壁の一点を見据えて、母の喘ぎ声を聞いた。次第に大きく、高くなる。母さんが牝になっていく。わたしと同じもので紡がれてゆく。小林チヅル、ミサ、サチコは仲良し女子校生だ。ある日、三人はデパートの屋上で待ち合せた。しかし、ミサは声をかけてきた見知らぬ男とホテルに入っていた。そして、約束の時間を少し遅れてチヅルがデパートに着くと、通行人が頭上を見上げて悲鳴をあげている。サチコが飛び降りてきたのだ。サチコの葬儀も終った数日後、チヅルは机の上に遺書を残して家を出た。チヅルはテレクラで知り合った石川という男と会い、彼のアパートで関係をもった。チヅルは母に電話して遺書を取り消すと、そのまま石川のアパートに居すわったが…。

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