2月はやはりアっという間に過ぎ去った。当社はこれから春の輸送繁忙期に入る。が、今年は各地域とても雪が多くて配送には難儀しそうな感じだ。道民は皆、雪はもう勘弁してくれと思っていることだろう。

そんな3月の初め。昨日今日と道内は強烈な低気圧の影響で、暴風雪が各地域に猛威を振るっている。当社も昨日から気象情報、道路情報などを基に運行体制を考え、ギリギリまで判断を待ったのだが、昨日の午後6時に本日の地方運行を中止する旨を、各荷主企業様にお伝えした。

この時期、こんな天候になると5年前のある悲しい出来事を思い出す。湧別町で起きた暴風雪の中でお父さんが娘を守り亡くなったことだ。その時は、他の地域でも8人の方が亡くなるという酷い暴風雪だった。

お父さんが娘を迎えに行き、わずかな距離を帰る途中、猛烈な吹雪に軽トラックは立ち往生し、エンジンは止まりこのままだと閉じ込められ危険だと判断したお父さんは、近くの農業用の格納庫へ娘と歩いて非難を試みたが、ドアにはカギが掛かっており入れず、このまま動くと死の危険を感じたのだろう。その建物の陰に身を寄せ、娘が凍え死なないように覆いかぶさり、吹雪が収まるのを待った。しかし残念ながら猛吹雪の中、お父さんはそのまま亡くなり、娘さんは助かったというとても悲しく胸を打つ出来事だった。

他の地域では、ほとんどの方が車の中で雪に埋まり、そのまま排気ガスが車内に入り込み、一酸化中毒で亡くなっていた。

今でも思い出すと、その出来事はとても悲しくて涙が溢れそうになる。自然の猛威に成す術が無い状況は、何とも胸が締め付けられる思いだ。その事故以来、道内の自治体や気象庁などが対策に力を入れだしたのは、犠牲者の上で成り立っていることを決して忘れてはいけない。




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