カテゴリ: 短編

特権階級が集まる海外のパーティー。 古城で開かれる毎年恒例の社交。タキシードはかったりぃが…なんといっても産まれた時からいる世界だ。マナーやルールは息をするように染み付いている。血筋や家柄が重要視され、金だけでは入れない。笑っちゃうよな。俺の中はドス黒い ...
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朝からちょっと、ん?って感じてた。いつもと違うような…「つくし、パン焼けたわよ〜!」「はーい!」でも…大丈夫。昨日はバイト忙しかったからかな、そう思った。薄い食パンに、薄くバターを塗って…と。「また10枚切り〜!?もっと厚切りにしてくれよ。4枚とか5枚をうち ...
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「…つまんねー。」  それまで不機嫌な顔で友人達を見ていた男が、スッと立ち上がった。「司、帰るのか?」親友の問いかけにも答えず、さっさと出口に向かって歩き出す。「ほっとけって。」華やかな男が出口を顎で示す。「最近ずっとああなんだからよ。」「ああ。…まぁな。 ...
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今日も、道明寺家の朝が始まる。広大な敷地には温水プールや個人宅もあり、門からは長い道が続く。そして現れる城のような邸。 総資産は桁外れと囁かれる、世界でも有数の大財閥。道明寺家には、膨大な数の使用人がこの邸に仕えていた。長年この家に仕える執事は、先代の当 ...
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「は?」「うん。」「先輩…まさかのここで?」私の一番大事な人は、相変わらずのん気な顔をしている。「そだよ。ほら、ちゃっちゃと作っちゃお。」ガサガサと紙袋から材料を取り出し、使わなさ過ぎてピカピカの台に乗せていく。「先輩の家が良かったのに。」「残念でした。 ...
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「ねぇねぇ!F4来るかなぁ。」「西門さんが今日何かの賞を受けるんでしょ?だから絶対来るって!」「あー、ドキドキするぅ!」つくしはきゃあきゃあと、はしゃぐ女子達を見ていた。ぽつん、と一人離れた席で肘掛けを握りしめる。あーあ。ばか正直に来なきゃ良かったよ。小さ ...
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広い講堂はザワついていた。講堂は、英徳生には特別な場所。この学校は、他の学校とは全く違う。学年で順序が決まるわけではない。先輩、後輩は大して意味を持たなかった。その講堂に…入ってきたのは至って普通の少女。「…おい。」「あの赤札女だぜ。」「貧乏人がきた、」 ...
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 良妻賢母を目指す為に、英徳にも半年に1回家庭科がある。(はっはっは。笑っちゃうでしょ)今回の授業コースは2種類◎一流シェフによるおもてなしメニューを使っての、講師を招いてテーブルセッティング(つまり極上料理を食べるだけ。)◎素材の味を活かした旬の料理つく ...
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今年はどんなbirthdayにしようかな、と思いましたが…。つくし目線ですが、昔の坊っちゃんに(^^)この時代があるから今があるわけですもんね。道ですれ違う同年代は皆楽しそうに見えるんだ。キラキラキラキラ。昨日のTVの話や、憧れの○○君がこう言ったとか可愛いアイシャド ...
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動物園のパンダってこんな気持ちなんだろうか。「お前パンも食べたいのか?よく食うな。」ハッと気付いた時には、あいつはパンのバイキングに向かっていってた。あうあうあう。ザワめきは一段と大きくなった。道明寺の御曹司がわざわざパンを取りに行ってるからだ。パンコー ...
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