ずっと放置してたけど、また備忘録的に書いてみようかと。
ツイッターやってると、あっちの方が気楽でね。
でもいちいち文字数感覚を意識しなくてもいいってのは書きやすいね。
まあ個人的備忘録の範疇なのだが、数日前に近所の栗まんじゅう屋からいきなり電話がかかってきた。
そんで出てみると「あさってオレの結婚式やるからおいでよ」 と。場所は江西省インタン。
「どんぐらいかかるの」
「近いよ!高速鉄道(動車)なら5時間半!」
…。
遠いよ。
まーでも、田舎の結婚式なんてめったに見られないし。
そもそもこの栗まんじゅう屋の若いニーチャンとは、
店先で軽くくっちゃべった後にちょうど仕事が終わって、
「家行っていい?」とかいうから何かよく分かんないけど「いいよ」って言ったのが縁。
うちの部屋入って「へ~」って感じで見渡して、20~30分くらい雑談して帰って行った。
やっぱこの時家に入れてあげたっていうことで、親交が多少深まったみたいで。
翌日の昼過ぎ、上海からインタンへ向かった。
5時間半はダルかった。3時間乗って、「さーこっから東京大阪間とイコールか~」と。
5時間半って、要するに東京―博多間だよね。
車内ではごく一部の中国マニアの間で有名な「賞味期限半年弁当」を食いました。

いうほどマズくはない。見た目ほどマズくもない。
やっとこ着くと、栗まん屋の男が駅に迎えに来てくれていた。
同級生の別の男も一緒だ。
その日は、栗まん屋の友人が経営しているというホテルで一泊。
ホテルについて、「ちょっとメール送っていい?」と言ってノーパソを取り出し、
カタカタ打ちながら「明日結婚式なんでしょ?」と聞くと、
「ああ、結婚式ね。あれ、、、土曜日。3日後なんだ」とサラリと来た。
キーボードを打つ手が止まったよ。
3日後…。
「1日じゃ短いじゃない。もっとうちの故郷紹介したいし。ゆっくり遊んでいきなよ」とのこと。
実はね、結構このときそこそこ仕事があってね。
3日後かーーーー!
と大変絶句した。
でも、まあ、仕方ない。とりあえず細かいことは明日考えることにして、マーラータンを食べに出かけた。
マーラータンは、栗まん屋の友人がおごってくれた。
その後軽くゲーセンに行ったりした。
ゲーセンはなんというか、極めてウラ寂れたムード。

敷地はバカ広いのに、約7割のマシンが電源ストップ。
節電してるっぽい。
ハコだけムダにでかくて中身激ショボという、中国の万物においてよくあるパターン。
ホテルに戻って3人でテレビの映画を観た。
「孤島惊魂」とかいうタイトルで、ホラー系。
無人島に残った若者数人が、幽霊に殺されつつおびえる、みたいな。
んで、作中やたらと「これはハンセン病患者の霊よ、ハンセン鬼の仕業よ!」みたいな人権ド侵害な
フレーズが頻出し、微笑ましくも寒々しい思いで見ていた。僕はのんびりしているのが落ち着かなくなって、軽くノーパソをカタカタし始めたりした。
テレビを見終えると、同級生の友人はいつの間にか消えた。
「近くに会社の寮がある」とのこと。
翌日。
こっからさらにバスで30分かかるという。
オンボロのバスに乗ってギシギシゆられ、やっとついた。
志光鎮なるド田舎。
とはいえ、そんなに貧困くささはない。
ただひたすら何もなく、ここに生まれたら絶対に都会へ出たくなるだろうなぁ。という感じ。

栗まん屋の実家にいくと、親戚わんさか。
しかしどうして僕を呼んでくれたのかなぁ。とも思ったりした。
上海にいる中国人の知り合いは「そら絶対ご祝儀目当てやわ!」と断言していたが、それなら何も3日前に呼び出すこともないんでは、という気もする。
それとも、身近な友人や同僚だと逆に「アイツを呼ぶからにはアイツも呼ばなきゃ、ってなるとアイツも…」みたな東アジア的村社会の面倒くささみたいのを感じて、敢えて異邦人の僕を選んだのかしら。なんてことも一瞬想像したりした。
でもま、深く考えずに軽いノリで誘ってくれて、それに対して軽いノリで来てしまった、という感じなんだろう。実際は。
村と言うか集落と言う感じで、少しはなれると広大な畑。

その後も僕はネットが必要になってネット喫茶に連れてってもらったりした。(ここでUSBメモリ忘れてきた)。
ホテルにしろネット喫茶にしろ、どこもかしこも栗まん屋の知り合いばかりだった。
なんだか心づよい。
で、3日間いるべきかどうしようか迷ったけど、ちょっとタイトでキケンな気がしてきたので、
やはり一度上海に戻って明日また来るよ!と言った。
まあ、その時は一応本当にそれもアリのつもりだったんだけど。
で、夜行列車で上海帰ってきた。
したら、仕事もあるしまたトータル7時間以上かけていくのが面倒になってしまってね。
行くのはやめてしまった。
ま、結婚式見れなかったのは少々残念だけど、
これはこれで結構面白い旅行だったんじゃないかと思う。
明日っていうから行ってみたら「本当は3日後なんだ」がくーん!っていう展開、なかなかステキだったね。
それで結局挙式前の親戚たちとご飯だけ食べて帰ったという、なんだか不毛な感じがまた、旅情を増すというか。
また栗まんじゅう屋メールでもしてみるようかな。