2014年09月
9月26日金曜日は午前で終わります。
表題にも書きましたとおり,9月26日金曜日は事務所全体がお昼からお休みをいただきます。
メールの相談等には随時お返事させていただきます。
大変ご迷惑をおかけしますが,どうかご勘弁ください<(_ _)>
給費制の是非について述べるものではありません。
司法修習で給料を受け取れなかった元司法修習生が国賠訴訟を提起しました。
「司法修習はブラック企業くらい理不尽」 元司法修習生たちが「対価を払え」と提訴
タイトルでは「対価を支払え」となっていますが,正確には「慰謝料を支払え」なんでしょうね。
財産的な損害を求めている場合にはまたちょっと違ってきますけれども。
司法修習という「制度」をブラック「企業」になぞらえたわけですか。
記者会見では,ちょっとおかしいかな,と思うような主張がされています。
>司法修習を積むには、法律の専門書が必要ですが、高価なのでなかなか買えませんでした。
僕は,司法研修所から配られる「白表紙」と言われるテキストと,司法研修所から配られるレジュメだけで司法修習を終えました。僕以外にも多くの人がそうしています。
司法研修所から配られる資料は極めてすぐれもので,これを使って授業をそこそこ真面目に受けていれば,絶対に修習を終了する力を付けることができます。
ちなみに白表紙は今でも使っています。
>また、第一線で活躍している先輩法曹たちの話を聞く『学びの場』に出かけるための交通費もかさみました。
これは給費制だったころから修習生の自費だったのではないかと思います。
>さらに、東日本大震災が起きて間もないころだったので、(原発事故のあった)福島の状態を見るのも勉強の一環と考えましたが、新幹線代・宿泊代をねん出をするために、食費にもしわ寄せが行きました
福島の状態を見なければ法曹資格が得られない訳ではないので,誰が判断しても明らかに必須の支出ではないですよね。
おやおや,団長はあのお方ですか。
>司法は国民の人権を守るためにある。給費をカットされた原告だけではなく、国民の人権を守るための制度を確立したい
一番何のことかわかりません。先生,こんなカンジのがお好きですね。
繰り返しになりますが,この記事は給費制の是非について書いているのではなく,当事者の主張に関して自分が感じたものを書き連ねただけのものです。
個人的には給費制だけを取り上げて改悪だというより,司法制度改革セット全体で改悪だと思います。
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ロー制度の設計に携わっていた弁護士(実在)
私は旧司法試験に受かって弁護士になったのですが,半年間だけロースクールに通っていたことがあります。
そのロースクールでは,学生は入学年に外部者の講演会の受講を強制されていました。
確か最初の講演会だったと思うのですが,大きな大きな法律事務所の偉ーい先生がされたお話です。
この先生はその大きな大きな法律事務所に入所される前に,大きな財閥のグループ会社の社長をしていたことがあるそうで,また司法制度改革のうち,新司法試験の制度設計のメンバーだったそうです。
実務経験はないということか。。。
当時60歳を少し過ぎたカンジで,白髪交じりでいらっしゃいましたが,色気を表現したような顎鬚を蓄えられていらっしゃいました。
目は何となくニヤニヤ(ドヤドヤ)笑ったカンジの先生でした。
まずしゃべり出し。
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