毛がハッキリとわかった。そして明らかにシャンプーの匂いがする。よく見ると少し髪が湿ってるような…おい!まさかの風呂あがりかよ!司は目眩がした。 細い首も綺麗 ...

今日は徹夜になる。ずっと楽しみにしてた講義の為だ。ゼミにある研究の為の論文や資料を見てから、ある教授のファンになった。ニューヨークの大学で教鞭をとる教授がこの大学で特別講義をするのだ。それだけの為に帰国をするという。(さすがお金持ち大学だわ…。)それを知っ ...

最近なぜか大学でジロジロと見られる事が多くなった。わざわざ女の子が教室に来たり、学食でも視線が痛い。面と向かって聞かれ、ようやく理由がわかった。「牧野さんって、F4と知り合いなの?」 どうやらカフェで同席したのが噂になっているらしい。F4?最初はポカンとして ...

つくしは真剣だった。周りから息を飲む音が聞こえても、小さい悲鳴が聞こえても料理から目を反らすわけにはいかない。「えーと…、野菜はさっきいっぱい食べたから…。次はメインディッシュだ!」トングをマイトングにしながら、ひょいひょいっと皿に乗せていく。肉、肉、肉 ...

全く、桜子は人を呼んどいて居ないんだから。学食を出て、桜子がいるというカフェに行った。何回か一緒にお茶に入ったことはある。だけどフザけた金額設定と、入った瞬間一斉に見られる感じがどうも…。(桜子はそれがいいとか言う。意味わかんない。)きらびやかな人達の中に ...

「なぁ司。本当のこと話せよ。」「…ああ?」 英徳大学のカフェには一番奥に小さな階段があり、それを昇るとフロアがある。そのフロアからはカフェを一望出来るが下の一般席からはその特別なフロアはよく見えない。広いテーブルに8人は座れるソファーがぐるっと輪になってい ...

くぁ~!「…あふ。」 つくしは大きなあくびをした。ぽかぽかと暖かい日差しに眠くなる。目をしぱしぱとさせながら、もう一度テキストに目を移す。この図書室はつくしのお気に入りだった。豪華な大学はものすご~く敷地が広い。そしてとっても立派な図書館がある。だけどつ ...

それはある会食の時の事だった。 ある社長とお互い腹の探りあいで緊張感漂う時間。うちか、ライバル企業のどちらかを天秤にかけてるらしく別の日にその企業のトップとも会食をしたという調査結果がきている。このタヌキ親父の会社は昔からある大企業じゃねぇ。 小さな町工 ...

司様の行動はわかりやすい。気付いていないのは本人だけだろう。 コンビニなんて寄ったこともなければ、興味すらなかったはず。それがあのコンビニに行く為に仕事も1.5倍速でこなされるし缶コーヒーにも詳しくなり(1つの銘柄だけだが)ついには、おでんまで興味を持たれた。 ...

「司くん、流石だね。ニュースでも言っていたが例の開発事業、素晴らしいじゃないか。」「ありがとうございます。」「今日は娘を連れてきてるんだ。ぜひ紹介させてくれ。」タキシード姿の司は惚れ惚れするような美男だった。オーダーメイドのタキシードはまるで産まれた時か ...

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