July 2020
July 03, 2020
東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が、5/23 には 2 人まで減ったものの、各宣言が解除され、日常を取り戻しつつある中で、今日 7/3 に 124 人になりました。
これから増えないことを願いつつ、都知事選直前に特に何ら策を講じない感じなので、増えないなんてことはないでしょう。
また、あの時のような状況に逆戻りしないとも言い切れないから、このネタは今後も地味にニーズがある気がしますので、誰かのために、書き残しておきます。
私は 週 4〜5 回通ってたジムに、突如行けなくなりました。
でも、家にチンニングスタンド (懸垂台) とアジャスタブルダンベルとインクラインベンチがあり、自分の思う「最低限」の筋トレは出来てました。
ただ、ダンベルばっかり握ってると、バーベルが恋しくなりました。
伝わるかな…。
伝わらないだろうな…。
マスクやアルコールのハンドサニタイザー、Nintendo Switch あたりが在庫切れや価格高騰を起こしてるのは、その需要の高さから広く知られてますが、その裏で、なにげに 3 万円弱ぐらいのアジャスタブルダンベルが 8 万円超えと高騰していたり…。
結局、私も含め「ジムに行けないなら家で」と思った方が多かったようです。
我が家の場合、バーベルはあるものの、バーベルスタンドが無く、スタンド無しで出来る種目ばかりやってました。
「普段からジムに行けてて時々家でやる」ぶんにはそれで良いのですが、ジムに行けないのにスタンドが必要な種目が出来ないことに不満がつのり、バーベルスタンドだけ買うことに。
しかし、気づけば世は在庫不足。
4 月半ばに手頃なのを買おうと Amazon を見たら、入荷予定が 6 月 30 日頃とか表示されてました。
結局、入荷が早く、割高、スペック低いものを楽天で購入しました。
多くの人がマスクを手に入れるために味わったであろう
「やけに高い、粗悪なマスクを、仕方なく買う」
みたいな妥協の、バーベルスタンドバージョン。
「爪が深い」
「セーフティーが短い」
「傷がつく」
「ちょうど良い高さに設定できない」
「高さや位置をあわせるのがだるい」
などと、色々不満が。
その瞬間、この、未知なる「単管パイプ」に心を奪われ「自分も作る」と決意しました。
ただの「鉄パイプ」にしか見えないのだけれど…。
色々調べてみると、建築現場の足場用資材として使われる、直径が 48.6mm の鋼管 (鋼を圧延して作られた管) を「単管パイプ」と呼ぶそうです。
さっそく家の近くのホームセンターに行き、単管パイプ売り場を見ると、全てのパイプに「JIS G 3444 STK500」と印字されています。
「JIS G 3444」は「一般構造用炭素鋼鋼管」の規格で「STK500」は「引張強度が 500N/mm2 以下」を意味するらしく、ちょっとした熟練パワービルダーが扱う重量でも余りある強度のようです。
単管パイプを組み合わせて構造物を作るには「単管クランプ」か「単管ジョイント」という金具が必要。
クランプは垂直に交わるのを「直交クランプ」と呼び、交わる角度を自由に出来るのを「自在クランプ」と呼ぶようです。
ホームセンターで 1 つ 150 〜 180 円程度の値段で売られてます。
一方でジョイントは交わらずに平面上で複数のパイプを接合させるもので、構造上のあらゆる形を実現するために色々な形状があります。
ホームセンターとかでは取扱がなかったり在庫が限られていたりする上に、結構値段がお高めです。
あ、そう、地味に YouTube チャンネル始めています。
まったく勝手がわからず不慣れで未熟さまんてんではありますが、よければチャンネル登録をお願いします。
余談ですが、今日 Facebook でダイエットのことを色々聞かれて、なんだみんなそんなことも知らんのだなーなどと思いながら、コメント欄でえらい長々と説明したりして、俺、何してんだろ?とか思ったりしました。
話したら超ぱぱぱーっと説明出来るのに。
なので、そのうち、そういう YouTube でダイエットのうんちくとかをチョコチョコ話したりすると思います。

これとダンベルとを合わせれば、ジムにいた時のトレーニングの 8 割ぐらいは家で出来る感じです。
でも、床に置かずに、バーが直径 45cm のプレートに通した場合の高さになるようにセーフティを設定して、そこにバーを置くことによって、床にプレートを付けずに、ジャッキ要らずでデッドリフトが出来ます。
径の小さい 5kg とかのプレートだけを付けてデッドリフトをやっても、公式ルールの高さからスタート出来ます。
