儀式 仕来り

2023年12月21日

上棟日の一日

上棟日とは大工さんが柱を建て始めて屋根の棟迄組み上げる日を言います。

上棟日は朝7時50分の朝礼のあと、作業開始です。

リメックスでは朝礼で注意点を棟梁始め現場監督、社長の私が話したあと、
お客様がいらっしゃれば一言お言葉をいただきます。

そのあと一本目の柱をお客様に建てていただき作業のスタートです。
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柱は記号が印字されているので決まった場所にどんどん建てられていきます。
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昼休みにはここまでできています。家の外観がスケルトンでほぼ分かります。
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順調に作業が進み夕方4時には屋根下地の合板の上に耐水プラスター、更にその上に
ルーフィングを敷き込みました。
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ガルバリウムの鋼板は薄いので屋根の下が居室の場合は必ず耐水プラスターを
敷くようにしています。

屋根のルーフィング迄一日でできれば上棟だけに上等、上出来です(笑)

雨で材料が濡れないようにブルーシートで外部を巻き付けます。

一日の作業が完了したら上棟式を行います。
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上棟飾りを南向きに柱に結びつけて神棚のようにお塩とお米をお皿に盛って御神酒を捧げて
神社のようにニ礼二拍手一礼して工事の安全とお施主様ご家族の幸せを祈念します。
これが上棟式です。

現場監督は一日中朝早くから現場に張り付き大工さんの作業が設計とおりに
安全に行われているのか?をチェックをします。

上棟式をやるかやらないかは自由です。

丁寧にやる場合はお客様も朝から作業完了まで、お茶を出したりお弁当を出したりと
大忙しの一日になります。

一日の作業が無事に終わると私は安心します。

大工作業中の重大事故の多くは上棟時の転落事故です。

上棟が終わると翌日からの作業は目立って大きくは進みません。

耐力面材張り、構造金物の取り付けとなります。

もちろん現場チェックは現場監督はもちろんの事、私もチェックします。

上棟から完成までの3〜4ヶ月しっかりと品質管理をしてお客様に最高の家をお渡しできる
ように頑張ります。








nipponnoie at 16:14|PermalinkComments(0)

2022年09月14日

地鎮祭について

本日9月14日の朝10時から駿河区八幡でT様邸の地鎮祭を行いました。
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家の基礎などの着工前に神主さんが来て竹を立ててそこを森に見立てて神様に降臨していただき
その土地の平安と無事、工事の安全を祈念して祝詞の奏上したり、土地の四方をお祓いしたり
します。

一通りの儀式の流れは土地に降臨した神様に土地を清めていただいたらまた天上に昇っていただき
終わりになります。

地鎮祭の時間は30分ほどです。

地鎮祭の最後の方で盛り砂の上の草刈り初めを私がカマで行い、お施主様は盛り砂にクワ入れをします。
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初穂料、もしくは玉串料として3万円を神主さんへお渡しします。

神社にもよりますがリメックスでいつもお願いする神社では竹も砂もお供え物も用意して
来てくれます。

地鎮祭が終わってから土地に張られた家の配置の縄(ビニールヒモ)を見て家の配置と
地盤の高さの確認をします。

地鎮祭の日にお客様と一緒にご近所に挨拶回りをする事が多いです。

地鎮祭が終わるといよいよ着工となります。

地鎮祭は強制的なものではありませんが工事が始まる第一歩です。


nipponnoie at 19:36|PermalinkComments(0)

2022年04月21日

上棟日に雨だったら

本日4月21日はお客様のS様の上棟日でした。

昨日朝の天気予報では本日は午後から80%の雨予報でしたので準備の都合もあるので
昨日の午前には中止の判断をしました。

上棟日が雨予報で中止の場合は前日の午前中には天気予報で判断してお客様とレッカー車、
大工、屋根業者、材木、建材店に連絡をして翌日に手配をかけ直します。

お客様の仕事上休みは翌日に延ばせない事もあり、日も大安吉日などで良い場合は
本来の予定の上棟日に雨でも柱を一本だけお客様に立てていただいて上棟式だけ行います。
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記念にお客様に柱を立てていただいて上棟飾りを柱に取り付けて塩とお米とお神酒を供えて
二礼二拍手一礼して工事の無事完成とご家族のご健勝を祈念します。
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そのあとお供えしたお米とお神酒と塩を家の北東の角から時計回りに四隅に撒いて回ります。

リメックスの場合はお客さまがお神酒で私がお米で棟梁が塩で清める順番で回ります。

翌日に本格的な作業に入りますがお客さまのご主人様は休みが取れなかったので
心を込めた上棟式だけ行いました。

明日は晴れ予報なので安全に気を付けて無事に作業を行いS様の素晴らしい家づくり
をしていきたいと思います。

nipponnoie at 12:19|PermalinkComments(0)

2022年01月01日

令和四年元旦の挨拶

明けましておめでとうございます。

毎年元旦は6時30分から私の自宅千代田、竜南地区の氏神様、白髭神社で歳旦祭に参加します。
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歳旦祭の終了後に谷津山へ登って愛宕神社と初日の出を拝みます。
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初日の出を拝んでからは富士山を拝みます。
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本日は青空が澄み渡り富士山がとても綺麗でした。

静岡の美しい街づくりに仕事を通して貢献していくのが私の使命です。

今年もお客様ご家族が幸せになる家づくりを頑張ります!
どうぞ宜しくお願い致します。



nipponnoie at 10:02|PermalinkComments(0)

