July 03, 2020
東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が、5/23 には 2 人まで減ったものの、各宣言が解除され、日常を取り戻しつつある中で、今日 7/3 に 124 人になりました。
これから増えないことを願いつつ、都知事選直前に特に何ら策を講じない感じなので、増えないなんてことはないでしょう。
また、あの時のような状況に逆戻りしないとも言い切れないから、このネタは今後も地味にニーズがある気がしますので、誰かのために、書き残しておきます。
私は 週 4〜5 回通ってたジムに、突如行けなくなりました。
でも、家にチンニングスタンド (懸垂台) とアジャスタブルダンベルとインクラインベンチがあり、自分の思う「最低限」の筋トレは出来てました。
ただ、ダンベルばっかり握ってると、バーベルが恋しくなりました。
伝わるかな…。
伝わらないだろうな…。
マスクやアルコールのハンドサニタイザー、Nintendo Switch あたりが在庫切れや価格高騰を起こしてるのは、その需要の高さから広く知られてますが、その裏で、なにげに 3 万円弱ぐらいのアジャスタブルダンベルが 8 万円超えと高騰していたり…。
結局、私も含め「ジムに行けないなら家で」と思った方が多かったようです。
我が家の場合、バーベルはあるものの、バーベルスタンドが無く、スタンド無しで出来る種目ばかりやってました。
「普段からジムに行けてて時々家でやる」ぶんにはそれで良いのですが、ジムに行けないのにスタンドが必要な種目が出来ないことに不満がつのり、バーベルスタンドだけ買うことに。
しかし、気づけば世は在庫不足。
4 月半ばに手頃なのを買おうと Amazon を見たら、入荷予定が 6 月 30 日頃とか表示されてました。
結局、入荷が早く、割高、スペック低いものを楽天で購入しました。
多くの人がマスクを手に入れるために味わったであろう
「やけに高い、粗悪なマスクを、仕方なく買う」
みたいな妥協の、バーベルスタンドバージョン。
「爪が深い」
「セーフティーが短い」
「傷がつく」
「ちょうど良い高さに設定できない」
「高さや位置をあわせるのがだるい」
などと、色々不満が。
その瞬間、この、未知なる「単管パイプ」に心を奪われ「自分も作る」と決意しました。
ただの「鉄パイプ」にしか見えないのだけれど…。
色々調べてみると、建築現場の足場用資材として使われる、直径が 48.6mm の鋼管 (鋼を圧延して作られた管) を「単管パイプ」と呼ぶそうです。
さっそく家の近くのホームセンターに行き、単管パイプ売り場を見ると、全てのパイプに「JIS G 3444 STK500」と印字されています。
「JIS G 3444」は「一般構造用炭素鋼鋼管」の規格で「STK500」は「引張強度が 500N/mm2 以下」を意味するらしく、ちょっとした熟練パワービルダーが扱う重量でも余りある強度のようです。
単管パイプを組み合わせて構造物を作るには「単管クランプ」か「単管ジョイント」という金具が必要。
クランプは垂直に交わるのを「直交クランプ」と呼び、交わる角度を自由に出来るのを「自在クランプ」と呼ぶようです。
ホームセンターで 1 つ 150 〜 180 円程度の値段で売られてます。
一方でジョイントは交わらずに平面上で複数のパイプを接合させるもので、構造上のあらゆる形を実現するために色々な形状があります。
ホームセンターとかでは取扱がなかったり在庫が限られていたりする上に、結構値段がお高めです。
あ、そう、地味に YouTube チャンネル始めています。
まったく勝手がわからず不慣れで未熟さまんてんではありますが、よければチャンネル登録をお願いします。
余談ですが、今日 Facebook でダイエットのことを色々聞かれて、なんだみんなそんなことも知らんのだなーなどと思いながら、コメント欄でえらい長々と説明したりして、俺、何してんだろ?とか思ったりしました。
話したら超ぱぱぱーっと説明出来るのに。
なので、そのうち、そういう YouTube でダイエットのうんちくとかをチョコチョコ話したりすると思います。
これとダンベルとを合わせれば、ジムにいた時のトレーニングの 8 割ぐらいは家で出来る感じです。
でも、床に置かずに、バーが直径 45cm のプレートに通した場合の高さになるようにセーフティを設定して、そこにバーを置くことによって、床にプレートを付けずに、ジャッキ要らずでデッドリフトが出来ます。
径の小さい 5kg とかのプレートだけを付けてデッドリフトをやっても、公式ルールの高さからスタート出来ます。
他の人から白い目で見られたりします。
でも、ここは自分専用のパワーラックなので、何時間占領しようとも誰からも何も言われません。
ビッグ 3 のように比較的長いインターバルを取りたい場合でも、スマホホルダに取り付けて YouTube を見たり色々出来ます。
でもちゃんとタイマーとかセットしておかないと、やはりいつの間にやら長時間スマホに興じてしまうので、注意が必要です。
セーフティの下に平行するパイプがありますが、セーフティーを動かしてそのパイプに近づけ、パイプ同士で何かを挟んで固定することが出来ます。
左右のセーフティの下にバーベルのバーを挟んでおくと、ちょうど足首の高さぐらいにバーベルのバーを固定することが出来るので、足首をそこに引っ掛けることで、足首を支える種目が出来るようになります。
