2015年03月22日

2日目

簡素な屋根の下に大鍋のような個人風呂が並んでいる。

例のジジイは・・・いた。案の定だ。
笑えることに入っている場所まで前回と同じだ。習慣とはそういうもんだよな。

どちらからともなく会話が始まる。天気に始まって、仕事や街の話へ。
男の名前はバネドといい、博物館の館員だそうだ。
よく仕事をサボってひとっ風呂浴びに来ているらしい。

 話しながら彼は、体にこびりついた血の塊を根気強く落としている。

・・・どう考えてもカタギじゃないだろ。
こりゃ博物館員というのも眉唾だな・・・。


話は公衆浴場の客の話に移った。

「ローズガーデン家のアンヘラとガブリエラは、従者を引き連れてこの風呂によく来てるよ。
美しいブロンドの髪をくゆらせての沐浴に、この風呂の利用客もずいぶん増えたってウワサだ」

そ、そんなのに釣られる馬鹿がいるんだな、ははは(汗)

「それから最近はあんまり見なくなったが、グレゴリア家のセエラ伯爵夫人には、粗相のないように気をつけなよ。
今日はいないけど、たくさんの従者を引き連れてここに来る」

セエラ伯爵夫人・・・どこかで聞いたような・・・あ、思い出したぞ。
あれは確か1日目の夕方、【奇妙な猫の瞳】亭に戻る時のことだ・・・。


 大通りに出れば、宿屋までそれほどかからない。
 通りを少し歩いたところ、路肩に幌馬車が止まっているのが目に入る。
 車輪のひとつが壊れている・・・立ち往生だろうか。

 馬車のそばには御者とおぼしき男性と、品のある優雅な貴族服の女性の姿がある。
 「もう少しです、セエラ伯爵夫人。ドワーフの修理屋が来るのに、もうそんなに時間は
 かかりません。安心ですよ」
 御者はあまり品がいいとは言いがたい笑いを浮かべながら、しきりに女性に話しかけている。
 鼻の下を伸ばしたような、だらしない顔だ。

 伯爵夫人のほうはというと、少しもイヤな顔をせず、優しく御者に返事をしている。
 その態度も、前の街でさんざん見てきたような、貴族たちの見下すような優しさではない。
 「急に呼び出すなんて、修理屋の方に申し訳ないわ」そんなことを、言っている。
 仕事で呼ばれて気分を害する修理屋など、いないだろうに。

 関わり合いになる気はないので、そのまま脇を通り抜け、宿屋へと戻ってくる。
 その頃にはとっぷり日も暮れ、都市ネグラレーナは、そして【奇妙な猫の瞳】亭は夜を迎える。


「・・・男漁りに来てるってもっぱらの評判だったが、最近見ないのはそれにも飽きたかねえ」
バネドの話が真実なら、清楚な夫人という表の顔と、淫乱な女という裏の顔を持つわけか。
興奮してきたわ(←ぉぃ)

そういえば、武具店の店長のアイアン・スティングが横恋慕しているというのも
確か伯爵夫人って話じゃなかったか。そうか、あの野郎も・・・(←なんだよ)

 冒険記録紙のコネクションにバネドの名前を記入しておくこと。

バネドは仕事に戻るといって先に風呂をあがった。
今夜のミッションに関係あるかどうかはともかく、なかなか興味深い話だった。
俺のアイアンハンマーが鎮まるまで風呂から出られそうにない(←馬鹿)



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【技術点】 12
【体力点】 21
【運点】 8

【素質】 演技型

【金貨】 9→8
【食料】 2

【道具】
 ・剣

【ミッション】
 ・盗掘

【コネクション】
 ・ローズガーデン姉妹(23)
 ・ランカスター司祭(4)
 ・クシャン侍従(19)
 ・疫病(88) 
 ・アイアンハンマー(140)
 ・博物館員バネド(21)



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