2016年12月03日

第77話


 術が効いてくると妖怪はうめき声をあげる。
 とほうもない体重がいまは重荷だ。

 それでもよろよろと君にむかってくるが、君はひょいとよけて奥の扉へむかう。


(´・ω・`)b


扉を抜けて少し先に進むと、通路は螺旋階段に突き当たる。
これを登ると砦の塔の中に入り込める。

登った先は小さな踊り場で、左右に扉がついている。
思い出したが、ここは真ん中の部屋を抜けてきたときと同じ場所だ。
前回はここで左を選択し、宝箱の罠のある部屋を抜けてガンジールート。

あらためて左の扉を選んでガンジーとバンジーする理由は何もないので
ノータイムで右の扉へ。





扉は立て付けが悪かったが、力任せに押すと開くことができた。

部屋の中にはテーブルと椅子、棚、そして獣の頭を台座に取り付けたものが
いくつも壁にかかっている。

床には毛足の長いふかふかの敷物。
それなりにちゃんした部屋で、誰かの住まいのようにも思える。

だしぬけに、壁にかけられた獣の頭のひとつがくるりと振り向いたかと思うと
こちらを見て吠えだした。犬の一種らしいが、大きな声で吠える。


 あきらかに君と、声の届く範囲にいる仲間に警告を発したのだ。


まさかこの床のふかふかの敷物も・・・と俺が思ったのとほぼ同時に
敷物の一部が床から持ち上がって俺の横っ面をひっぱたいた。

ひっぱたかれた勢いで振り返ると、ちょうど椅子のひとつがゆっくりと
長身の男に姿を変えていくところが目に入った。

誰か助けてくれ。



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■ステータス
原技術点(1D+6)  →  9 / 9
原体力点(2D+12) →  16 / 14
原運点(1D+6)   →  12 / 9
原魔法点(2D+6)  →  13 / 13

■術(13)
妖怪うつし 1
千里眼 1
火炎 1
愚者の黄金 1
目くらまし 1
浮遊 2→1
開運 0
技術回復 1
体力増強 1
防御 1
怪力 1
骨抜き 2→1

■道具

革の鎧



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