カテゴリ:始まりは、雨 > “警護チーム”業務日誌

AM;6時 道明寺の別宅に着いた。夜勤の警護と交代し私、尾上の警護のスタートだ。牧野様と連日泊まられた為、牧野様もご一緒だ。SPだとお話していないので私は顔を出さないようにする。警備の責任者な私は不都合が多い。SPだとお話するよう進言しなければ。牧野様が車の中で ...

「爆弾だと?」「はい、尾上班長。道明寺のこのビルに、硫酸を仕込んだ爆弾を10個仕掛けたと匿名で電話がありました。」 首を振りながら言う。「いたずらだとは思うが…。見回りを増やして、社員にも不審物を見つけたら触らないように至急連絡を。」「はい。」「支社長は出 ...

牧野様がお勤めされている出張所は基本二人体制だ。道明寺HDビルに入っている為にわざわざこの郵○局に入っていく人は少ない。エントランス裏の売店横にある為に社員でも知らない人が多かった。 と、いうことはつまり…。「牧野ちゃん何してんの?」牧野様は、あ、い、う、 ...

邸からいつも通り司様につく。資産は数千億と言われる、道明寺財閥の御曹司だ。幼少の頃は誘拐を試みる者が後を絶たず26歳の今も誘拐、テロ、嫌がらせからの警護で身辺は厳重だった。ただでさえ、御曹司という肩書きをお持ちだがこの方はそれだけではない。185㎝のモデル体型 ...

ホテルに併設されているチャペルで式が行われ花嫁によるブーケトスがあった。一番後ろにいた牧野様にブーケが飛んできた。えっ?と驚いている牧野様の前に浩二が滑り込む。浩二がキャッチし(警護チームも唖然とした)イケメンが取ったと笑いが起こった。(ちなみにあの人だれ? ...

「こちら、スズ。小鳥は最寄り駅付近で身繕い中」報告を終えると、美鈴はそのまま美容室真向かいのカフェでお茶を飲んでいた。目はつくしから離さない。 普段の警護服装は少しラフだ。黒の上下スーツは人目につきやすい。白のシャツ、黒のタックパンツにグレーのカーディガ ...

「えっ?」監視カメラを見ていた真一が呟く。「どうした?」弟の声に思わず顔を上げてモニターを見る。定期的に日本に帰り、牧野様の警護チームの確認をしている時だった。(表向きは定期的な帰国は日本の道明寺警護班との仕事、となっている) 「牧野様お出かけか?土曜日だ ...

監視カメラを見ていた1人が慌てた声を出す。「牧野様が2階の仮眠室へ向かったぞ!」 今日マンションの警護室に居たのは5人だった。“牧野つくし”警護チーム副主任の上野が動いた。腰の警棒を外してテーブルに置くとドアに急ぐ。エレベーターに乗って装備を外しているかをチ ...

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