カテゴリ: 例えば、恋に落ちたら。

はっ。目を大きく開けた。天井を見て一瞬訳がわからなくなる。何?体育館?…なワケないか。こんな豪華な体育館あるわけないし。匂いが違う。布団の柔らかさが違う。 そして私のベッドはこんなに広くない。そろそろと体を起こして伸びをした。ゆっくりと覚醒し出す。…確か ...

ズラーッと並んだメイドさん達。(今時いるんだ…。メイドカフェにしか生息してないと思ってたよ。)スラッとして品のいい銀髪の男性が前に進み出た。「わたくしは道明寺家執事の滝山と申します。どうぞ、何でもお申し付け下さい。」「あの、はじめまして。牧野です。」皆さん ...

あいつの家は真っ暗で誰もいなかった。中で倒れてるのかと思い、ドアを蹴破ったが無人。「司様、大学の防犯カメラをチェックした所牧野様が門を出た形跡は無さそうです。」「大学内ということか?」「ええ、可能性は高いかもしれません。」「他を当たっていたSPも大学に向か ...

「…返事がこねぇな。」 もう夜だ。バイトがあるとは言ってたが、メールを読んだ形跡もない。胸騒ぎがして司は執務室の椅子から立ち上がった。西田を呼ぼうとしたが、それより動いた方が早い。執務室を出てきた司に秘書が立ち上がる。「車を出せ。あいつと連絡がとれない。 ...

司の口元は緩んでいた。今 思い出してもニヤニヤしてしまう。後ろから咳払いが聞こえた。「司様、お顔を引き締めて下さい。」 さっきからグチグチ言いやがる。が、今日の俺は機嫌がいい。「西田。」「…は。」「映画館が欲しい。」「新しく作られますか?」「昨日俺が行った ...

「待たせたな。」低めの声が甘く響いた。つくしが顔を上げると私服に着替えた司が立っている。カフェを出た後、司が着替えたいとリムジンへ戻ったのだ。つくしはいつものベンチに座り、本を読んでいた。「ううん、大丈夫。いこっか。」「おう。」つくしはカジュアルな司を見 ...

「あ。」隣にいる男は恋人のことは見逃さない。「どうした?」「優紀から…友達から電話。ちょっと出てくる。」携帯を持ち、つくしが離れていく。司はカフェの外に待機しているSPへ目線を送った。そして外で携帯で話し出したつくしを目で追う。その様子を見ていたあきらと総 ...

「よぉ、司!」ランチをしようと学部を出た時、後ろから声を掛けられた。ひゃー!美形が3人近付いてくる。周りもキャーキャー言ってるし、派手なんてもんじゃない。道明寺は見るからに嫌な顔をしていた。邪魔すんな、そう顔に書いてある。「帰ってきてたんだな。N.Yだっけか ...

いくらベンチみたいな席だからってさ。完全に横になる男っているの??教授いるのにすごい神経!(誉めてないから。)いつものデニムならこんなに意識しないのに。…多分。いや、やっぱり無理。宇宙服着てても意識しまくるだろうな。なのに今日に限って薄い生地のミニスカート ...

曜日を勘違いしてた。それに気付いたのは二度寝しようとトイレからベッドに戻った時。時が止まる瞬間ってあるよね。息をヒュッと止めて…こんなに私って早く動けんだ!って冷静に考えながらも早送りみたいに用意して家を飛び出した。いつもなら日焼け止めに軽いパウダー(桜子 ...

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