WBCで日本代表は見事3大会ぶりの世界一に返り咲きました。
日本のみならず、世界中を熱狂させた侍ジャパンの選手の皆様、スタッフの皆様に、
心からの祝福と感謝を申し上げます。

今回の大会を通して私は、日本のチームプレイとスポーツマンシップに感銘を受けました。
選手一人一人が、チームの中での自分の役回りを理解し、納得して、
献身的に仕事をまっとうしていました。
また、チームメイトを気遣い、時には鼓舞する姿、
相手チームに感謝と敬意を表し、正々堂々と立ち向かっていく姿。

そういった数々の行動の中に「日本的」な精神が溢れていたためです。

それを象徴するように、優勝を勝ち取った直後、侍ジャパンのメンバーは三塁線に整列し、
帽子をとって一礼しました。
応援に駆け付けたファンに感謝を、そして対戦相手のアメリカ代表に敬意を示したのです。

少年野球時代から厳しく指導され、培ってきた礼儀作法を、
世界一の舞台でも忠実に守った姿に、世界中から称賛の声が集まりました。

彼らは14年前、2009年のWBCでイチロー選手の放ったヒットに感動し、
「いつか自分も!」と心に誓った野球少年たちです。
感動を糧にして、憧れの舞台で夢を実現させました。

そして、今大会を熱い思いで見届けた少年たちが後に続くことでしょう。
スポーツを通じて、日本文化の中にある素晴らしい精神性が受け継がれていることに
気付かされた大会でした。

私たちも企業として、ビジネスを通じて関わっていく皆様に対して感動を与え、
長く想いをつないでいけるような活動を心がけていきたいと思っています。

野球日本代表 侍ジャパンの皆様、優勝おめでとうございます。
感動をありがとうございました。

 J1の2023シーズンがスタートしました。
3試合を終えて、サガン鳥栖の戦績は1勝1敗1分。
3月8日現在で10位と、出遅れた感は否めませんが、
まだシーズンは始まったばかり。
ここからの巻き返しに期待しております。

今期のサガンは、体制的には理想の状態でスタートを切れたと思います。
理由は、主力の大半が残留したこと。
各選手が、チームが目指す戦い方や、チームの中でやるべきことを理解した状態で
シーズンをスタートできるためです。

 シーズン中は監督をはじめとするチームの運営側が選手を品定めします。
ところが、オフシーズンでは逆に、選手の方が所属チームを品定めします。

サガンの選手たちは、川井監督の戦術や思想、チームの体制と自分のキャリアについて、
改めてじっくり精査したことでしょう。

その上で、サガン鳥栖という環境に納得したメンバーだけが残留した、と言えます。
これは非常に大きなアドバンテージです。


 ビジネスの世界でも同じことが起こります。
仕事中は経営側が社員の能力を観察し、適材適所の人員配置を模索します。
しかし、オフの時間は逆なのです。

「この会社で働き続けて、将来大丈夫だろうか」
「他の会社に転職した方が、より良いキャリアを構築できるのでは」

私たち経営者は、自社の社員からこのようにシビアな査定を受けるのです。


また同時に、現在他の会社で働いている方たちからは

「この人の会社で働いたらどうなるかな?」

という目線で見られている可能性があります。

だから私は「見え方」を意識するようにしています。
「この人の下で仕事をしたい!」と思っていただけるようなビジョンを持っていること。
それをきちんと言葉にして発信できていること。
一つずつ実現するために行動していること。

これらの条件を満たせば、社員は高いモチベーションを維持し、
優秀な人材が集まり、自ずと強い組織が出来上がるのです。


今シーズンのサガン鳥栖は、この条件を満たしています。
リーグ優勝の夢が実現する日を心待ちにしております。

西村浩彰

九州最大規模の多目的施設「SAGAアリーナ」がついに完成しました。
1月26日には記念式典が催され、佐賀県への引き渡しが無事完了。

来年開かれる国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の
メイン会場の1つとして利用されるほか、
バレーボールV1女子の「久光スプリングス」や、
バスケットボールB2の「佐賀バルーナーズ」のホームアリーナとしても活用されます。

アリーナのオープンは5月13日で、その後、安藤美姫さんなどが出演するアイスショーや、
人気ロックバンド「B’z」のコンサートなどが予定されているそうです。


さらに、この華々しいニュースに呼応するように、
佐賀バルーナーズが快進撃を続けています。

11月からの15連勝を含め、2022年を22勝5敗という好成績で終えましたが、
まだ勢い止まらず、1月28日時点での通算成績は28勝7敗で西地区首位を守っています。

2年連続あと一歩のところでB1昇格を逃していましたが、
今回の本拠地完成の盛り上がりに乗って一気にB1昇格が見えてきました。

昇格が決まるプレーオフはちょうどSAGAアリーナのオープンと同じ5月5日です。
B1昇格を決めたバルーナーズの凱旋を佐賀アリーナで見ることができるかもしれません。
そうなればチームにとっても、SAGAアリーナにとっても、
これ以上ないくらい素晴らしいスタートとなります。

今、佐賀に最高の流れが来ています。
このまたとない好機に、佐賀を大いに盛り上げる一助となれるよう
地元企業の一員として尽力してまいります。

西村 浩彰 

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