夏は高原の避暑地として民宿村になる西湖村。そんな村でよそ者を嫌う桑山藤二郎がいた。二十年前、藤二郎の妻、妙子がよそ者に強姦されたのだ。そのとき、奈津子は三歳。やがて妹の可奈子が生まれた。村人たちは藤二郎の種じゃないと噂し、妙子は夫の仕打ちにもいたたまれず自殺。そして、可奈子は十八になると家を出ていってしまった。それから数ヵ月後、連絡が跡絶えていた可奈子が出ている週刊誌を見かけた。妹を探そうと奈津子は東京に向かう。奈津子はフリーライターの香取と会い、妹はビルという黒人と暮らしていることを知る。香取が案内したが、家は留守だった。二人は待ったが、深夜になっても妹は戻って来ない。奈津子は香取のアパートに泊まり、抱かれてしまう。翌朝、再び可奈子の家に行く。奈津子が窓から家を覗くと、可奈子とビルが全裸で絡んでおり、視線が合うと、妹は見せつけるように激しく求めた。数時間後、対面した奈津子は、妹の愛を知り、一人で帰ることにする。香取に送ってもらう途中、二人はモーテルで再び結ばれる。奈津子は、抱かれながら、五年前に強姦されたことを思い出す。奈津子は複雑な気持ちで、ただ無表情に見つめ返すのだった…。

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