クランチ (腹筋) がまず思い浮かびますが、それ以外にもいい種目がありました。
この自作パワーラック環境で一番悩ましいのが、ハムストリングを鍛える場合のこと。
デッドリフト、特にスティフレッグドリフトぐらいしか使えそうな方法がないのですが、このバーを挟む方法を見つけて以来「ロシアンレッグカール」を好んでやるようにしています。
とても難しい種目ですが、初めてアブローラーを初めた頃の「こんなの出来るわけねーじゃんww」って感じに似ていて、とても楽しいです。あのはじめて「立ちコロ」が出来るようになった時に成長を実感した時のように、ロシアンレッグカールでも成長の実感を楽しめそうです。
とにかく、ハムストリングを太くしたいので、やりがいを感じます。
とりあえず言い忘れた良いところはそんな感じ。
あれ、案外少なかったな…。
全部 Amazon で買ったわけじゃないので、実際に私が買ったものとは違うものもいくつか入ってますが、それに近いやつを紹介してます。
参考にしてみてください。
これから増えないことを願いつつ、都知事選直前に特に何ら策を講じない感じなので、増えないなんてことはないでしょう。
また、あの時のような状況に逆戻りしないとも言い切れないから、このネタは今後も地味にニーズがある気がしますので、誰かのために、書き残しておきます。
ジムの休業
4/7 に緊急事態宣言が発出され、以降、長期間フィットネスクラブは軒並み休業になりました。私は 週 4〜5 回通ってたジムに、突如行けなくなりました。
でも、家にチンニングスタンド (懸垂台) とアジャスタブルダンベルとインクラインベンチがあり、自分の思う「最低限」の筋トレは出来てました。
ただ、ダンベルばっかり握ってると、バーベルが恋しくなりました。
伝わるかな…。
伝わらないだろうな…。
知られざる在庫切れと価格高騰
あまり知られてないのですが、この頃、EC サイトやフリマアプリで、筋トレ器具各種の在庫切れや価格高騰が起こってました。マスクやアルコールのハンドサニタイザー、Nintendo Switch あたりが在庫切れや価格高騰を起こしてるのは、その需要の高さから広く知られてますが、その裏で、なにげに 3 万円弱ぐらいのアジャスタブルダンベルが 8 万円超えと高騰していたり…。
結局、私も含め「ジムに行けないなら家で」と思った方が多かったようです。
我が家の場合、バーベルはあるものの、バーベルスタンドが無く、スタンド無しで出来る種目ばかりやってました。
「普段からジムに行けてて時々家でやる」ぶんにはそれで良いのですが、ジムに行けないのにスタンドが必要な種目が出来ないことに不満がつのり、バーベルスタンドだけ買うことに。
しかし、気づけば世は在庫不足。
4 月半ばに手頃なのを買おうと Amazon を見たら、入荷予定が 6 月 30 日頃とか表示されてました。
結局、入荷が早く、割高、スペック低いものを楽天で購入しました。
多くの人がマスクを手に入れるために味わったであろう
「やけに高い、粗悪なマスクを、仕方なく買う」
みたいな妥協の、バーベルスタンドバージョン。
妥協した結果
購入後 1 ヶ月ぐらい使ったものの「爪が深い」
「セーフティーが短い」
「傷がつく」
「ちょうど良い高さに設定できない」
「高さや位置をあわせるのがだるい」
などと、色々不満が。
心を奪ったひとつのツイート
そんな頃に、Twitter のタイムラインに突如流れてきたこのツイートに目がとまりました。単管パイプでパワーラックを作った pic.twitter.com/hoKBO7O5u5
— とみ (@anda1004) May 8, 2020
その瞬間、この、未知なる「単管パイプ」に心を奪われ「自分も作る」と決意しました。
単管パイプとは?
しかし、この「単管パイプ」という耳慣れない言葉。ただの「鉄パイプ」にしか見えないのだけれど…。
色々調べてみると、建築現場の足場用資材として使われる、直径が 48.6mm の鋼管 (鋼を圧延して作られた管) を「単管パイプ」と呼ぶそうです。
さっそく家の近くのホームセンターに行き、単管パイプ売り場を見ると、全てのパイプに「JIS G 3444 STK500」と印字されています。
「JIS G 3444」は「一般構造用炭素鋼鋼管」の規格で「STK500」は「引張強度が 500N/mm2 以下」を意味するらしく、ちょっとした熟練パワービルダーが扱う重量でも余りある強度のようです。
単管パイプを組み合わせて構造物を作るには「単管クランプ」か「単管ジョイント」という金具が必要。
クランプは垂直に交わるのを「直交クランプ」と呼び、交わる角度を自由に出来るのを「自在クランプ」と呼ぶようです。
ホームセンターで 1 つ 150 〜 180 円程度の値段で売られてます。
一方でジョイントは交わらずに平面上で複数のパイプを接合させるもので、構造上のあらゆる形を実現するために色々な形状があります。
ホームセンターとかでは取扱がなかったり在庫が限られていたりする上に、結構値段がお高めです。
作ってみた
とりあえず、いま家にある道具や環境などをうまく活かしつつ、自分が一番作りたいパワーラックがどういうものなのかを思い描いて作ってみたのを一本の動画にまとめてみましたので、ご覧ください。あ、そう、地味に YouTube チャンネル始めています。