他の人から白い目で見られたりします。
でも、ここは自分専用のパワーラックなので、何時間占領しようとも誰からも何も言われません。
ビッグ 3 のように比較的長いインターバルを取りたい場合でも、スマホホルダに取り付けて YouTube を見たり色々出来ます。
でもちゃんとタイマーとかセットしておかないと、やはりいつの間にやら長時間スマホに興じてしまうので、注意が必要です。
セーフティの下に平行するパイプがありますが、セーフティーを動かしてそのパイプに近づけ、パイプ同士で何かを挟んで固定することが出来ます。
左右のセーフティの下にバーベルのバーを挟んでおくと、ちょうど足首の高さぐらいにバーベルのバーを固定することが出来るので、足首をそこに引っ掛けることで、足首を支える種目が出来るようになります。
クランチ (腹筋) がまず思い浮かびますが、それ以外にもいい種目がありました。
この自作パワーラック環境で一番悩ましいのが、ハムストリングを鍛える場合のこと。
デッドリフト、特にスティフレッグドリフトぐらいしか使えそうな方法がないのですが、このバーを挟む方法を見つけて以来「ロシアンレッグカール」を好んでやるようにしています。
とても難しい種目ですが、初めてアブローラーを初めた頃の「こんなの出来るわけねーじゃんww」って感じに似ていて、とても楽しいです。あのはじめて「立ちコロ」が出来るようになった時に成長を実感した時のように、ロシアンレッグカールでも成長の実感を楽しめそうです。
とにかく、ハムストリングを太くしたいので、やりがいを感じます。
とりあえず言い忘れた良いところはそんな感じ。
あれ、案外少なかったな…。
全部 Amazon で買ったわけじゃないので、実際に私が買ったものとは違うものもいくつか入ってますが、それに近いやつを紹介してます。
参考にしてみてください。
これから増えないことを願いつつ、都知事選直前に特に何ら策を講じない感じなので、増えないなんてことはないでしょう。
また、あの時のような状況に逆戻りしないとも言い切れないから、このネタは今後も地味にニーズがある気がしますので、誰かのために、書き残しておきます。
ジムの休業
4/7 に緊急事態宣言が発出され、以降、長期間フィットネスクラブは軒並み休業になりました。私は 週 4〜5 回通ってたジムに、突如行けなくなりました。
でも、家にチンニングスタンド (懸垂台) とアジャスタブルダンベルとインクラインベンチがあり、自分の思う「最低限」の筋トレは出来てました。
ただ、ダンベルばっかり握ってると、バーベルが恋しくなりました。
伝わるかな…。
伝わらないだろうな…。
知られざる在庫切れと価格高騰
あまり知られてないのですが、この頃、EC サイトやフリマアプリで、筋トレ器具各種の在庫切れや価格高騰が起こってました。マスクやアルコールのハンドサニタイザー、Nintendo Switch あたりが在庫切れや価格高騰を起こしてるのは、その需要の高さから広く知られてますが、その裏で、なにげに 3 万円弱ぐらいのアジャスタブルダンベルが 8 万円超えと高騰していたり…。
結局、私も含め「ジムに行けないなら家で」と思った方が多かったようです。
我が家の場合、バーベルはあるものの、バーベルスタンドが無く、スタンド無しで出来る種目ばかりやってました。
「普段からジムに行けてて時々家でやる」ぶんにはそれで良いのですが、ジムに行けないのにスタンドが必要な種目が出来ないことに不満がつのり、バーベルスタンドだけ買うことに。
しかし、気づけば世は在庫不足。
4 月半ばに手頃なのを買おうと Amazon を見たら、入荷予定が 6 月 30 日頃とか表示されてました。
結局、入荷が早く、割高、スペック低いものを楽天で購入しました。
多くの人がマスクを手に入れるために味わったであろう
「やけに高い、粗悪なマスクを、仕方なく買う」
みたいな妥協の、バーベルスタンドバージョン。
妥協した結果
購入後 1 ヶ月ぐらい使ったものの「爪が深い」
「セーフティーが短い」
「傷がつく」
「ちょうど良い高さに設定できない」
「高さや位置をあわせるのがだるい」
などと、色々不満が。
心を奪ったひとつのツイート
そんな頃に、Twitter のタイムラインに突如流れてきたこのツイートに目がとまりました。単管パイプでパワーラックを作った pic.twitter.com/hoKBO7O5u5
— とみ (@anda1004) May 8, 2020
その瞬間、この、未知なる「単管パイプ」に心を奪われ「自分も作る」と決意しました。
単管パイプとは?