2019年03月29日

家づくりの行事

本日は朝10時から駿河区東新田でK様の地鎮祭を行いました。
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地鎮祭は着工の前に神主さんに来ていただき祝詞を奏上してもらい土地の四方払いをしてもらって土地に神様に舞い降りていただき清めて再び天に戻っていただく日本古来の儀式です。

地鎮祭の日にはお客様に家の配置や地盤の高さの最終確認もしていただきます。

そして同日の18時からは新築工事の結束式も行いました。
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写真は開始前に集まった協力業者に新しく入社したインテリアコーディネーターのなっちゃんを紹介しているところです。

結束式は新築工事を始めるにあたりお客様と協力業者が一堂に会して挨拶をします。

お客様から家づくりに対する期待や夢そしてお気遣いのお言葉をいただくと業者もやる気に満ち満ちてきました。

家づくりには日本古来からの行事もありますが会社独自の結束式もまた良いものです。



nipponnoie at 19:57|PermalinkComments(0)

2017年10月08日

地鎮祭と近隣への配慮

本日はお客様の家の地鎮祭と近隣ご挨拶に回りました。
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地鎮祭は着工前に神主さんが祝詞を奏上して土地を神様に清めてもらい
無事に工事が完成することをお祈りする儀式です。

時間は30分ほどです。

神主さんの手配その他の段取りは神社のご指定がなければ会社が行います。

お客様は3万円の初穂料をご用意いただければあとは体一つで来ていただくだけですので
お手間はとらせません。

その時に最終の配置と地盤の高さの確認を行います。

地鎮祭の日に工事中にご迷惑をお掛けしてしまう近隣の方にお客様と
ご挨拶にまわります。

会社からは簡単な挨拶タオルをお渡ししますがお客さまも簡単なものを挨拶代りに
渡すといいでしょう。

ご近所の方々皆様いい方ばかりでした。十分安全に配慮して工事中に事故のないように
気を付けて工事に入りたいです。

何事も最初が肝心です。

近隣の方とのいい関係を保つことも住宅会社の仕事です。





nipponnoie at 14:40|PermalinkComments(0)

2016年12月25日

おかんじゃけ作り方教室

昨日のブログにクリスマスイブに行事やしきたりを大切にするのは大切なことで
日本の伝統行事を大切にすることが日本の文化を守ることになると書きました。

12月25日の静岡新聞の朝刊中部版18面にリメックスギャラリーで「おかんじゃけ正月飾り」の
作り方教室が開催されている事が載りました。
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おかんじゃけは羽鳥地区の伝統玩具であり縁起物としても地域のお寺でお祭りの時に売られています。竹を叩いて繊維を出して色を染めて作ります。
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日本の伝統行事、文化、美しい心を大切にしたいと感じています。

nipponnoie at 09:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年07月24日

地鎮祭にて

地鎮祭は着工する前に神主さんに来てもらい土地に神様を呼んでもらい土地を清めて工事の安全とお客様の幸せをお祈りする行事です。
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昨日は北安東のI様の地鎮祭でした。

かかる時間は30分ほどです。

竹や砂、お供え物はリメックスでいつもお願いする神主さんが用意してくれます。

初穂料は3万円納めていただきます。

地鎮祭が終わるといよいよ基礎の着工です。地盤改良のある方は地盤改良に入ります。

約一ヶ月後には上棟です。

気が早いですが完成が楽しみです。



nipponnoie at 17:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年06月05日

夕方から雨の上棟

本日は上棟でした。
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写真は朝8時に一本目の柱を記念に建てる施主のK様です。

午後からの降水確率が昨日の段階では50%だったので降らないことを祈っていました。
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昼休みは二階の屋根の母屋まで行きました。
早いペースで進んでいます。

午後雨が降って来て中止になってもいいように大工さんを10人手伝いで入れたことが
功を奏しました。

おかげさまで夕方からの本降りになる前に雨養生も完了しました。
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お客様も良かったと喜んでくれました。

これから梅雨入りして雨が多いシーズンですがざいりょうを濡らさずしっかりと品質管理
を徹底していきたいです。


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2015年04月10日

上棟の延期

今日は上棟が延期になりました。

私が就職したばかりの27年前は天気予報が今ほど正確では無く

よく外れていたので当日の朝6時ころ最終判断を大工棟梁と現場監督が決めて
午後から雨が降り始めても少々の小雨では決行してしまう事もよくありました。

しかし今は天気予報も正確になったので前日に70%以上雨の予報だったら
迷わず中止しています。

そして柱や梁を持ち上げるのに欠かせないレッカー屋さんが都合良ければ
翌日に行います。

雨になってもその日が大安や日がいいので柱を一本だけ建てて上棟式だけ
行って実際は翌日に棟上げをするという事もよくあります。
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上の写真は5年ほど前、雨で中止した時の柱1本建てて上棟式だけ行った時のものです。

雨の日に上棟すると足元が滑りやすいので危険です。

床の合板が濡れるとボンドの灰汁(あく)が出て見える場所の梁や柱に
シミや汚い色がついてしまい後からそれをとるのに掃除屋さんに入ってもらいシミ抜きを
やってもらうので費用もかかり大変な思いをします。

とにかく安全第一で職人が100%力を発揮できる状況で仕事をする事が大切です。

今日は雨で上棟が延期になりましたが延期された日にきっといい仕事ができます。

楽しみが延びてしまい残念ですが上棟した時のお客様の笑顔を妄想して私の頭に浮かんで
楽しい気持ちでいます。

nipponnoie at 20:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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