まったく勝手がわからず不慣れで未熟さまんてんではありますが、よければチャンネル登録をお願いします。
余談ですが、今日 Facebook でダイエットのことを色々聞かれて、なんだみんなそんなことも知らんのだなーなどと思いながら、コメント欄でえらい長々と説明したりして、俺、何してんだろ?とか思ったりしました。
話したら超ぱぱぱーっと説明出来るのに。
なので、そのうち、そういう YouTube でダイエットのうんちくとかをチョコチョコ話したりすると思います。
完成
一応、動画に出てきますが、完成形はこんな感じになりました。これとダンベルとを合わせれば、ジムにいた時のトレーニングの 8 割ぐらいは家で出来る感じです。
動画で紹介していないこと
この動画にしたあと、この DIY パワーラックのもっと良いとこ、これ言い忘れたなーってのがいくつかありました。床から引かないデッドリフト
デッドリフトの公式ルールはプレートの直径が最大 45cm なのですが、家の 20kg プレートの直径が 39cm なのでちょっと低くなってしまいます。でも、床に置かずに、バーが直径 45cm のプレートに通した場合の高さになるようにセーフティを設定して、そこにバーを置くことによって、床にプレートを付けずに、ジャッキ要らずでデッドリフトが出来ます。
径の小さい 5kg とかのプレートだけを付けてデッドリフトをやっても、公式ルールの高さからスタート出来ます。
インターバル中のスマホ
ゴールドジムとかはスマホ使えないし、使えるジムでもインターバル中にスマホとか見てると、ついつい長い時間スマホに興じてしまったりマナー違反をおかしがちです。他の人から白い目で見られたりします。
でも、ここは自分専用のパワーラックなので、何時間占領しようとも誰からも何も言われません。
ビッグ 3 のように比較的長いインターバルを取りたい場合でも、スマホホルダに取り付けて YouTube を見たり色々出来ます。
でもちゃんとタイマーとかセットしておかないと、やはりいつの間にやら長時間スマホに興じてしまうので、注意が必要です。
高セットも OK
前のやつと少しかぶりますが、ジムで煙たがれる高セット法の類が誰からも文句を言われずに自由に出来ます。足首を支える種目が出来る
このアイディアは使い始めて 2 週間ぐらいして気付いた方法です。セーフティの下に平行するパイプがありますが、セーフティーを動かしてそのパイプに近づけ、パイプ同士で何かを挟んで固定することが出来ます。
左右のセーフティの下にバーベルのバーを挟んでおくと、ちょうど足首の高さぐらいにバーベルのバーを固定することが出来るので、足首をそこに引っ掛けることで、足首を支える種目が出来るようになります。
クランチ (腹筋) がまず思い浮かびますが、それ以外にもいい種目がありました。
この自作パワーラック環境で一番悩ましいのが、ハムストリングを鍛える場合のこと。
デッドリフト、特にスティフレッグドリフトぐらいしか使えそうな方法がないのですが、このバーを挟む方法を見つけて以来「ロシアンレッグカール」を好んでやるようにしています。
とても難しい種目ですが、初めてアブローラーを初めた頃の「こんなの出来るわけねーじゃんww」って感じに似ていて、とても楽しいです。あのはじめて「立ちコロ」が出来るようになった時に成長を実感した時のように、ロシアンレッグカールでも成長の実感を楽しめそうです。
とにかく、ハムストリングを太くしたいので、やりがいを感じます。
とりあえず言い忘れた良いところはそんな感じ。
あれ、案外少なかったな…。
購入品
動画の最後に購入した商品リストを紹介していますが、とりあえず、自分もやってみたい!と思われたかた向けに、リンク貼っておきます。全部 Amazon で買ったわけじゃないので、実際に私が買ったものとは違うものもいくつか入ってますが、それに近いやつを紹介してます。
参考にしてみてください。
家に元からあったもの
材料
道具
買ったが使わ(え)なかったもの
March 21, 2020
「ソロアイドルの最終形態」でおなじみ、如月由香さんの 2nd シングル「中古品:綺麗な状態です」で、ギター演奏をさせていただきました。
ご存知の方も多いと思いますが、本作は Twitter 等での反響が非常に高く、前作 (デビュー作) の「まぶしいくらい」の 10 倍超えとなる、約 23 万枚と、ソロアイドルとしては異例のセールスを記録することになりました。
皆様も、ぜひお買い求めください。
…というフィクションです。
この楽曲は、現役女子大生作家 真下みことさんのデビュー作であり、第61回メフィスト賞受賞作品「#柚莉愛とかくれんぼ」の作中に登場する、アイドル「如月由香」の楽曲です。
青山柚莉愛がセンターをつとめるアイドルグループ「となりの☆SiSTERs」が物語の中心。
今回はその「となりの☆SiSTERs」と同じ事務所の先輩ソロアイドル「如月由香」の一曲を実際に作ってみるという企画に参加させていただきました。
作詞は著者の真下みことさん、作編曲は、CHEEBOW さん で、如月由香役として歌ったのは AJYSYTZ のボーカルをされている五阿弥ルナさんでした。
今回ご一緒させていただいた五阿弥ルナさんは「キラキラ☆プリキュアアラモード」や「HUGっと!プリキュア」の劇中歌などを歌われている方だそうで、それを知った時、輝く未来をレッツラまぜまぜな気持ちになりました。
