昨日のニュースで、広島県に本社を置く運送会社が、配達で駐車違反をした運転手の身代わりに、他の社員を出頭させ、処分を受けていた疑いがあるということで、浦和営業所を家宅捜査をしたという報道があった。

違反や身代わり出頭を容認するわけではないが、同じ業界の人間としては、現在の首都圏の交通事情、駐車場、ビルなどの立地、増え続けるネット通販の物量などを考えると、あの大都市での配達は、道交法違反をしないで行うのはとても難しいことだろうと、容易に想像出来る。

駐車違反をしないで配達をするとなると、駐車場に入れるかツーマンで配達して運転手が残るしか方法はない。駐車場に入れるのは、トラックという条件をクリアできる場所があればいいが、首都圏ではほぼ無いだろう。ツーマンの場合もドライバー不足の中、人員確保やコスト増などを考えるとかなり厳しい。

違反を犯してまで物を届けなければならない現状に、もはや企業努力、業界だけの努力では限界が来ているのではないだろうか。緩和措置や時間帯別道路使用など、もっと柔軟な施策がないと、今後は配達出来ない地域が出てくる可能性もあるかもしれない。

北海道ではこのようなことは起こりえない地域環境だと思うが、過疎化が進み、人口が少ないが故に地域の物流がストップしてしまうのではという、逆の意味での危機が迫っている。

様々な物流事情がその地域ごとに問題になってきている。地域に合った業界の取り組み、施策が急務だろう。




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