「結局のところ自転車はどこを走ればいいのか」というタイトルの記事が、先日のYahooニュースに載った。私自身もこの事については、いつも危険と矛盾を感じており、興味深く読ませてもらった。曖昧なルールと、それぞれの注意と確認に頼っている状態では、残念ながら事故は起きてしまうだろう。

ルールとして自転車は、基本的に車両扱いなので自動車と同じ車道を走行しなければならない。明らかに速度も装備も違う、免許も要らない自転車が、車道を走らなければならないのは、個人的には無理があると思っている。もちろん自動車側が注意、確認することは重要だが、ほんの一瞬、何かのタイミングなどで見落とした時、その事故になるリスクが高くなることは、何か根本的な解決策が必要なのではないだろうか。

特に我々が運転するトラックの場合、その車両の特性上、自転車や歩行者が死角となる場合が多く、事故になる危険度は高い。さらに一度事故が起きると、一般的にその被害の大きさから、トラックドライバーに対する見方は厳しくなる。絶対に見落としや確認不足は許されないのだ。

ここ数年のデジタル技術の発達は目覚しく、現在発売されている自動車のほとんどに、事故防止装置が搭載されてきた。歩行者感知、ブレーキアシスト、車線逸脱防止、居眠り防止、自動運転など、とても充実した内容になっている。

もちろんトラックにもこれらの装置は付いており、ドライバーにとっては以前より、かなり安全な運転が出来るようになった。さらに先ほどの問題の自転車、そして歩行者との事故が起きやすい、左折巻き込み事故を防止するために、センサーを搭載するメーカーも現れた。

国も、トラックの左折巻き込み事故については問題視しており、来年からの新型車、現行車は2024年から、左折巻き込み防止装置の搭載を義務化しており、今後、自転車、歩行者の左折による巻き込み事故は減少すると思われる。

だがこれで全てがクリアになるわけではない。自転車と自動車が一緒に車道を走るには、お互いの安全への理解と意識の向上が不可欠だ。そこはデジタルではない、人間のアナログ的な感覚も必要だろう。それぞれの充実を図り、事故防止に努めたいと思う。




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