昔、ある方から実印などの印鑑には上下のしるしはないと聞かされ、その理由に、捺印する時、上か下か改めて確認し、一呼吸おいて本当にこの書類に捺印してよいのかを考える為だと言われたことがある。当時はあまり重要な書類に捺印する機会がなかったせいなのか、そうなのか程度にしか思っていなかった。

しかし実際のところ、重要な書類に捺印する際、そんな間際で改めてまだどうするのか考えることはまずない。普通は事前に検討し、答えが出たから捺印するわけなのだからおかしいことになる。

現在、当社の代表印には上側にしるしが付いている。調べてみると、単純にしるしを付けて作るか作らないかはその作り手や売り方にも影響しているようで、しるしは印鑑に傷を付けるからダメとか、いやそんなことはないとか色々あり、要は使う側で決めれば良いようだ。私はしるしが付いている方が良い。実印は上下がとても分かりづらいので捺印の際手間取るのが嫌だからだ。

代表になってすぐの頃、この捺印でとても恥ずかしい思いをしたことがあった。銀行の某重要書類(汗)に代表印を捺印する際、緊張していたにも係わらずそんなそぶりをみせまいと、上下はしるしが付いているので間違いないからしるしを上にして朱肉を付けて、サササっと普通に捺印した。が、な、なんと、書類にはベタッと真っ赤な丸印が!

当社の代表印にはキャップが付いていたのだった。。。

そんなことを重要な書類に捺印する度に、ひとり思い出し笑いを心でしながら、違う意味で捺印する前に印鑑の面の部分を確認しているのだった。。。笑




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