余りに悪評高く、かなり信用する友人表現者までが「時間の無駄」と言うので、
逆に興味が沸いてしまった映画版『キャシャーン』。
だが!
僕は感動したよ。

普通の日本映画の100倍欠点があり、200倍長所のある映画、僕はそう見た!
日本人の目は欠点に注目しやすいからね。
ホント膨大な欠点に彩られて……こりゃ確かに、評判悪いハズだ。
壮大な未熟作。でも、この「壮大」ってとこが大切だ。
おそらく今日本人に作れる最高の映画であると、僕思う。

原作が「キャシャーン」である必要なし、
という意見に対しても、「ぜんぜん必要あり」だと思う。
原作「キャシャーン」を、監督はサブカルチャーとして捕らえずに、
本気で芯を捕らえて拡大したんだ。

僕はDVD、買う。