当社の近所に新しい運送事業者が店を構えた。噂では市内の運送会社のドライバーが独立したようだ。5台の青ナンバーの車両が並び、何だか初々しく感じるのと同時に事業承継組の私にとっては、このような起業組の方には単純に凄いなと思う。

というのも、運送業の起業はそう簡単ではない。会社の登記手続きの他に、運送業の許可の申請が必要になる。書類は自分でも出来るが、行政書士に頼むのが無難だろう。そして専門(運行管理者・整備管理者)の資格を持った人と、5台以上の車両、事務所・休憩室、駐車スペースを最初から用意しなくてはならず、申請して開業出来るまでには早くて半年ぐらいは掛かるだろう。

当社は昭和53年創業で、当時は許可制ではなくさらに大変だったと聞いている免許制で、開業までに1年以上掛かったと、現会長の父からは聞いている。さらに窓口は札幌の陸運局で、42年も前のやりとりは、相当苦労したのが容易に想像できる。

運送業を創業するという苦労は分からないが、事業承継する前に個人事務所ではあったが、違うことで創業した経緯があるので、ほんの少しだが苦労というよりも、きっと楽しみや未来に向けた熱い思いみたいなものは分かる気がする。

事業を承継するのも大変なことはもちろんある。創業にはない、守る、繋ぐ、続ける難しさ。小さな会社だが、そんなことを改めて思い、目の前で創業した新しい同業者にエールを送りながら、気持ち新たに頑張ろうと思う。




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