この二作は、私が一番よく観たプリキュアです。なぜ観た。
「#柚莉愛とかくれんぼ」については「某ちゃんねるまとめ」感満載な特設サイトをご覧いただき、想像を膨らませてみてください。
今回演奏させていただいた「中古品:綺麗な状態です」の歌い手「如月由香」は、スーパーアイドルではありますが、実は、あくまでも脇役なのです。
「となりの☆SiSTERs」との対比、憧れ、妬みの対象、そしてマネージャーの才覚や人物像を語る上で、客観的にしか語られないキャラです。
でも、実際こんな過激な歌を歌わされる 15 歳のスーパーアイドルとは…?多くが語られない分、ミステリアスに想像をかきたてられます。
ストーリーの中心となるのは「アイドル」と「SNS」を取り巻くストーリー。
アイドル心理、ファン心理、双方の現実、何が作り上げられた「偶像」なのか、ネット炎上、拡散、アイドルとファンの人としての関係性、女社会の裏表…などなど、良く言えば「等身大のアイドル」、悪く言えば、見えてしまっても目を逸らす予定調和によって成り立つリアルのようなものが如実に描かれています。
アイドル文化や SNS に対する理解がない人には少し難しいかも知れませんし、逆にアイドル文化に一家言あるアイドルファンの中でも、偶像に過度に期待する、特に「ガチ恋」寄りな方にとっては、人間不信に陥る危険性があるので注意が必要です。いや、言い過ぎかな。
もちろんフィクションなので、現実とは切り離して考え、いっそのこと、作中の「となりの☆SiSTERs」のメンバー三人の誰かにガチ恋してしまうぐらいの気構えのほうが圧倒的に楽しめるかも知れないです。
「なんだよこのこじらせヲタは…www」
などと「推し被りは敵」ぐらいの視点で没入すると面白いと思います。
一度脳内で組み上がりかけたパズルの重要なピースが思いがけない場所から見つかるような、もう元通りには戻せない感じの戸惑いがすごいです。
再度読み返したくなる一冊でした。
しかし…某窓に見えた頭文字云々の伏線が…どうも回収出来そうにない…。
大事なことを見落としてしまったのだろうか…はたまた…
まぁ、また読もう…。
余談ですが、作中に「LINE NEWS (表記は「LINEニュース)」が登場します。
「あーそれ現時点における (自称) 俺の "生涯の代表作" じゃんw」(参考) などと一瞬思いました。
過去自分が携わっていたサービスがフィクションの中に現れるのは妙な嬉しい気持ちになります。
今回演奏させていただいた「如月由香」さんが大活躍するしない
「#柚莉愛とかくれんぼ」
ぜひ読んでみてください。
おすすめです。
Kindle 版:
単行本:
また、楽曲のパラデータなども以下からダウンロード出来ます。
「中古品:綺麗な状態です」制作秘話|CHEEBOW|note
ご存知の方も多いと思いますが、本作は Twitter 等での反響が非常に高く、前作 (デビュー作) の「まぶしいくらい」の 10 倍超えとなる、約 23 万枚と、ソロアイドルとしては異例のセールスを記録することになりました。
皆様も、ぜひお買い求めください。
…というフィクションです。
この楽曲は、現役女子大生作家 真下みことさんのデビュー作であり、第61回メフィスト賞受賞作品「#柚莉愛とかくれんぼ」の作中に登場する、アイドル「如月由香」の楽曲です。
青山柚莉愛がセンターをつとめるアイドルグループ「となりの☆SiSTERs」が物語の中心。
今回はその「となりの☆SiSTERs」と同じ事務所の先輩ソロアイドル「如月由香」の一曲を実際に作ってみるという企画に参加させていただきました。
作詞は著者の真下みことさん、作編曲は、CHEEBOW さん で、如月由香役として歌ったのは AJYSYTZ のボーカルをされている五阿弥ルナさんでした。
今回ご一緒させていただいた五阿弥ルナさんは「キラキラ☆プリキュアアラモード」や「HUGっと!プリキュア」の劇中歌などを歌われている方だそうで、それを知った時、輝く未来をレッツラまぜまぜな気持ちになりました。
この二作は、私が一番よく観たプリキュアです。なぜ観た。
「#柚莉愛とかくれんぼ」については「某ちゃんねるまとめ」感満載な特設サイトをご覧いただき、想像を膨らませてみてください。
今回演奏させていただいた「中古品:綺麗な状態です」の歌い手「如月由香」は、スーパーアイドルではありますが、実は、あくまでも脇役なのです。
「となりの☆SiSTERs」との対比、憧れ、妬みの対象、そしてマネージャーの才覚や人物像を語る上で、客観的にしか語られないキャラです。
でも、実際こんな過激な歌を歌わされる 15 歳のスーパーアイドルとは…?多くが語られない分、ミステリアスに想像をかきたてられます。
ストーリーの中心となるのは「アイドル」と「SNS」を取り巻くストーリー。
アイドル心理、ファン心理、双方の現実、何が作り上げられた「偶像」なのか、ネット炎上、拡散、アイドルとファンの人としての関係性、女社会の裏表…などなど、良く言えば「等身大のアイドル」、悪く言えば、見えてしまっても目を逸らす予定調和によって成り立つリアルのようなものが如実に描かれています。
