May 2010

May 31, 2010

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ここ近年、ネット上のサービスにおけるアイデンティティとしての「自分のアイコン」が必要なサービスが増えました。

私の場合は、この「自分のアイコン」にピンク色の背景でお馴染みの、こちらの似顔絵を、ずいぶんと長い間使っています。

今までの似顔絵


自分の似顔絵というのは、客観的に見て似ているのか似ていないのかが今ひとつよくわからないものですが、初対面の方であったり、USTREAM などで顔出ししたりで、いわゆる「アイコン先行」で私を知った方に、

「あのアイコンのまんまですね!」

などと言われることが多々あり、自分では似ているのか今ひとつわからないとは言え、このアイコンがまるで「自分の分身」のような存在でした。

実はこの似顔絵、元々、MarkeZine というサイトで、突撃レポートをマンガで紹介するコーナーがあり、その取材を受けた際に、このコーナーのマンガを担当をなさっている napocon さんが描いた絵が元になっています。

元記事はこちらです:
ウワサの現場 “蘇える獅子”ライブドアに突撃!(中編)
ウワサの現場 “蘇える獅子”ライブドアに突撃!(中編):MarkeZine(マーケジン)

こちらの記事にある絵の「フキダシ」の部分を、私が勝手に消して、自分のアイコンとして無許可で使っていました。

この似顔絵アイコンを使い始めた頃は、mixi とかぐらいしか「自分のアイコン」を使うサイトが無かったので、元絵を描いてくれた napocon さんに許可を取らずに勝手にやっていても、まだアングラ的であったぶん大した罪悪感を感じませんでした。
しかし、Twitter (※ 当時はあまり人気が無かったです) でも使いはじめたり、勝手にせ○とくんとフュージョンさせたりして、だいぶヒドいいじりかたをした上、徐々に「自分のアイコン」を必要とするサイトが増えてきて、勝手に好き放題やってしまっていることにかなりの罪悪感を感じはじめていました。

そんな折、ITmedia の取材を受けることがありました。

New Generation Chronicle:谷口公一――「にぽたん」と呼ばれし剛勇の新たな挑戦 - ITmedia エンタープライズ

この記事が公開される前の、校正段階のバージョンに、このアイコンが記事中に使用されていました。

さすがに、今まで目立たない場所で勝手に使っていただけなのに、ここまで大きな取り上げられかたになるのはさすがに良くないだろうと思い、ITmedia の担当編集者さんに、「アイコンの公開については、私が作者さんに許可を取らずに勝手に使っているものなので、掲載はちょっと待ってください」とお伝えしました。
そして、この時初めて、元絵の作者である napocon さんに、今までの無許可での利用をお詫びし、合わせて ITmedia における掲載の許可をお願いしました。

この、ゲラがあがってから公開までの短時間で、突然の不躾なお願いを投げたにもかかわらず、即答で記事への掲載を快諾してくださり、晴れて「作者公認」という形でアイコンを使用出来るようになったのをきっかけに、この似顔絵アイコンは「自分の分身」として、歴史を歩みはじめました。


しかし、ここ最近、かつて

「あのアイコンのまんまですね!」

と言ってもらえたようなシチュエーションに遭遇すると、

「アイコン、あんまり似てないですね…」
「もっとホワッとした感じの人かと思ってたら、案外シュッとしているんですね…」

とか言われるようになり、以前からアイコンがソックリと言ってくれていた人たちも、のきなみ

「なんか最近、アイコンが似てないですね」

とか言う始末。

絵が悪いのではないのです。絵に罪はないのですよ。。
絵とリアルにギャップを生んだのは、この出来事でした。

軽度肥満の私をたった 3 ヶ月で 13.3kg 痩せさせた 5 つの方法と 3 冊の本

去年の暮れぐらい、体重が 74kg → 59kg、体脂肪率が 24% → 14% になったと、「ダイエット成功体験」を書きましたが、当然ながらアイコンはダイエットしてくれないわけで、もはや、この似顔絵とはフォルムがまったく違うほどのフルモデルチェンジを果たしてしまっのです。

さらに言えば、実は今ではこの「ダイエット成功体験」エントリーすら「懐しい」とまで感じるほどに変化しており、体重は 55kg、体脂肪率は 8% と、もはやまるで別人の領域となっているのです。

久々に会った人からは、「誰だかわからなかった」とか言われるのはもちろん、驚き過ぎて絶句されてしまったとか、究極は、久し振りに会った弊社社員に、「初めまして」と本気で挨拶されたとか、見ているこちらとしては、とても面白いリアクションを見せてもらう日々。

それほどまでギャップがあるのだから、太い頃を知らない人からすれば、アイコンが似てないのは当たり前なのです。
とは言え、まるで自分の分身のように親しんできたものを、そうそう簡単に捨てたくはないというのが本音でした。

「アイコンが似てない」と言われ続け、あまりいい気がしない日々を悶々と過ごしていた中、Twitter のタイムラインを眺めていたら「アイコン描いてもらったカワイイきゃっきゃっ」みたいな黄色い tweet が流れてたのが見えました。

連られてぼそっと
俺のアイコンも描いて欲しい
と、誰かに投げ掛けるわけでもなく、何気なくつぶやいてみたら、
@nipotan 描きましょうか!
と、つぶやきが捕捉され、描いてくれると名乗り出てくれた方がいらっしゃいました。

なんと、自分のアイコンの作者である @napocon さんでした。
今までのアイコンではなく、あらためて再び似顔絵を描いてくれると名乗り出てくださいました。

お仕事が忙しい中、合間を縫って描いてくれた完成品がこちらです。








新似顔絵



自分としては、実は自分では似ているのか似ていないのかが今ひとつよくわからなかった今までのアイコンと比べて、新しいのは自分でもすごく似ていると思えるもので、なんだか遠目に鏡を見ているような気分で、ちょっと変な気分です。
もちろん、すごく気に入ってます。
最近の私の姿をご存知の皆さんの目にはどんなふうに映るでしょうか。

今までのアイコンと並べて比較すると、あまりに別人すぎて、「アイコンが似てない」と言われまくっていたのが頷けます。念を押しますが、同じ人間を同じ作者さんが描いたのです。

実は napocon さんは、今まで弊社のコンテンツで似顔絵プレゼントをした際にお願いをしたり、4 コママンガを描いてくださったり、時には弊社社員が似顔絵をお願いしたり、婚礼に際しての新郎新婦の似顔絵を担当されたりなど、公私共々何かとお世話になっていて、弊社内では「イラストと言えば napocon 先生」というのが共通認識だったりします。

例:
アルカンタラの熱い夏 : napoconさんに新作似顔絵を描いてもらった!


ということで、今後はこちらの似顔絵を使わせていただきたいとおもいます。
勝手に姿を変えておきながら、似顔絵のリニューアルを快く引き受けてくださった napocon 先生に感謝感謝です。


関連リンク:
イラストレーターnapoconの活動・日々の記録
napocon (napocon) on Twitter


nipotan at 13:22 | Comments(0) | TrackBack(0)
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