本当は被災地に行った話にもうちょっと続きがあるのだが、
とりあえず余談がてら。
教科書と現実は違う!なんてよく言いますけど、中国語もやっぱりそう。
以下、教科書の意味と実際のナマミの意味が激しく異なるパターンを列挙。
まあ、中国に住んでいる人にとっては結構当たり前の話かもしれないけど。
(中国語) 「馬上」(マーシャン)
(辞書上の意味) すぐに、間もなく
(実際の意味) 今日中には。
(補足)
「馬上」っていうと、昔の武士が馬の上に乗っかってて 今すぐ駆けつけるぞ!みたいな雰囲気あるけど、中国人が「馬上できる」、「馬上到着する」って言った場合、それは「ようやく取り掛かりましたよ」、「放置はしていませんからね」ぐらいに思っていた方が無難(特に飲食店等)。日本人的には「馬上=すぐ=5~10分ぐらいかな」と思ってしまいそうだが、ここに日中間の深くて埋めがたいミゾが存在する。馬上は「すぐ」ではない!
じゃあ「すぐ」は中国語で何て言うんだ?っていうと、僕の中では「現在(シエンザイ)」ってことになってる。あとは「3分間」とか。中国人は「3分で着く!」って言うときは5~10分、「5分で着く!」って言うときは15分弱、「15分で着く!」は30分ぐらい、「30分で着く!」は1時間前後。という具合に、全部サバを読まなくてはいけない。基本的には、宣言した時間の約2倍。ふべんー。だけど、逆に中国人相手のときは逆手に取って僕が「5分で着くから!」って言って13分後ぐらいに着いたりもする。で、相手はあんまり怒ってない感じで平然としている。
(中国語) 「差不多一様」(チャーブドーイーヤン)
(辞書上の意味) ほとんど同じ
(実際の意味) かなりの違いは見られるものの、機能上は同じと言えば同じ
(補足)
例えば、ぱくりディズニーランドのミッキーと本物のミッキーぐらいの違い。
(中国語) 「一模一様」(イームーイーヤン)
(辞書上の意味) まるっきり同じ
(実際の意味) 遠めで見れば同じだが、よく見ると違う
(補足)
ニセアイフォンと本物のアイフォンぐらいの違い。ぱっと見は同じなのだが、ちょっと使ってみるとタッチパネルの反応速度や本体の色合いなどが微妙に違う。でも店員は「まるっきり同じ」と言い張る。日本人的には、むしろこっちでようやく「差不多一様」なのだが。
(中国語) 「謝謝」
(辞書上の意味) ありがとう
(実際の意味) 大変感謝しております
(補足)
僕の個人的感覚になるのだが、中国人は本当にわざわざ何かしてもらった時だけ「謝謝」を言うような気がする。何かを貸してあげたり、教えてあげたりとか。
日本から来た友達とかと一緒に上海の街を歩いていると、タクシー運転手やら店員やらによく「謝謝!」を発していてちょっと違和感を感じたりもするのだが、まあでもそれは日本人の美しい点なのだから、それはそれでいいんじゃないかと思ったり。
最近論語で「朋友の贈り物はたとえ車馬と言えども祭りの肉にあらざれば、これを拝せず」とかいう言葉があることを知った。祭りの肉=親戚同士でしか食べないすごく特別なモノっていうことらしく、要は、友達同士なら車のような高価なものをもらっても、軽くありがとうぐらいでいいんじゃないか。ってことらしい。
確かに、中国人相手にあまり不用意に「謝謝!」を多用すると、友達なのに水臭い、みたいなことを言ってきたりする。なので、ここぞという時、「本当にありがとう!」みたいなときだけ言う方がいいのかなぁ、とか思ったり。少なくとも「電話ありがとう」みたいのは、どうやら他人行儀に聞こえるらしい。まーでも、感謝の言葉なんだし僕は日本人なんだし、無理して控えることもないのかなと。
とりあえずこんな感じかな。
探せばもっといろいろありそうだけど。