アイドル文化や SNS に対する理解がない人には少し難しいかも知れませんし、逆にアイドル文化に一家言あるアイドルファンの中でも、偶像に過度に期待する、特に「ガチ恋」寄りな方にとっては、人間不信に陥る危険性があるので注意が必要です。いや、言い過ぎかな。
もちろんフィクションなので、現実とは切り離して考え、いっそのこと、作中の「となりの☆SiSTERs」のメンバー三人の誰かにガチ恋してしまうぐらいの気構えのほうが圧倒的に楽しめるかも知れないです。
「なんだよこのこじらせヲタは…www」
などと「推し被りは敵」ぐらいの視点で没入すると面白いと思います。
一度脳内で組み上がりかけたパズルの重要なピースが思いがけない場所から見つかるような、もう元通りには戻せない感じの戸惑いがすごいです。
再度読み返したくなる一冊でした。
しかし…某窓に見えた頭文字云々の伏線が…どうも回収出来そうにない…。
大事なことを見落としてしまったのだろうか…はたまた…
まぁ、また読もう…。
余談ですが、作中に「LINE NEWS (表記は「LINEニュース)」が登場します。
「あーそれ現時点における (自称) 俺の "生涯の代表作" じゃんw」(参考) などと一瞬思いました。
過去自分が携わっていたサービスがフィクションの中に現れるのは妙な嬉しい気持ちになります。
今回演奏させていただいた「如月由香」さんが大活躍
「#柚莉愛とかくれんぼ」
ぜひ読んでみてください。
おすすめです。
Kindle 版:
単行本:
また、楽曲のパラデータなども以下からダウンロード出来ます。
「中古品:綺麗な状態です」制作秘話|CHEEBOW|note
February 29, 2020
amazlet の終了
ウェブサイトやブログなどで、Amazon の商品を簡単かつオシャレに紹介するツールとして「amazlet」という約 16 年の歴史がある老舗サービスがあります。
言うまでもなく、みなさんご存知かと思いますが、amazlet を使うとブックマークレットから簡単に商品紹介用 HTML が生成でき、非常に便利です。
しかし残念なことに、先日 2/21 にサービス提供終了することが発表されました。
amazlet の提供を終了します (提供終了予定日: 2020年3月9日) - amazletサポートブログ
amazlet が内部的に利用している Amazon の API が、2020年3月に大きく変更されます。この変更に対応するには amazlet の根幹部分を修正する必要がありますが、なにぶん古いサービスということもあり、対応が難しいというのがサービス提供終了の理由です。
amazlet をいちから作り直すことで対応することも可能ですが、いかんせん、その時間を捻出するのが難しいという私的な事情も含め、ご了承いただきたく思います。
当ブログの過去の投稿を見ていただければ、随所に紹介される Amazon 商品紹介リンクはすべて amazlet で生成されたもので、つまり私自身、長きにわたる amazlet ユーザであることがおわかりいただけると思います。
代替サービスは…?
「長い間とてもお世話になりました」…と感謝をしつつも、どうしても「今後 amazlet の代わりに何を使えば…」という悩みが生まれてしまいました。
そんな中で、ふと
そうだ。このさい amazlet と同じようなものを作ればいいや。
という考えが浮かびました。
「Amazon の API についてはよくわからない」というレベルでしたが、これを思いついた 2/25 に、真っ先に amazlet 作者の id:naoya 氏に連絡をしました。
類似サービスをやることの法的な問題云々という部分より、これをやることで、なおや氏が不愉快に感じてしまうのでは?という心配が先にあり、もし不愉快であれば、この思いつきじたいを白紙にしたいと考えたからです。
返答は
ありがたく快諾してもらえ、心配は杞憂に終わりました。
開発
それから、Amazon の API について調べるところからはじめ、アソシエイト ID を取得したり、色々なことをやって、ようやく昨晩大枠が完成しました!!
…って、開発過程の説明が雑…。
弊社は受託開発などが中心となっていて、ここ数日も受託ワークでめちゃくちゃ忙しかったのですが、休憩時間や、少し手の空いたタイミング、深夜にコツコツ作って、まだ荒削りではありますが、だいたい使える状態になりました。
サービス発表
その名も「甘茶蔓 (アマチャヅル)」です!
amazlet ユーザの方も、そうでない方も、ぜひお使いください!
甘茶蔓 (amachazl)
サイト名の由来
時間的余裕がなく、完全に思いつき過ぎて、「高尚な感じのサイト名の由来」をこじつけるには至らなかったのでガチな話。
「アマズレット」って言葉の響きから「アマチャヅル」という言葉を想起しました。
漢字で「甘茶蔓」って書いたら、茶の字にアルファベットの A っぽいとこがあったり、「蔓」って字は Z の文字を冠しつつ、「又」の部分が Z に似てるという無理やりなこじつけから、A→Z な Amazon っぽいロゴに出来るのでは?とか考えました。
でも、矢印をオレンジにすると「いかにも」って感じなので、アマチャヅルの葉っぱの色にしてロゴをやっつけで作りました。
字面とか、葉っぱの色とか、全体的にみて、雰囲気的には、もう、
どう見てもタピオカ屋です。
だって…甘いお茶だし…蔓って字はなんだか馴染みがないんだけど…緑の矢印は茶葉でしょ…?
