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 ショックでした。
 裁判所は、その事実認定において、鍵は「無施錠だった」としているのです。私は何度も訴えてきたはずです。鍵は閉まっていたはずだ、と。
 裁判というものは、真実をあからさまにし、その上で人を裁くものだと信じてきました。それが、このような断定をなされることに、私の全てを否定された気持ちでした。
 娘の名誉はどこへ消えてしまうのだろう・・・・・。
 このままでは、早川にまで中傷された鍵のかけ忘れを、未来永劫、歴史の事実として刻まれることになるのです。杜撰な捜査の結果が、裁判で究明される箏を期待していたのですが、その望みを絶たれたのも同然です。
 もし仮に鍵が開いていたとして、それはなぜそのような事態になったのか、そこまでなぜ検証してくれないのでしょうか。


(大山友之(著)「都子、聞こえますか/オウム坂本一家殺害事件・父親の手記」(新潮社・2000年)248ページ)
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