しかし、この「単管パイプ」という耳慣れない言葉。ただの「鉄パイプ」にしか見えないのだけれど…。
色々調べてみると、建築現場の足場用資材として使われる、直径が 48.6mm の鋼管 (鋼を圧延して作られた管) を「単管パイプ」と呼ぶそうです。
さっそく家の近くのホームセンターに行き、単管パイプ売り場を見ると、全てのパイプに「JIS G 3444 STK500」と印字されています。
「JIS G 3444」は「一般構造用炭素鋼鋼管」の規格で「STK500」は「引張強度が 500N/mm2 以下」を意味するらしく、ちょっとした熟練パワービルダーが扱う重量でも余りある強度のようです。
単管パイプを組み合わせて構造物を作るには「単管クランプ」か「単管ジョイント」という金具が必要。
クランプは垂直に交わるのを「直交クランプ」と呼び、交わる角度を自由に出来るのを「自在クランプ」と呼ぶようです。
ホームセンターで 1 つ 150 〜 180 円程度の値段で売られてます。
一方でジョイントは交わらずに平面上で複数のパイプを接合させるもので、構造上のあらゆる形を実現するために色々な形状があります。
ホームセンターとかでは取扱がなかったり在庫が限られていたりする上に、結構値段がお高めです。
作ってみた
とりあえず、いま家にある道具や環境などをうまく活かしつつ、自分が一番作りたいパワーラックがどういうものなのかを思い描いて作ってみたのを一本の動画にまとめてみましたので、ご覧ください。あ、そう、地味に YouTube チャンネル始めています。
まったく勝手がわからず不慣れで未熟さまんてんではありますが、よければチャンネル登録をお願いします。
余談ですが、今日 Facebook でダイエットのことを色々聞かれて、なんだみんなそんなことも知らんのだなーなどと思いながら、コメント欄でえらい長々と説明したりして、俺、何してんだろ?とか思ったりしました。
話したら超ぱぱぱーっと説明出来るのに。
なので、そのうち、そういう YouTube でダイエットのうんちくとかをチョコチョコ話したりすると思います。
完成
一応、動画に出てきますが、完成形はこんな感じになりました。
これとダンベルとを合わせれば、ジムにいた時のトレーニングの 8 割ぐらいは家で出来る感じです。
動画で紹介していないこと
この動画にしたあと、この DIY パワーラックのもっと良いとこ、これ言い忘れたなーってのがいくつかありました。床から引かないデッドリフト
デッドリフトの公式ルールはプレートの直径が最大 45cm なのですが、家の 20kg プレートの直径が 39cm なのでちょっと低くなってしまいます。でも、床に置かずに、バーが直径 45cm のプレートに通した場合の高さになるようにセーフティを設定して、そこにバーを置くことによって、床にプレートを付けずに、ジャッキ要らずでデッドリフトが出来ます。
径の小さい 5kg とかのプレートだけを付けてデッドリフトをやっても、公式ルールの高さからスタート出来ます。
インターバル中のスマホ
ゴールドジムとかはスマホ使えないし、使えるジムでもインターバル中にスマホとか見てると、ついつい長い時間スマホに興じてしまったりマナー違反をおかしがちです。他の人から白い目で見られたりします。
でも、ここは自分専用のパワーラックなので、何時間占領しようとも誰からも何も言われません。
ビッグ 3 のように比較的長いインターバルを取りたい場合でも、スマホホルダに取り付けて YouTube を見たり色々出来ます。
でもちゃんとタイマーとかセットしておかないと、やはりいつの間にやら長時間スマホに興じてしまうので、注意が必要です。
高セットも OK
前のやつと少しかぶりますが、ジムで煙たがれる高セット法の類が誰からも文句を言われずに自由に出来ます。足首を支える種目が出来る
このアイディアは使い始めて 2 週間ぐらいして気付いた方法です。セーフティの下に平行するパイプがありますが、セーフティーを動かしてそのパイプに近づけ、パイプ同士で何かを挟んで固定することが出来ます。
左右のセーフティの下にバーベルのバーを挟んでおくと、ちょうど足首の高さぐらいにバーベルのバーを固定することが出来るので、足首をそこに引っ掛けることで、足首を支える種目が出来るようになります。
クランチ (腹筋) がまず思い浮かびますが、それ以外にもいい種目がありました。
この自作パワーラック環境で一番悩ましいのが、ハムストリングを鍛える場合のこと。
デッドリフト、特にスティフレッグドリフトぐらいしか使えそうな方法がないのですが、このバーを挟む方法を見つけて以来「ロシアンレッグカール」を好んでやるようにしています。
とても難しい種目ですが、初めてアブローラーを初めた頃の「こんなの出来るわけねーじゃんww」って感じに似ていて、とても楽しいです。あのはじめて「立ちコロ」が出来るようになった時に成長を実感した時のように、ロシアンレッグカールでも成長の実感を楽しめそうです。
とにかく、ハムストリングを太くしたいので、やりがいを感じます。
とりあえず言い忘れた良いところはそんな感じ。
あれ、案外少なかったな…。
購入品
動画の最後に購入した商品リストを紹介していますが、とりあえず、自分もやってみたい!と思われたかた向けに、リンク貼っておきます。全部 Amazon で買ったわけじゃないので、実際に私が買ったものとは違うものもいくつか入ってますが、それに近いやつを紹介してます。
参考にしてみてください。