そういった事情で、台湾発のサービスにしか思えませんが、純日本産のサービスです。
タピオカは取り扱っておりませんが「タピオカ屋みたいなやつ」とでも覚えてもらえれば嬉しいです。
弊社の自社サービス第一号として、amazlet の代わりとして、今後皆様にご利用いただければ幸いです。
第一号にしては我ながらだいぶやっつけで作ってしまった…。
今後ブラッシュアップしていければと思いますので、何卒宜しくお願い致します。
伊藤 直也, 田中 慎司
技術評論社
技術評論社
2020-04-24 追記:
amazlet でも一度そういうことがあったと記憶していますが、Amazon から事前予告なくアカウントの強制閉鎖が行われ、不服申立ては行ったものの覆ることはなかったため、甘茶蔓のサービス提供を終了いたします。
May 17, 2019
令和元年の最初の営業日である5月7日に会社を設立しました。
会社名は「株式会社サウンドアスペクツ」と申します。
音楽関連や、オーディオ関連の会社かと思われるかと思いますが、基本的にはインターネット関連サービス会社のつもりです。
とは言え、音楽制作や楽器演奏も生業としてやっていこうと思っていますし、音楽に関するサービスもいつかやるかも知れません。
音楽制作などご依頼がございましたらお気軽にご相談ください。
実はこの「サウンド」という言葉は、名詞として解釈すると「音」などの一般的によく知られた意味ですが、形容詞として解釈すると「健康的な」「健全な」また「堅実な」「安定した」などの意味にもなります。
ここ数年、自分が仕事以外で生きる上でテーマにしてきたことに「音楽」と「健康」があり、この「サウンド」という単語はまさに自分の最近の状況を端的に表す単語であり、かつ、インターネットサービスに求められるのは、堅実さや安定であることは言うまでもありません。
なので、会社設立を考えた時に、真っ先にこの「サウンド」という単語は社名に入れたいと考えていました。
前職退職日前の約 2 ヶ月間、丸々有給消化でした。
この有給期間に自分がやりたいと思っているサービスをコツコツと作って行こうと考えていましたが、まったくと言っていいほど何も出来ませんでした。
会社のドメインはどうするか、社名ロゴはどうするか、などととにかく会社設立に向けた雑務などに追われまくり、雑務をしていない時は色々な方々とお会いするといった毎日でした。
「強大な力」にひっくり返されない限りは、起業するので、誰かに雇われて働くという選択をする確率は 2 割程度のように牽制するような言い方をして、よっぽどなことがない限りは起業しかするつもりはないという布石を打ったつもりなのですが、ありがたいことに、両手の指では数え切れないほどの経営者の皆様からご連絡を頂戴し、毎日のようにどこかに出向いては貴重なお話をうかがうことが出来ました。
そんな経営の先輩方のご意見を拝聴する日々を過ごす中で「起業」と「雇われて働く」という、両極端な選択肢しかないというわけではないということ、そもそもその二つが必ずしも対立軸上の対極にあるものではないということなど多くの気づきがあったりもしました。
ということで、どんな選択肢を選ぶにせよ、まずは冒頭に述べた通り、当初の考え通り私が代表を務める会社は設立しました。
コーポレートサイト的なペライチを作ったら、あまりに自分にセンスがなくて、 Twitter で嘆いていたら、見かねたペンタラボの @kentax が、リプをくれて、ゴールデンウィークを挟んだりしている中、短期間でいい感じのコーポレートサイトを作ってくれました。
sound.as | 株式会社 サウンドアスペクツ
こんな短期間で、夜遅くまで対応してもらって、超感謝しかない感じです。
ありがとうございます。
さて、会社は作ったものの、自分が考えるサービスは、どういうポイントで、どれぐらいのボリュームのキャッシュが生まれるのか、予測がつかないものです。
それを予測してまことしやかに計画を作ったりするのが経営者というものだとは思うのですが、とにかく流れが速くてとにかく太い太い導線を持つサービスばかり運営してきたこれまでから、小川のせせらぎすら聞こえてこないような流れの淀んだ場所に来た今、そこの肌感みたいなものが皆目見当がつかないと言うのが正直なところ。
低コストで効果的なプロモーションとは?効果は?など、これから身をもってそういった感覚を掴んでいくことが必要で、とにかく勉強の日々です。
事業創出のために毎日したため続けたアイディアノートを眺めて、つくづく感じたのは
「自分はビジネスに関しては素人同然」
ということ。
浮かんで出てくるのは、特定の領域におけるプレイヤー不在の隙間産業的な場所を狙っていくことばかりで、目新しさもない。
いや、決して悪くないとは思うのだけれど…。
「儲かる」ことを軸に考えるより、「不便なまま放ったらかしにされている場所を自分が良くしてあげることで喜んでくれる人がいる」という視点で「きっとその人たちが巡り巡って間接的にお金を落としてくれるかも知れない」という、経営者にしては及び腰な考えばかりが先に立ち、あたかも「サービスが先、利益は後」という「小倉昌男 経営学」的なスタンスを良しとする性格が根っこにあるという気付きがありました。
要するに私は、短期間でガッチリ儲けて、ウェイウェイ言って、ブイブイ言わせるようなタイプの社長ではまったくないのだと思います。
これは自分の人間性で、この人間性はビジネスマンとして恥ずべきことではなく、むしろ誇っても良いことだと思っています。
あと、エンジニアらしく適度にコミュ障なところもあるので、投資家を口説くだけの狡猾さもないし、他人様の貴重なお金を預かって過度に重責を負うことへの自信も今の時点でまったくないので、ファイナンスは一切せず、設立の資本金は全額私個人のお金で、気ままな船出にした感じです。
もし今加速させるべきだ!って時が来たら、それなりにお金のことは考えますが、単純に「それは今ではない」ということです。
さて、そんな、ウェイウェイブイブイじゃないタイプの私という個人に興味を持ってくださった多くの経営者さんたちとお会いする中、この社長さんはスゴイだとか、この会社のサービスの将来性はかなり期待が持てそうだとか、このサービスは今しっかりお金を集めてトップギアで駆け抜けていくべきだとか、そんなことを直感で感じた企業が何社かありました。
抜きん出たセンスがない自分の力だけで上に行くのではなく、そういうセンスを持ってる会社に寄り添って、パートナー企業になるというのもアリなんじゃないか?などと考えました。
その結果、会社設立以来、自分の会社の事業にはあんまりコミットしていない今日この頃を過ごしています。
じゃあ、今、何にコミットしているのか?
