カテゴリ:男女シリーズ > その男、その女

※このお話はフィクションです。原作のキャラクターとは何の関係もありません。記事の中に暴力的な描写があります。苦手な方は飛ばされてください。自己責任でお読みくださいね。周りに溶け込む黒のセダン。 運転しているのは眼鏡をかけている男だった。後部座席には一目見 ...

 制服を着て笑いながら歩いている少女たち。バスケットボールを指で回しながら公園に向かう男の子。今を楽しんで、笑い合って、親や学校の文句を言う。あいつムカつくぜ。何か面白いことねぇ?なんて言える事がどんなに恵まれている事か。当たり前のように本を読み、流行り ...

司が大事にしているもの。大切なもの。愛しているのは、たったひとり。秘書がノックの返事を待たずに入ってきたことから、緊急である事が分かった。片眉を上げながら秘書に何だ、と問う。優秀で有名な秘書は無言で封筒を差し出した。それは何の変哲もない普通の茶封筒。司は ...

人間の性とは恐ろしいものだ。習性と呼ぶべきか。サインと言われ、ペンを持つだけで今まで書いた何千?という名前を書きそうになる。いや、むしろつくしは“牧野” まで書いていた。 「ちょっと!何これ!!あっぶな!」「…チッ。」超がつくほど綺麗な男は、つくしの手から ...

んん、…あったかい。馴染んだ香りと体温にすっぽりくるまれていた。厚い胸板に抱きしめられ、足も絡み付いている。「ん…喉かわいた。」「水か?」「水、水。ウォータープリーズ!」ギシッと音を立て、司がベッドから降りる。台所へと向かう後ろ姿をつくしは起き上がり見て ...

この記事は大人な表現を含みます。18歳以上で、責任が取れる方のみどうぞ。※パスワードについてお知りになりたい方はカテゴリーのパスワードについて をお読み下さい。 プライベートジェットの中で仮眠をとった。ここまで疲れたのはいつぶりだろうか。激務が続いてもあいつ ...

2週間の出張が、3週間に延びた。3週間から4週間に延びた。 司は禁断症状に苦しんでいた。女が欲しい。優しくて甘くて、ベッドを暖めてくれる女が。滑らかな肌を優しく撫でて全身にキスをする。張り詰めた神経を癒してくれる女。自分の為だけの女。「司様。」西田はいつもよ ...

朝から家に戻り、しばらく休んだ後は家事をした。掃除に洗濯、それと買い出し。意外と生活用品ってなくなるよね。家を出ると、双子さんがにこやかに近付いてきた。 「牧野様、お買い物でしたら車を出しましょうか?」「あ、近くなので大丈夫です。」「かしこまりました。」 ...

「いらっしゃい、つくし。」「あっ、先輩!お邪魔してます!」 バスルームから出てくると、タマさんがカートにティーカップを乗せている所だった。「つくし、坊っちゃんとかくれんぼしてたって?邸は広いから迷うだろう。」「いや、別にかくれんぼしてたわけじゃ…」 なぜ ...

「魅力…。人の心をひきつけて夢中にさせる力のこと。」「「「  は? 」」」彼女は考えこむように手を口元にあてた。「え~…。魅力…。魅力…?何だっけ?あったかなぁ…。」夫が変な咳をした。「いや、誰でも人間何かはあるわよね。魅力…う~ん。入社試験レベルね、これ ...

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