カテゴリ: 君のいない世界

ふと目が覚めた。手を伸ばすとシーツが冷たい。早く休んでいたつくしの隣にあいつが来たのは覚えている。「道明寺…?」つくしは目を擦りながら、明かりが点いた部屋へと歩いていく。「……そうです。ええ、」道明寺が電話で話している。仕事の電話かと戻りかけた時、私の主 ...

「よし。このまま進めてくれ。」「「「 はい!ありがとうございました! 」」」「司様。」「ああ、分かった。」早朝会議に出席した御曹司一行は、道明寺ホールディングス日本支社を後にした。 リムジンに乗り込むと優秀な秘書が時計を確認する。「急な会議でしたが司様に ...

なるべく出張はしたくなかった。だが、そうもいかない。スケジュールを詰め込み、なるべく短期間にしてあいつの元へと帰っている。 出張中は秒刻みのようにタイトなスケジュールになったが睡眠を削ろうが、食事を取らなくても大した事じゃねぇ。大事なのはあいつの側を離れ ...

2回目は覚えてる。抱っこされて連れて行かれたバスルームだった。シャワーを浴びながら、って何言わす!?うう。そして3回目…はラグの上…だったような。気付いたらベッドに寝てるし。途中から記憶がない。気付いたら目が覚めて、周りがうっすらと明るくて…ちょっとヒリヒ ...

この記事は大人な表現を含みます。18歳以上で、責任が取れる方のみどうぞ。※パスワードについてお知りになりたい方はカテゴリーのパスワードについて をお読み下さい。 あんたの声に、あんたの匂いに、あんたの体温。私は甘く、甘くなる。蜜がトロリと溢れてしまう。後ろか ...

…6分の遅れ、か。手帳で確認しなくとも今日のスケジュールはしっかり頭に入れてある。万が一予定が狂った場合でも対応可能なように、毎日準備は万端だ。数分の遅れを頭の中でスケジュールを微調整しながら役員用エレベーターに乗った。自分の立ち位置はいつも決まっている。 ...

この記事は大人な表現を含みます。18歳以上で、責任が取れる方のみどうぞ。※パスワードについてお知りになりたい方はカテゴリーのパスワードについて をお読み下さい。西田さんから連絡が着た。 『もうすぐ着きます。』そしてスタンバイ。電気を消した。シンプルなネイビー ...

「な、な、な、何で、」道明寺が首を軽く傾げた。ダークグレーのスーツが嫌味なぐらい似合っている。私はてるてる坊主だってのに!「お前が髪を切るって言うからよ。どうにか時間空けさせた。」つくしがキョロキョロすると、美容室入口に西田さんの姿が…。「どう見ても無理 ...

車の中から町並みに目をやると、どこもかしこもキラキラしている。急に俺はクリスマスモードにスイッチが入った。道明寺は急に浮かれだした。まるで初めてクリスマスを知った子どもみたいに。ある日、業者さんが来てツリーを運んできたの。邸の執事さん監督の元、大人6人がか ...

『クリスマスは牧野と出かけんのか?』司は言葉の意味を考えた。「クリスマス?」『そうだよ。何不思議そうな声出してんだ。クリスマスイブはカップルにとって一大イベントだろうが。』「……。」『中国にしばらく行ってたんだっけな。まだ時差ボケしてんじゃねぇの?じゃあ ...

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