昨今「シェアリングエコノミー」「サブスクリプションビジネス」などが注目を集めています。
そんな中でも「月額 4 万円から全国の物件に住み放題」を売り文句に、毎日のようにメディア露出をしている「ADDress」という Co-Living サービスがあります。
この ADDress は、クラウドファンディングで会員を募り、かなり注目を集め、すでに今年の 4 月にサービスが開始しているのですが、ビジネスモデルの複雑さや、人気の急加熱も相俟って、システムの対応がまったく追いついていないという現状です。
そんな中で、私個人が同社の技術責任者として、また弊社サウンドアスペクツ社が同社の開発パートナーとして、これからサービスの拡充と成長に向けてご協力させていただく…ということになっています。
令和からは、株式会社サウンドアスペクツ代表取締役であり、株式会社アドレス技術責任者でもあるということで、この 2 つの名刺を持って生きていきます。
あ、一応弊社の名刺に印刷してある住所は暫定的に私の個人宅にしている関係で、個人情報保護のために黒く塗ってますw
さて、この ADDress には、将来性という面と同時に、私が惚れた「社会的意義」という観点での良さあって…みたいなこと書こうと思って長々と書いていたら、多分、多くの人は社会的意義の部分にはあまり興味を持たないだろうなと感じて急に冷めたので、長文をゴッソリ消しました。きっと普通は多くの皆様にとって、利用者として「受けられるサービス」が興味の本質の部分だと思うので、まぁ…詳しくは ADDress のサイトをご覧ください。
そして、ご興味を持たれた方は、良ければお問合せください。
CAMPFIRE でもまだ絶賛募集中です
ちなみに、ADDress の技術責任者ではありますし、ADDress を加速度的にドライブさせるために厚めにコミットしますが、弊社サウンドアスペクツは ADDress のお仕事だけをする会社ということではありませんので、何かご用命がございましたらご連絡いただけると幸いです。
あわせて、サウンドアスペクツはお手伝いしていただける方を…とはいえお金がめっちゃあるってわけじゃないので、ハイスペックな高給取りはまだ雇えねぇぞ!って温度感で、やんわりぼんやりと募集してます。
そういえば、前職時代では禁止されていた「例のリスト」をついに公表する時がきました!
ひゃっはー!ジャブジャブいきたい!ジャブジャブ!おねがいします!
ほしいものリスト
なんだこの終わり方…。
今後ともお引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
会社名は「株式会社サウンドアスペクツ」と申します。
音楽関連や、オーディオ関連の会社かと思われるかと思いますが、基本的にはインターネット関連サービス会社のつもりです。
とは言え、音楽制作や楽器演奏も生業としてやっていこうと思っていますし、音楽に関するサービスもいつかやるかも知れません。
音楽制作などご依頼がございましたらお気軽にご相談ください。
実はこの「サウンド」という言葉は、名詞として解釈すると「音」などの一般的によく知られた意味ですが、形容詞として解釈すると「健康的な」「健全な」また「堅実な」「安定した」などの意味にもなります。
ここ数年、自分が仕事以外で生きる上でテーマにしてきたことに「音楽」と「健康」があり、この「サウンド」という単語はまさに自分の最近の状況を端的に表す単語であり、かつ、インターネットサービスに求められるのは、堅実さや安定であることは言うまでもありません。
なので、会社設立を考えた時に、真っ先にこの「サウンド」という単語は社名に入れたいと考えていました。
退職日まで二ヶ月ありますが、本日より約二ヶ月間の有給消化に入り、平成最後の営業日が最終出社日になっています。
LINE 卒業 (退職) のお知らせ - にぽたん研究所
前職退職日前の約 2 ヶ月間、丸々有給消化でした。
この有給期間に自分がやりたいと思っているサービスをコツコツと作って行こうと考えていましたが、まったくと言っていいほど何も出来ませんでした。
会社のドメインはどうするか、社名ロゴはどうするか、などととにかく会社設立に向けた雑務などに追われまくり、雑務をしていない時は色々な方々とお会いするといった毎日でした。
「強大な力」にひっくり返されない限りは、起業するので、誰かに雇われて働くという選択をする確率は 2 割程度のように牽制するような言い方をして、よっぽどなことがない限りは起業しかするつもりはないという布石を打ったつもりなのですが、ありがたいことに、両手の指では数え切れないほどの経営者の皆様からご連絡を頂戴し、毎日のようにどこかに出向いては貴重なお話をうかがうことが出来ました。
そんな経営の先輩方のご意見を拝聴する日々を過ごす中で「起業」と「雇われて働く」という、両極端な選択肢しかないというわけではないということ、そもそもその二つが必ずしも対立軸上の対極にあるものではないということなど多くの気づきがあったりもしました。
ということで、どんな選択肢を選ぶにせよ、まずは冒頭に述べた通り、当初の考え通り私が代表を務める会社は設立しました。
コーポレートサイト的なペライチを作ったら、あまりに自分にセンスがなくて、 Twitter で嘆いていたら、見かねたペンタラボの @kentax が、リプをくれて、ゴールデンウィークを挟んだりしている中、短期間でいい感じのコーポレートサイトを作ってくれました。
sound.as | 株式会社 サウンドアスペクツ
こんな短期間で、夜遅くまで対応してもらって、超感謝しかない感じです。
ありがとうございます。
さて、会社は作ったものの、自分が考えるサービスは、どういうポイントで、どれぐらいのボリュームのキャッシュが生まれるのか、予測がつかないものです。
