30℃越えの異常な気温から、いつもの北海道らしい涼しい気温に戻った。暑さに慣れていない北海道人は体がついていけないので、全国で一番暑いのは北海道なんてことはもう勘弁してほしいものだ。

この時季は運動会が開催される地域が多い。社員のお子さんやお孫さんの運動会の話が聞こえてくると、なんだか懐かしい気持ちと楽しかった気持ちが蘇る。当時私は農家で3世代家族だったせいもあり、家族全員でレジャー的なことはほとんどなかった。運動会は私にとって行楽行事だったのかもしれない。

そんな運動会が今変わろうとしているようだ。所謂「時短運動会」。競技を減らしたり、1度にたくさんの人数を競争させたり、校長先生やPTA会長の挨拶も省略するそうだ。そして午前中で全てを終らせて終了し、家族でお昼のお弁当を頂くことはないんだとか。さらには時短どころではなく、廃止論まで聞こえてくる。

背景には、昨今の働き方改革で教職員に対する負担の軽減や、親御さんに対するお弁当作りや場所取りの負担軽減。熱中症の防止などが主な要因だそうだ。

運動会といえば最終種目のクラス対抗リレーが花形だった。朝から赤組白組が競い合い、最後のリレーでみんなのボルテージはマックスとなり、普段勉強があまり得意ではない子どもたちでも、リレーの選手に選ばれ、さらにアンカーともなれば、その子どもたちの個性は、声援と共にグンと発揮される。最後は場内一体となり、勝っても負けても、嬉しさや悔しさ、色んなことが得られたと思う。

時短運動会はいったい誰のための時短なのだろうか。準備や練習があるからこそ成し遂げられることは、時短では無理だ。参加する方も見る方も、それなりの準備や練習の時間が重要で、運動会はそういう機会を与えてくれていたのだと思う。

辛いことや面倒なことに理由をつけて止めたり楽な方へ進んだりする。時短運動会は、そんな姿を子どもたちに見せているような。。。そんな気がする。




2019-5.30