カメラが回る。そのファインダーの中でいつものように恍惚の表情を見せるメイ子(芹)。だが、彼女のノリが今イチだ。どうやら妊娠したらしい。メイ子にしてみれば、これ以上、ブルーフィルムに出演するのは、胎教上よくないというわけだ。しかし、これが芸術と広言してはばからない監督の十三(岸田)にとっては、そんなのは言い訳にもならない。彼は大島渚、今村昌平を畏敬する“映画人”なのだ。とは言いながらも、一方で怪しげなエロテープの製作・販売も手掛けている十三。彼はある日、歯医者に仕掛けたテープから和服姿の美人・幾代(谷)の浮気の事実を掴んでしまう。そのテープを武器に幾代に近付いた十三は、言葉巧みに彼女を部屋に連れ込み、ブルーフィルムを見せる。始めは恥かしがっていた幾代も、ついに自ら衣服を脱ぎ、十三と合体。だが隣室では彼の仲間が、その姿を写し撮ろうとカメラを抱えて待ち構えていた…。男と女の性の深淵を描き続けた故・神代辰巳が谷ナオミと組んだ話題作。

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