それを予測してまことしやかに計画を作ったりするのが経営者というものだとは思うのですが、とにかく流れが速くてとにかく太い太い導線を持つサービスばかり運営してきたこれまでから、小川のせせらぎすら聞こえてこないような流れの淀んだ場所に来た今、そこの肌感みたいなものが皆目見当がつかないと言うのが正直なところ。
低コストで効果的なプロモーションとは?効果は?など、これから身をもってそういった感覚を掴んでいくことが必要で、とにかく勉強の日々です。
事業創出のために毎日したため続けたアイディアノートを眺めて、つくづく感じたのは
「自分はビジネスに関しては素人同然」
ということ。
浮かんで出てくるのは、特定の領域におけるプレイヤー不在の隙間産業的な場所を狙っていくことばかりで、目新しさもない。
いや、決して悪くないとは思うのだけれど…。
「儲かる」ことを軸に考えるより、「不便なまま放ったらかしにされている場所を自分が良くしてあげることで喜んでくれる人がいる」という視点で「きっとその人たちが巡り巡って間接的にお金を落としてくれるかも知れない」という、経営者にしては及び腰な考えばかりが先に立ち、あたかも「サービスが先、利益は後」という「小倉昌男 経営学」的なスタンスを良しとする性格が根っこにあるという気付きがありました。
要するに私は、短期間でガッチリ儲けて、ウェイウェイ言って、ブイブイ言わせるようなタイプの社長ではまったくないのだと思います。
これは自分の人間性で、この人間性はビジネスマンとして恥ずべきことではなく、むしろ誇っても良いことだと思っています。
あと、エンジニアらしく適度にコミュ障なところもあるので、投資家を口説くだけの狡猾さもないし、他人様の貴重なお金を預かって過度に重責を負うことへの自信も今の時点でまったくないので、ファイナンスは一切せず、設立の資本金は全額私個人のお金で、気ままな船出にした感じです。
もし今加速させるべきだ!って時が来たら、それなりにお金のことは考えますが、単純に「それは今ではない」ということです。
さて、そんな、ウェイウェイブイブイじゃないタイプの私という個人に興味を持ってくださった多くの経営者さんたちとお会いする中、この社長さんはスゴイだとか、この会社のサービスの将来性はかなり期待が持てそうだとか、このサービスは今しっかりお金を集めてトップギアで駆け抜けていくべきだとか、そんなことを直感で感じた企業が何社かありました。
抜きん出たセンスがない自分の力だけで上に行くのではなく、そういうセンスを持ってる会社に寄り添って、パートナー企業になるというのもアリなんじゃないか?などと考えました。
その結果、会社設立以来、自分の会社の事業にはあんまりコミットしていない今日この頃を過ごしています。
じゃあ、今、何にコミットしているのか?
昨今「シェアリングエコノミー」「サブスクリプションビジネス」などが注目を集めています。
そんな中でも「月額 4 万円から全国の物件に住み放題」を売り文句に、毎日のようにメディア露出をしている「ADDress」という Co-Living サービスがあります。
この ADDress は、クラウドファンディングで会員を募り、かなり注目を集め、すでに今年の 4 月にサービスが開始しているのですが、ビジネスモデルの複雑さや、人気の急加熱も相俟って、システムの対応がまったく追いついていないという現状です。
そんな中で、私個人が同社の技術責任者として、また弊社サウンドアスペクツ社が同社の開発パートナーとして、これからサービスの拡充と成長に向けてご協力させていただく…ということになっています。
令和からは、株式会社サウンドアスペクツ代表取締役であり、株式会社アドレス技術責任者でもあるということで、この 2 つの名刺を持って生きていきます。
あ、一応弊社の名刺に印刷してある住所は暫定的に私の個人宅にしている関係で、個人情報保護のために黒く塗ってますw
さて、この ADDress には、将来性という面と同時に、私が惚れた「社会的意義」という観点での良さあって…みたいなこと書こうと思って長々と書いていたら、多分、多くの人は社会的意義の部分にはあまり興味を持たないだろうなと感じて急に冷めたので、長文をゴッソリ消しました。きっと普通は多くの皆様にとって、利用者として「受けられるサービス」が興味の本質の部分だと思うので、まぁ…詳しくは ADDress のサイトをご覧ください。
そして、ご興味を持たれた方は、良ければお問合せください。
CAMPFIRE でもまだ絶賛募集中です
ちなみに、ADDress の技術責任者ではありますし、ADDress を加速度的にドライブさせるために厚めにコミットしますが、弊社サウンドアスペクツは ADDress のお仕事だけをする会社ということではありませんので、何かご用命がございましたらご連絡いただけると幸いです。
あわせて、サウンドアスペクツはお手伝いしていただける方を…とはいえお金がめっちゃあるってわけじゃないので、ハイスペックな高給取りはまだ雇えねぇぞ!って温度感で、やんわりぼんやりと募集してます。
一応、平成という時代である間は私は LINE 社員ですので、LINE 株式会社は接待及び贈答品の受け取りが禁止されています的な理由により例のリストは公開致しません。
LINE 卒業 (退職) のお知らせ - にぽたん研究所
多分、次の (自分の) 会社は、接待や贈答品の受け取りを禁止する次元にはすぐには行けないと思いますので、平成の次の時代になってすこししたら何かしらブログに投稿する時があると思います。
その時に公開させてください。
贈答品ジャブジャブ浴びたいです。
そういえば、前職時代では禁止されていた「例のリスト」をついに公表する時がきました!
ひゃっはー!ジャブジャブいきたい!ジャブジャブ!おねがいします!
ほしいものリスト
なんだこの終わり方…。
今後ともお引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。